「bitFlyerのクレジットカードは使うとビットコインがもらえるらしいけど、どのくらい貯まるのかなあ。評判が悪いかどうかも知りたい」と悩む方も多いでしょう。
bitFlyerのクレジットカードは通常版でも購入額の0.5%が付与されるお得なクレジットカードです。わざわざ自分で投資資金を出さなくても買い物をするだけでビットコイン投資ができます。
- bitFlyer クレカは一般的なクレジットカードと基本的な仕組みは同じで、ポイントの代わりに還元率0.5~1.0%のビットコインが貯まる
- bitFkyerクレカの評判
- 仮想通貨取引所のカード決済でお得にポイントを獲得したかった方は、代わりにbitFlyer クレカをショッピングに利用してビットコインを稼ごう
- 貯まったビットコインはbitFlyerで売却できる
bitFlyerのクレジットカードはビットコイン投資をしたいけど資金を出すのに余裕がないという方にぴったりです。
本記事では評判も解説していくので、作成するかどうかの判断基準にしてください。
仮想通貨はクレジットカードで購入できない
仮想通貨を購入するには仮想通貨取引所を経由しますが、残念ながら国内の仮想通貨取引所ではクレジットカード決済には対応していません。
コインチェックは2018年3月からクレジットカード決済が禁止
国内の大手取引所であるコインチェックでは、もともとクレジットカードで仮想通貨を購入することができました。
しかし、2018年3月よりクレジットカード決済が利用不可となっています。
JCBカードや三井住友カードなど大手クレジットカード会社が、仮想通貨購入のカード利用を禁止したためです。
そのため、コインチェックへの入金はコンビニ入金か銀行振込のみになります。
bitFlyerはもともとクレカ対応していたが禁止に
コインチェックと同様、もともとクレジットカード決済に対応していたbitFlyer(ビットフライヤー)もカードによる仮想通貨の購入ができなくなりました。
現在はコンビニ入金や銀行振込での入金ができます。
bitFlyerは仮想通貨が貯まるクレジットカードを提供
2021年12月1日、仮想通貨取引所を運営する株式会社bitFlyerは、日本で初となる仮想通貨が貯まるクレジットカード「bitFlyer クレカ」の提供を開始しました。
暗号資産取引所のbitFlyerは、アプラスと共同で12月1日、利用に応じてビットコインがたまるクレジットカード「bitFlyer クレカ」の提供を始めた。ビットコインがたまるクレカは国内初という。Mastercardブランドのスタンダードカード「bitFlyer Credit Card」(年会費無料)と、プラチナカード「bitFlyer Platinum Card」(年会費1万6500円)の2種類を発行。
使い方は一般的なクレジットカードと同じで、提携ブランドであるMastercardの表記がある店舗であればショッピングや公共料金の支払いなどに利用できます。
一般的なクレジットカードは利用する度にポイントが貯まりますが、bitFlyer クレカは利用金額に応じてポイントの代わりにビットコインを受け取れます。
受け取ったビットコインは仮想通貨取引所bitFlyerの自分の口座に蓄積される仕組みです。
そのため、bitFlyerのクレジットカードを利用するには、あわせてbitFlyerの口座開設も必要になります。
bitFlyer クレカの特徴
カード名称 | bitFlyer Credit Card | bitFlyer Platinum Card |
---|---|---|
種類 | スタンダードカード | プラチナカード |
国際ブランド | Mastercard | Mastercard |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
初年度の年会費 | 無料 | 無料 |
2年目以降の年会費 | 無料 | 16,500円(税込) ※カードショッピング年間150万円以上(税込)利用すると次年度の年会費が無料 |
付帯サービス | カード盗難紛失補償 | カード盗難紛失補償 旅行傷害保険 ショッピングガーディアン保険 空港ラウンジサービス Mastercard Taste of Premium |
電子決済 | Apple Pay QUICPay |
Apple Pay QUICPay |
bitFlyer Platinum Cardを使って1ヶ月に10万円分の買い物をした場合、その月末までに1,000円分(10万円×1.0%)のビットコインがbitFlyerの口座に入金されます。
「スタンダード」と「プラチナ」が選べる
bitFlyer クレカは、スタンダードカードの「bitFlyer Credit Card」と、プラチナカードの「bitFlyer Platinum Card」の2種類が用意されています。
スタンダードカードは年会費が永年無料で、お試し感覚でクレジットカードを使いたい人におすすめです。
ただ、スタンダードカードだと一ヶ月に10万円分の買い物をしても溜まるビットコインは500円分と、少し割に合わない金額になります。
プラチナカードであれば2年目から1万6,500円(税込)の年会費が必要ですが、スタンダードカードの倍となる1.0%の還元率や充実した付帯サービスに特徴があります。
プラチナカードは充実した旅行傷害保険が用意されている
プラチナカードの「bitFlyer Platinum Card」の場合、充実した旅行傷害保険が付帯しています。
海外旅行傷害保険の内容は以下の通りです。
対象 | 補償金額 |
---|---|
傷害による死亡・後遺障害 | 最高1億円 (カード会員の家族は最高 1,000万円) |
傷害による治療費用 | 200万円限度 |
疾病による治療費用 | 200万円限度 |
携行品の損害 (1事故免責3,000円) |
1旅行100万円限度 保険期間中100万円限度 |
賠償責任 | 最高1億円 |
救援者費用 | 500万円限度 |
国内旅行傷害保険の内容は以下の通りです。
