「アメリカにCoinbeseという取引所があるけど、どんな特徴があるんだろう?口座開設すべきなのか、評判などを教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Coinbeseは機関投資家を始めとした大口投資家の利用度が高く、口座数は6800万件、アクティブユーザー数は610万人と人気の取引所です。
本記事では、コインベースの評判・口コミなどについて解説していきます。
- Coinbeseはアメリカ・サンフランシスコで設立された米国最大の仮想通貨取引所
- 仮想通貨取引所として初めてアメリカNASDAQ市場に上場
- Coinbeseはセキュリティーの高さに定評がある
- 銘柄数の少なさや手数料の高さがデメリット
- 仮想通貨を始めるならアプリダウンロード数No.1のコインチェックがおすすめ
Coinbeseはセキュリティの高さやアプリの使いやすさに定評がある仮想通貨取引所です。
ただ日本国内ではサービスを開始したばかりということもあり、いくつかデメリットがあるので、すべて解説していきます。
コインベースってどんな取引所?
まずは、コインベースの基本情報をご紹介します。
取扱銘柄数 | 5銘柄 |
取引手数料 | 1.99% |
レバレッジ | – |
最低取引単位 | 0.00000001 BTC ※ビットコインの場合 |
詳細 | 公式サイト |
「コインベース」は、2012年にアメリカ・サンフランシスコで設立された米国最大の仮想通貨取引所です。
現在世界100カ国以上でサービスを展開しており、コインベースグループで取引された暗号資産の金額は16.4兆円を超えています。
そして、2021年8月19日より日本向けの取引サービスも開始しました。
現在コインベースで購入できる銘柄は以下の5種類です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ステラルーメン(XLM)
コインベースを利用するメリット4選
コインベースのメリットは以下の5つです。
- 米国ナスダック市場への上場
- 世界に誇るセキュリティ
- 圧倒的な利用者数
- 使いやすいアプリの提供
1つずつ解説していきます。
米国ナスダック市場への上場しているため安全性がある
コインベースを提供する「Coinbase Global」は、2021年4月に仮想通貨取引所として初めて米国ナスダック市場に上場しました。
NASDAQへ上場できる銘柄は多くないので、コインベースの上場をきっかけに、仮想通貨取引に対してポジティブな見方が広がっています。
NASDAQに上場したことで株式評価額が一時1000億ドルに達したことでも話題となりました。
過去ハッキング経験がない世界最高水準のセキュリティ
コインベースは創業以来一度もハッキングされた実績がなく、世界最高レベルのセキュリティーを実現しています。
コインベースが行っている具体的なセキュリティー対策は、以下の通りです。
- すべての口座での二段階認証
- カスタマー資金の98%はオフラインで保管
- システムを24時間体制で監視
- 米連邦預金保険公社(FDIC)の保険で保護
このようにセキュリティ対策をしっかり行っているため、安心して取引ができます。
仮想通貨取引所はハッキングが付き物で、日本でもCoincheckやマウントゴックスなどが過去にハッキングに遭っています。
過去ハッキングに遭ったことのない取引所は規模が大きいところだと珍しく、安全性は高いでしょう。
利用者数が6,800万人超
コインベースの利用者は、全世界で約6,800万人を超えています。しかも、Coinbeseの利用者は機関投資家グループが約12人から150人規模へと拡大しています。
参考:https://www.coindeskjapan.com/138544/
このようにコインベースは世界最大規模の仮想通貨取引所なので、膨大なデータ量と顧客特性などを活かしたアプリの開発などができるのもメリットです。
使いやすいアプリ
コインベースのアプリは、初心者の方でもわかりやすく使いやすいと評判です。
アプリを起動してからわずか数タップで仮想通貨の購入が完了します。
初心者から玄人までストレスなく利用できるでしょう。
コインベースのデメリット4選
コインベースのデメリットは、以下の通りです。
- 手数料が高い
- 取扱銘柄数が少ない
- レバレッジ取引ができない
- サポート対応の評判が悪い
1つずつ解説していきます。
手数料が他の取引所より高い
コインベースは、他の国内取引所に比べて手数料が高いと言われています。
大手国内取引所との手数料を比較しました。
Coincheck | 無料 |
DMM bitcoin | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
Coinbese | 1.99% |
無料に設定している取引所が多い中、コインベースは銘柄に関わらず一律で約1.99%の手数料がかかります。
