仮想通貨BitTorrent(BTT)とは?将来性を明るいが大きなリスクも?

仮想通貨BitTorrentとは 仮想通貨

「仮想通貨のBitTorrentに投資するか迷っているんだけど、どんな特徴なの?将来性も教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。

BitTorrent(BTT)とは、世界最大のピアツーピア(P2P)ファイル共有およびトレントプラットフォームです。

仮想通貨企業TRONの子会社で、10億人超のユーザーが利用する世界最大級の分散型プロトコルを運営しています。

ライブ動画を配信したり、同じ興味を持つユーザーとつながれたりできるライブストリーミング機能の試験も開始しました。

本記事ではBitTorrent(BTT)の特徴や価格推移の傾向、価格予測や買い方まで徹底的に解説しています。

本記事の内容
  • BitTorrent(BTT)はブロックチェーン上でファイル共有やダウンロードを行うP2Pプラットフォーム
  • ファイル共有ソフトとして立ち上がり、2019年にTRON財団に買収されている
  • 価格はサービスリリースやTRONとの共同開発などのニュースの影響を受けて上下している
  • 今後はサービスや技術の発展による価格の上昇が見込まれている
BitTorrentはアクティブユーザー数が約1億人以上、世界138ヵ国で利用されており、すでに大きなネットワークを築いています。
ユーザー数が多いため、今後の価格にも注目できます。
  1. 仮想通貨BitTorrent(BTT)とは
  2. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の特徴6選
    1. TRON Foundationが買収して収益性を強化している
    2. 暗号通貨BTTトークンの役割
    3. TRONブロックチェーン上で運用しているので処理能力が高い
    4. ダウンロード速度を上昇させるBitTorrent Speedで利便性向上
    5. BitTorrentファイルシステムで収益を上げられる
    6. ストリーミングコミュニティであるDLiveを提供
  3. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の過去の価格推移
    1. 1. 2019年2月に価格が600倍に上昇
    2. 2. 2019年5月に再び190%の急上昇
    3. 3. 2021年4月に900%上昇
  4. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の最新の価格動向
  5. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の今後の価格が上昇するには?
    1. BitTorrent(BTT)のサービスリリースや技術開発の進捗が必要
    2. TRONの価格が上昇するとBTTも上昇する可能性アリ
    3. 企業との提携や共同開発・VCからの資金調達は重要な材料
  6. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の今後の将来性を有識者から聞いてみた
    1. Capitalcoin:BitTorrent(BTT):2025年に0.02-0.2ドル、2030年に0.2ドル以上になる可能性がある
    2. Priceprediction:BitTorrent(BTT):2025年に0.015-0.18ドル、2030年に0.11ドルになる可能性がある
    3. WalletInverstor:BitTorrent(BTT)は2026年に0.226ドルになる可能性がある
  7. 仮想通貨BitTorrent(BTT)の買い方・購入方法は海外取引所の利用が必要
    1. 国内取引所で仮想通貨を購入する
    2. 国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送金する
    3. 海外取引所でBitTorrent(BTT)を購入する
  8. 仮想通貨BitTorrent(BTT)のまとめ

仮想通貨BitTorrent(BTT)とは

bittrrent

通貨名 BitTorrent(BTT)
トークン名 BTT
価格 約0.0001084ドル(2022年6月時点)
時価総額 100,867,709,982.23ドル(2022年6月時点)
市場ランキング 54位(2022年6月時点)
取り扱い取引所 Binanceなど
公式サイト https://www.bittorrent.com/ja/token/btt/

BitTorrent(BTT)とは、世界最大のファイル、ソフトウェアダウンロードプラットフォームです。

ブロックチェーンを活用することで共有容量の増大やダウンロードの速度を向上することを目指しています。

仮想通貨BitTorrent(BTT)の特徴6選

BitTorrent(BTT)はファイル共有・ダウンロードP2Pプラットフォームです。

BitTorrent(BTT)の特徴を紹介していきます。

TRON Foundationが買収して収益性を強化している

ユーザーはBitTorrentを使用することで、ファイルを単一のサーバーにダウンロードやアップロードを行う代わりに、ソフトウェアを実行しているコンピューターのネットワークに参加して、ファイルとデータを相互に交換できるようにしました。