対象 | 補償金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 ①公共交通乗用具搭乗中の傷害事故 ②旅館ホテル宿泊中の火災、爆発による傷害事故 ③宿泊を伴う募集型企画旅行参加中の傷害事故 |
最高1億円 |
上記①~③による入院 | 1日あたり5,000円 |
上記①~③による通院 | 1日あたり3,000円 |
bitFlyerの口座を持つ20歳以上の方が入会できる
bitFlyer クレカに申し込むには、仮想通貨取引所bitFlyerの口座を持ち、なおかつ20歳以上という条件を満たす必要があります。
bitFlyerは20歳以上の方からしか口座開設できないので注意しましょう。
また、一般的なクレジットカードと同様、入会時には審査が行われます。
bitFlyerクレジットカードのメリット4選
bitFlyer クレカのメリットは以下の通りです。
- 資金を使わずにビットコイン投資を始められる
- ビットコインの資産価値が上昇すればクレカを使わずにビットコインが増える
- スタンダードカードは年会費が無料で使いやすい
- ポイントのように有効期限を気にする必要がない
1つずつ解説していきます。
資金を使わずにビットコイン投資を始められる
bitFlyer クレカで貯まったビットコインは、仮想通貨取引所bitFlyerを活用して投資や資産運用に回すことができます。
- セキュリティが強固で安全に仮想通貨の取引ができる
- 最大2倍までレバレッジをかけることができる
- 電話によるカスタマーサポートに対応している
- 手数料はそこまで安くない
bitFlyer クレカによって獲得したビットコインはbitFlyerの口座に保有されているため、わざわざ日本円を入金して仮想通貨を購入する必要がありません。
bitFlyerの口座でビットコインを保有しているだけであれば、手数料や税金は発生しません。
ビットコイン価格が上昇すればクレカを使わなくてもビットコインが増える
bitFlyer クレカで受け取れるビットコインと一般的なクレジットカードで受け取れるポイントの大きな違いは、時間経過によって資産価値が変動するか否かです。
価値が低いタイミングでビットコインを獲得できれば値上がりによって資産価値が上昇する可能性を秘めています。
ビットコインは4年に1度半減期と呼ばれるビットコインの価格が上昇しやすくなる時期が訪れるので、その時期に売却するとよいでしょう。
スタンダードカードは年会費が無料
スタンダードカードの「bitFlyer Credit Card」の年会費は永年無料です。
どれだけカードを利用しても費用がかからず、初めてクレジットカードを利用する人でも使いやすいメリットがあります。
ただ、還元率が0.5%なのでビットコインはそこまでもらえないです。
ポイントではないので有効期限がない
一般的なクレジットカードの場合、獲得するポイントに有効期限が設定されている場合がほとんどです。
楽天ポイントの利用期限があるのを知らずに放置して有効期限が切れてしまった経験がある方も多いでしょう。
一方、bitFlyer クレカで受け取るビットコインには有効期限がなく、永続的に仮想通貨を保有しておけます。
ただし、ここで注意したいのが受け取ったビットコインの保管場所です。
bitFlyerはセキュリティに定評のある仮想通貨取引所ですが、悪意のある第三者にハッキングされるリスクがないとは言い切れません。
そのため、安全に仮想通貨を保管するには、自分のコールドウォレットなどに資金を移すといった対策を行うと良いでしょう。
bitFlyerクレジットカードのデメリット3選
bitFlyer クレカのデメリットは以下の通りです。
- セキュリティが強固で安全に仮想通貨の取引ができる
- 最大2倍までレバレッジをかけることができる
- 電話によるカスタマーサポートに対応している
デメリットについて詳しく解説していきます。
還元率はかなり低い
bitFlyer クレカの還元率は、スタンダードカードで0.5%、プラチナカードは1.0%に設定されています。
先ほども解説したように、スタンダードカードでは10万円分買い物しても500円分しか溜まりません。
年会費が無料の主要なクレジットカードとbitFlyer クレカを比べてみると、以下のような差があります。
クレジットカード | ポイント還元率 | 年会費 |
---|---|---|
bitFlyer クレカ (bitFlyer Credit Card) |
0.5% | 無料 |
楽天カード | 1.0% | 無料 |
JCB CARD W | 1.0% | 無料 |
リクルートカード | 1.2% | 無料 |
最近では、クレジットカードで獲得したポイントを現金化する手段も増えてきました。
そのため、高還元率のカードのポイントを現金に交換し、仮想通貨取引所で普通にビットコインを買うほうがbitFlyer クレカを使うよりもお得になるケースもあります。
プラチナカードは年会費が16,000円かかるので、買い物をあまりしない人にはおすすめできません。
対応ブランドがMastercardのみ
bitFlyer クレカの国際ブランドは、Mastercardの1種類のみです。
最近では日本でもMastercardに対応する店舗が増えてきたものの、世界ナンバーワンのVISAに比べると店舗数は見劣りします。
利用している地域によってはMastercard対応の店舗が少なく、使いづらさを感じる可能性があります。
スタンダードカードの付帯サービスが少ない
bitFlyerクレジットカードのスタンダードカードに限っては、付帯サービスが見劣りします。
最近では、年会費無料のクレジットカードでも充実した付帯サービスを提供するところも多いなか、bitFlyerクレジットカードのスタンダードカードはカード盗難紛失補償のみです。
旅行傷害保険や空港ラウンジなど付帯サービスが充実しているbitFlyer クレカのプラチナカードを検討してみるのもアリです。
bitFlyer クレカの評判・口コミはぶっちゃけいいの?