取扱銘柄数が5種類と少ない
コインベースは、現時点での取扱銘柄数が非常に少ないです。
国内取引所と取引銘柄数を比較しました。
Coincheck | 17種類 |
DMM bitcoin | 12種類 |
GMOコイン | 19種類 |
Coinbese | 5種類 |
米国コインベースの取扱銘柄数は83種類と豊富ですが、日本版では5種類しか取り扱っていません。
サービスを開始して間もないので仕方ないことではありますが、手数料が高く自分の目当ての銘柄を取引できないなら利用する旨味はあまりないです。
レバレッジ取引ができない
2020年11月に、コインベースはレバレッジ取引を停止すると発表しました。
そのため、コインベースで大きな利益を狙っている方は利益を出しにくくなっています。
もし少額から利益を狙いにいきたい方は、BybitやBinanceなど、ほぼすべての銘柄でレバレッジ取引が行える大規模な取引所を利用すると良いでしょう。
サポート対応の評判が悪い
コインベースは、他の取引所に比べてサポート対応の評判が悪いと言われています。
サポートデスクの人員が不足しているのか、「アクセスできない」「対応してもらえない」との不満が顧客から挙がっているようです。
初めて仮想通貨取引を行う方にとってサポート対応は非常に大切なポイントなので、他の取引所を利用した方が良いと考える人も多いでしょう。
コインベースの評判・口コミを公開
コインベースに関する評判・口コミをご紹介します。
良い口コミと悪い口コミどちらもご紹介するので、参考にしてみてください。
良い評判・口コミ
まずはコインベースの良い評判・口コミをご紹介します。
コインベース1時間たたずに開設できた
コインベースは、スマホだけで簡単に口座開設が完了します。また、口座開設までのスピードが1時間以内で終わる取引所はなかなかありません。
スピーディに取引が始められるので、すぐにでも仮想通貨取引を始めたい方には使いやすいでしょう。
Coinbaseのサービスインの件、三菱UFJ銀行の口座を持つユーザーはインターネットバンキングを通じて入出金が行なえるそうです。 流石のスピード感あるサービスインもですが、それ以上に、本件はクリプト界にとって極めて重要なニュースかと思います。
日本向けコインベースは「三菱UFJ銀行」を決済パートナーとして迎えており、インターネットバンキングを通じてクイック入金が利用できます。
クイック入金の手数料も無料なので、お得に取引ができます。
悪い評判・口コミ
続いてコインベースの悪い評判・口コミをご紹介します。
コインベース、少量だけ買うと手数料割高になるのか
コインベースは他の仮想通貨取引所に比べて手数料が少々高めに設定されており、1,000円以下の取引の場合、99円の手数料がかかります。
少額取引だと手数料が割高になってしまうので注意しましょう。
コインベースで買える銘柄少なすぎん?
そして、やはり取扱銘柄5種類しかないデメリットもユーザーにとって不便に感じられています。
他の大手国内取引所であれば15種類時用取り扱っているところが多いので、そちらを利用するのがおすすめです。
コインベースを使うべき人
コインベースが使うべき人は、「仮想通貨取引に慣れている人」です。
その理由を解説します。
仮想通貨の取引に慣れている人
仮想通貨の取引に慣れている方は、コインベースを問題なく使いこなせるでしょう。
コインベースは世界的な仮想通貨取引所であり、セキュリティ対策は万全です。
基本的な取引機能はすべて揃っており、安定して取引したい投資家にとっては魅力的な取引所だと言えます。
また、Coinbeseは「Coinbese Earn」というサービスをリリースしていて、ビデオを視聴してそれぞれの暗号資産に関するクイズに答えると無料でその通貨を獲得できます。
すでに取引に慣れていて知識が溜まっているにはお得に仮想通貨を手に入れるチャンスです。
コインベースが使うべきでない人
コインベースがおすすめではない人は、以下のとおりです。
- 仮想通貨の取引に慣れていない人
- コストを抑えたい人
- 日本の取引所を利用したい人
それでは一つずつ解説していきます。
仮想通貨の取引に慣れていない人
コインベースはサポート対応の評判があまり良くないので、仮想通貨の取引に慣れていない人には向いていないかもしれません。
また通貨の説明などがわかりにくいので、初心者の方だと使いにくいと感じてしまうでしょう。
初心者の方はCoincheckなど日本の使いやすい設計がされている取引所がおすすめです。
手数料を抑えたい人
コインベースは、他の取引所と比べて取引手数料が安いとは言えません。
日本国内の仮想通貨取引所の中には「コインチェック」のように取引手数料が無料のところもありますが、コインベースは1.99%の手数料がかかってしまいます。
少しでもコストを抑えたい方にはおすすめできません。
日本の取引所を利用したい人
コインベースは、日本の取引所を利用したい人にもおすすめができません。
