仮想通貨QASHとは?将来性やFTXとの関係性を解説

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「仮想通貨のQASHに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性も教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。

QASHはLiquid by FTXを運営するFTX Japanが発行元の仮想通貨です。

QASHは金融サービスにおけるビットコインを目指しており、送金や決済などに使われることを目的としています。

本記事ではそんなQASHについて、将来性や注意点などを紹介します。

本記事の内容
  • QASHはLiquid by FTXを運営するFTX Japanが発行している仮想通貨
  • ICO時に高騰している仮想通貨で、将来性がかなり期待されている
  • Liquidプラットフォームの開発が進んでいけば、今後さまざまな場面で活躍する可能性がある
  • QASHを購入する際には、国内取引所のLiquid by FTXの利用が必要
  • 発行上限が決められているため価格が上昇しやすい

仮想通貨QASHとは?

仮想通貨名 キャッシュ
ティッカーシンボル QASH
現在の価格時価総額(2022年7月時点) 2,043,236,500.05円
時価総額ランキング(2022年7月時点) 642位
購入できる主な取引所(2022年7月時点) ・Liquid by FTX
・Gate.io
・Huobi Global
公式サイト https://www.liquid.com/

QASHはLiquid by FTXを運営するFTX Japanが発行している仮想通貨です。

2017年11月にICOによる資金調達によって、約120億円を集めた仮想通貨としても知られています。

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金融庁が発表している2018年の資料によると、ICOの資金調達ランキングにおいて14位を記録しているのがQASHです。

QASHはFTX Japanが運営する取引所のトークンであり、取引所トークンにはBinanceが発行するBNBやFTXが発行するFTTなどがあります。

どちらも価格が上昇しているため、QASHもある程度は将来性に期待できる仮想通貨と言えるでしょう。

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QASHの特徴3選

QASHは取引所トークンとして3つの特徴があります。 

    • Liquid by FTXを運営するFTX Japanが発行元のトークン
    • 上場後に高騰した仮想通貨
    • ERC-20に準拠したトークン

FTX Japan発行の取引所トークン

QASHはFTX Japanが発行している仮想通貨です。

FTX Japanは2017年に金融庁より「暗号資産交換事業者」として第一号登録を受けて、Liquid by FTXの運営をおこなっています。

元々はLiquid by Quoineという名前で運営をしていましたが、海外大手取引所の「FTX」に注目され、結果的に2022年にはFTXの子会社として「FTX Japan」に社名を変更しました。

FTXは世界最大規模の取引所としてBinanceと競り合っている取引所なので、信頼性や期待は十分にあります。

ICOで120億円を集めた仮想通貨

QASHはICOによってローンチされた仮想通貨です。

当時の仮想通貨プロジェクトはICOによる資金調達が主流で、2014年におこなわれたイーサリアム(ETH)のICOを皮切りにさまざまなプロジェクトが設立されました。

ICOの主な事例は以下の通りです。

ICOの事例 概要
The DAO ・イーサリアムのプラットフォーム上で、非中央集権的な手法で投資対象を選定
・システムの脆弱性によりプロジェクトは頓挫
EOS ・分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォーム
・42億米ドルもの資金を調達し、当時話題になる
Telegram ・全世界で2億人以上が利用するチャットサービスが発行する仮想通貨
・米証券法に違反しているとして、プロジェクトは頓挫

以上の他にもさまざまな仮想通貨がICOによって誕生しました。

ICOは資金調達こそできるものの、その後のプロジェクトはうまく進まないものも多く、中には資金だけ集めて逃げてしまう詐欺目的の仮想通貨もあります。

対してQASHは現在もプロジェクトが進展しているため、安全性の高い通貨です。

ERC-20規格のトークン

QASHはイーサリアム上のERC-20に準拠したトークンです。

イーサリアムチェーンに対応した仮想通貨であるため、イーサリアム上でアプリ開発などをおこなえます。

QASHの価格はどんな感じ?

QASHの価格動向を短期的な目線と長期的な目線でまとめました。

今後の価格動向を予想する際の参考になるかもしれないので、ぜひ確認してみてください。

最新価格

QASH

2022年に入ってからはほぼ大きな価格変動がなく、上半期は仮想通貨市場の停滞の影響もあり価格は上昇していません。

FTX Japanから何かプロジェクトの進展が見られれば、短期的に価格は上昇するでしょう。

直近1年間の価格

QASH

2022年4月4日に0.08ドル付近から0.12ドル程度まで価格を上昇させました。

わずか1日だけで50%もの価格上昇を見せた裏には、QASHのアップデート情報が関係しています。

同時点で発表されたQASHのアップデート情報を簡単にまとめると以下の通りです。

    • QASHをFTTに交換した際に、FTTの獲得量が増えるプランを用意
    • Liquid chainの今後

QASHの将来性はある?