次に、bitFlyer クレカの評判や口コミを良い面・悪い面の両方を解説します。
良い評判・口コミは話題性の高さ
新生銀行グループのアプラスとbitFlyerがクレカ発行、ポイント還元はビットコで。となると食いつく人は多いかも。今話題の新生銀行のグループ、ねぇ。
ネット上の口コミでは、「bitFlyer クレカ誕生」というニュースが公表された時点から大きな注目が集まっていました。
bitFlyerクレカ 申込開始3日で1万申込突破みたいです。注目度高いですね(*^-^*)普段使いのクレジットカードでビットコイン貰えるなら良いと考える人が多いのかもですね。
話題性の高さもあり、申し込み開始からわずか3日で1万件の申請が行われています。
bitFlyerのクレジットカードで毎月ビットコインの定期購入出来るのかな?
コツコツとビットコインが貯まっていくbitFlyer クレカは、ビットコインを定期購入あるいは積立投資するようなものです。
日本発のビットコインが貯まるクレジットカードなので話題性が高く、機能面があまり問題視されないまま作成した方も多いでしょう。
悪い評判・口コミは還元率の低さ
ビットコインが還元されるbitFlyerクレカ(還元率0.5%)が出るらしいですけど、よくよく考えたらリクルートカード(1.2%還元)でPontaポイント貯めて、そのPontaでStockPoint for MUFGでビットコインにポイント投資する方が効率的な気がする
bitflyerのクレカよりも楽天カード、楽天pay、楽天ポイントカードでポイントをBitcoinに変えた方がお得だな
やはりbitFlyerのクレジットカードの還元率に対して低いと考える方が一定数見られました。
確かに高還元率のクレジットカードでポイントを獲得し、それを現金に換えてビットコインを購入するほうがお得です。
仮想通貨とクレジットカードに関してよくある質問
仮想通貨とクレジットカードに関するよくある質問をご紹介します。
なぜ仮想通貨をクレジットカードで購入できないの?
クレジットカードでは、基本的に換金性が高い金券や有価証券の購入ができないように条件が指定されているためです。
特に仮想通貨の場合は日々の値動きが大きく、トレンドがマイナス方向に振れていると多額の損失が発生する可能性があります。
また、反対に相場が好調なときは多額の利益を得るチャンスが生まれるため、「借金をしてでも買う」といったギャンブルに近い行為が増えていることも要因の一つです。
実際、仮想通貨で借金をした人は過去に多く取り上げられているので、クレジットカード会社としてもメリットがないのです。
海外でクレジットカードで仮想通貨を購入できる取引所はありますか?
BinanceやBybitなどの海外取引所では、クレジットカード決済に対応しています。
ただ、クレジットカードでも種類が限られており、例えばBybitは楽天カードに対応していません。取引所の対応しているカードを事前に確認しておきましょう。
また、海外の仮想通貨取引所はハッキングや破綻といったトラブルが何かと多いこともあるため、利用は自己責任になります。
利用する場合は、新しくできた取引所ではなく、BinanceやBybitなどすでに実績のある取引所がおすすめです。
bitFlyerのクレジットカードの必要性は人による
今回は、「クレジットカードで仮想通貨を購入できるのか」というテーマをお伝えしました。
- 国内の仮想通貨取引所では、クレジットカードで仮想通貨を購入できない
- bitFlyer クレカは、ショッピングなどでカードを使うと0.5~1.0%のビットコインが受け取れる
- 受け取ったビットコインは取引所bitFlyerの口座に入金され、投資や資産運用に活用できる
- ただし還元率は低い
bitFlyer クレカをショッピングなどで利用すると、利用金額の0.5~1.0%分のビットコインが還元されます。
しかし、還元率だけを見るとあまりビットコインを得られず、よほど資金のない人以外はあまり利用する旨味はないといえるでしょう。
できるだけビットコインに資金をかけずに投資を始めたい方には、買い物でコツコツ溜めれるのでおすすめです。
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