コインベースは日本向けのサービスを開始して日が浅いため、まだまだ未対応の銘柄やサービスがあります。
また日本国内の取引所には、取扱銘柄が豊富なコインチェックや、レバレッジ取引ができるDMMBitcoinなど魅力的な取引所が多いです。
コインベースはそれらの取引所に比べてあまりメリットがなく、デメリットの方が多いでしょう。
コインベースの取引ツールは2つ
コインベースには、以下の取引ツールもあるのでご紹介していきます。
- 仲介サービス
- coinbase pro
1つずつ解説していきます。
仲介サービス
仲介サービスは、ユーザー同士の仮想通貨の売買を仲介するツールです。
米国コインベースの仲介サービスには機関投資家やデイトレーダーが参加しています。
日本向けのコインベースではまだ仲介サービスは提供していませんが、今後個人と機関投資家の双方の仲介を検討しているそうです。
coinbase pro
「Coinbase Pro」は、コインベースが提供するプロ向け取引プラットフォームです。
Coinbase Proは指値注文などの注文ができ、高度なチャート分析もできるため、中〜上級者に最適です。
初心者向けの通常のコインベースと比べて手数料が安いというメリットがあります。
コインベースの口座開設方法3ステップ
ここでは、コインベースの口座開設方法をご紹介します。
- 公式ページからメールアドレス認証
- 電話番号と個人情報の認証
- 本人確認書類の提出
1つずつ解説していきます。
公式ページからメールアドレス認証
まずは、公式ページからメールアドレス認証を行います。
コインベースの公式ページに行き、「口座開設」をボタンをクリックします。
口座開設画面に移動したら、「氏名」「メールアドレス」「パスワード」を入力します。
コインベースから登録のメールアドレス宛にメールが届くので、メール内の「メールアドレスの認証」を選択してください。
これでメールアドレスの認証は完了です。
電話番号と個人情報の認証
続いて、電話番号と個人情報の認証を行います。
携帯電話番号を入力すると、コインベースから7桁のコードが送られてきます。
「認証コードを入力」画面で認証コードを入力してください。
次に「本人確認書類に記載されている氏名」「生年月日」「住所」と、以下の「投資に関する情報」を入力してください。
- コインベースの利用目的
- 主な資金源
- 就業状況
- 投資可能な資産額
- 暗号資産の取引経験
本人確認書類の提出
最後に本人確認書類の提出を行います。
「Liquidによる本人確認」画面で「続ける」を選択すると、コインベースが提携する株式会社Liquidのページに自動的に移動します。
スマートフォンのカメラへのアクセスを確認する画面が表示されたら、本人確認書類の撮影を開始してください。
※現在コインベースでは「日本国政府が発行した自動車運転免許証」しか利用できず、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類は利用できないので注意しましょう。
以上で申請手順は完了です。
コインベースに関するQ&A
コインベースに関するQ&Aをご紹介します。
- コインベースで稼いだ利益に税金はかかるの?
- コインベースの取扱銘柄は今後増える?
1つずつ解説していきます。
コインベースで稼ぐと税金はかかる?
コインベースで稼いだ利益はもちろん税金がかかります。
仮想通貨(暗号資産)の売買で得た利益は所得税の課税対象となっており、20万円を超える利益が出た場合は確定申告が必要です。
確定申告を怠ると延滞税や無申告加算税を課せられるので注意しましょう。
コインベースの取扱銘柄は今後増える?
コインベースが日本向けに提供している仮想通貨は5銘柄となっていますが、対応銘柄は今後追加されていく予定です。
現時点で希望する銘柄がコインベースにない場合は、取扱銘柄が豊富な「コインチェック」や「GMOコイン」を利用してみてください。
コインベースの評判・口コミまとめ
今回は、コインベースの評判・口コミについてまとめていきました。コインベースはユーザー数やセキュリティ対策には世界最大規模の特徴がありますが、日本人向けにはあまりメリットを感じられない取引所です。
- コインベースは、アメリカ・サンフランシスコで設立された世界的な仮想通貨取引所
- セキュリティーの高さは世界でもトップクラス
- コインベースは取扱銘柄の少なさと手数料の高さなどがデメリット
コインベースの日本向けサービスは2021年8月に開始されたばかりということもあり、他の国内取引所と比べるとメリットが少ないのが現状です。
また、本人確認書類として提出できるのが運転免許証しかなく、免許を持っていない人は口座開設できません。
そのため、本人確認書類の種類が多いCoincheckやbitbankなど、国内取引所の規模の大きい取引所を利用した方が仮想通貨投資が始めやすいです。
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