QASHの将来性を予想するためには以下の項目が重要です。 

    • Liquidの発展
    • 開発状況の進捗が確認できる
1つずつ解説していきます。

Liquidの発展

QASHはLiquidプラットフォームで利用できる仮想通貨です。

そのため、需要が増えていくためにはLiquidプラットフォームの開発が進んで、さまざまなサービスを提供しなければいけません。

ただし、実際にLiquidプラットフォームの開発状況は逐一報告されているので、今後も開発が進んでいけば需要も増えていくでしょう。

今後Liquidプラットフォームでリリースが予定されているサービスは以下の通りです。

Liquidプラットフォームでリリース予定のサービス 概要
Liquid Black(リキッド・ブラック) ・Liquid利用者の上位口座
・さまざまな恩恵や特典が利用できる
Liquid Mobile App(リキッド・モバイルアプリ) 取引所の機能を備えたモバイルアプリ

QASHはジブラルタル証券やULSグループ株式会社と提携をしています。金融企業との提携も徐々に進んでおり、グローバルの金融機関や Fintech 企業に必要な機能を実装した QASH 独自のブロックチェーンを開発を目的にしています。

開発状況が確認できるので見ておこう

QASHはアップグレードの最新情報を公式サイトで確認できます。

Liquid by FTXの公式ブログでQASHのアップグレード内容が公開されていて、直近では2022年4月に公開されました。

開発状況を随時確認できるプロジェクトは投資家から信頼を勝ち取りやすく、投資対象としても検討しやすいです。

また、QASH社のCEOであるマイク・カヤモリ氏東大卒→ハーバードビジネススクールで学んだエリートです。

その他経営陣も経歴が優秀な方が多く、金融の知識が深いのでプロジェクト開発に期待ができます。

親会社にはFTXがついているため、資金や人材などでサポートを受けられる可能性もあります。

QASHの購入方法

国内でQASHを購入する際にはLiquid by FTXを利用しましょう。

  1. Liquid by FTXにアクセスし「無料で口座開設」をクリック
  2. 届いたメールを開き個人情報を入力
  3. 入金する
  4. QASHを購入する

Liquid by FTXにアクセスし「無料で口座開設」をクリック

まずはLiquid by FTXの公式サイトにアクセスしましょう。

アクセスすると、画面中央あたりに「無料で口座開設」のボタンがあるので、普段利用しているメールアドレスを入力したうえでボタンをクリックしてください。

届いたメールを開き個人情報を入力

Liquid by FTXから届いたメールを開くと、個人情報の入力画面に移行します。

以下の情報を入力して、新規登録を進めてください。 

    • 名前
    • 生年月日
    • 性別
    • 国籍
    • 住所
    • 携帯番号
    • 職業
    • 年収
      など

以上の情報を入力していけば、問題なくアカウント登録できます。

個人情報の入力が完了したら、取引を可能にするために本人確認書類をアップロードしてください。

Liquid by FTXで利用可能な本人確認書類は以下の通りです。 

    • 運転免許証(表面・裏面)
    • 個人番号カード(表面のみ)
    • パスポート(顔写真ページ・所持人記入欄)
    • 住民基本台帳カード(表面・裏面)
    • 住民票の写し(個人番号・本籍地記載のないもの)

以上の書類を2点アップロードすれば本人確認が完了します。

本人確認はかんたん本人確認が早く終わるのでおすすめです。

日本円を入金する

本人確認登録が完了したら入金しましょう。

Liquid by FTXで利用できる入金方法は以下の2通りです。

銀行振り込み クイック入金
金融機関 全国の金融機関 ・コンビニ
・ペイジー
・ネット銀行
限度額 上限なし ・コンビニ:30万円未満
・ペイジー:100万円未満
・ネット銀行:100万円未満
対応時間 24時間 24時間

Liquid by FTXへの入金手数料はないので、銀行の振り込み手数料のみが実質の手数料です。

QASHを購入する

QASHでは販売所と取引所の2箇所でQASHを購入できますが、取引所を利用するのがおすすめです。

取引所の方がスプレッドが狭いので、販売所よりもお得にQASHを購入できます。

QASHの価格上昇を妨げる注意点

QASHを購入する際には以下のことに注意してください。

  • ビットコインに依存する
  • リブランドを予定している
  • 2018年以来最高値の更新が見られない

ビットコインに依存する

QASHはビットコイン相場に依存するでしょう。

これはQASHだけでなくほとんどのアルトコインに言えることで、アルトコインはビットコインの相場に釣られがちです。

そのため、ビットコインが下落すればQASHも下落する可能性が高いのです。

QASHを短期取引する際は、ビットコイン相場もあわせて確認しましょう。

リブランドを予定している

Liquidプラットフォームのロードマップを見ると、QASHのリブランドを予定しているようです。

リブランドとは
  • ブランドや銘柄を再構築すること
  • イメージの一新に役立つ

Liquidプラットフォームでの活躍が目立つことから、将来的には「Liquidトークン」と名前を変更するそうです。

リブランドはQASHという銘柄の地位を捨てることとなり、知名度の低下が懸念されます。

2018年以来最高値の更新が見られない

QASHは2017年からローンチされている仮想通貨です。

2022年現在まで運用が続いているので、約5年間は運用してきたことになります。5年間最高値の更新がないと、再び最高値を更新するのは時間がかかるか、無理になるでしょう。

リップルも4年ほど最高値を更新しておらず、現在の価格が停滞しています。そのため、QASHは長期投資向きではなく短期投資向きの仮想通貨と言えるでしょう。

QASHは国内取引所のトークン

QASHは国内取引所Liquid by FTXの取引所トークンとして利用される仮想通貨です。今後Liquid by FTXが普及すれば、QASHの価格も上昇する可能性があります。

  • QASHはLiquidプラットフォームの基軸通貨として役割を持つ可能性があること
  • ICOでローンチされた銘柄のなかでも、トップクラスの資金調達額を記録していること
  • 価格を伸ばすためには、Liquidプラットフォームの開発に依存していること
  • QASHを購入するためには、国内取引所のLiquid by FTXが必須であること

親会社にFTXがついている強みはありますが、5年間最高値を更新していないので今後も最高値を更新しない可能性は高いでしょう。

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