しかし、BitTorrentは収益化に問題を抱え、その結果2019年に、TRONブロックチェーンを設立したTRON Foundationに買収されました。

買収後はBitTorrentには2019年2月にリリースされた専用のトークンBTTを含み、さまざまな新しいツールが追加されています。

BTTはTRC-10標準を使用して、TRON独自のブロックチェーンでローンチされました。

公式文献によると、BitTorrentは現在世界で「最大の分散型P2P通信プロトコル」を明記されています。

暗号通貨BTTトークンの役割

BTTはサーバーとネットワークへの影響を減らすために大きなファイルを共有する効率を高めながら、より分散したネットワークにすることを目的としていました。

BitTorrentの開発者は、BTTトークンを使用して、ローカルコンピュータのリソースを提供することにインセンティブをつけ、ダウンロード速度の低下やファイルの可用性の低下などの問題を解決したいと考えています。

利用者は、音楽や映像などのコンテンツを受信するための帯域幅やリモートバックアップ用のストレージなどのローカルのコンピューターリソースと引き換えに、コンテンツ提供者であるプロバイダーにBTTトークンを提供できます。

つまり、プラットフォーム上の他の利用者のローカルのリソースをBTTトークンで購入ができる仕組みです。

BitTorrentが提供するライブストリーミングでは、投げ銭をBTTで受け取ったり、BTTで購入したギフトをプレゼントとして配信者に送ったりする機能もつきました。

TRONブロックチェーン上で運用しているので処理能力が高い

BitTorrentはすべてのBTTトランザクションの記録を維持することを目的としてTRONブロックチェーン上で運営されています。

ネットワーク上でリソースやコンテンツの交渉がされると、TRONに支払いチャネルが作成され、交渉の情報に基づいてBTTトークンを使用した決済が行われます。

トロンの独自規格を使用しているので、処理能力が2,000TPSと高いです。

ダウンロード速度を上昇させるBitTorrent Speedで利便性向上

BitTorrent(BTT)は「BitTorrent Speed」というサービスを提供しています。

BitTorrentSpeedとは
BitTorrentSpeedはファイルなどのダウンロードの速度を上げるためにBTTトークンを使用して帯域幅やストレージを購入する機能です。

BitTorrent Speedを使用すれば、今後メタバースなど分散型社会が構築されたときにダウンロード速度の向上が役に立つはずです。

BitTorrentファイルシステムで収益を上げられる

BitTorrent File System(BTFS)は分散型のファイルストレージシステムです。

従来のファイルストレージシステムには単一の企業や組織による一方的な制限や、高コストであるなど様々な欠点が存在します。

BitTorrent File System(BTFS)はブロックチェーンを用いて分散型にして、ファイルストレージの問題を解決する予定です。

また、BitTorrentのファイル共有ソフトシステムは、ダウンロード者がアップロード者にBTTトークンを支払うことで、アップロード者にもインセンティブが支払れる仕組みができています。

ストリーミングコミュニティであるDLiveを提供

DLiveはメディアコンテンツの作成者と視聴者に公平に報酬が提供されるようにブロックチェーン上に構築されたライブストリーミングコミュニティです。

ライブストリーミングでは、投げ銭をBTTで受け取ったり、BTTで購入したギフトをプレゼントとして配信者に送ったりできます。

仮想通貨トロンの開発者でBitTorrentのCEOも務めるジャスティン・サン氏は、「通信技術の発達やSNSの普及で、ライブストリーミングの利用は徐々に拡大してきた。今やインターネット技術の2ダークホース的存在と言える」と強気の説明しています。

参考:トロンの子会社BitTorrent、ライブストリーミング用プラットフォームのテスト開始へ (coinpost.jp)

仮想通貨BitTorrent(BTT)の過去の価格推移

BitTorrent(BTT)はこれまでにサービスのリリースやシステムの開発の情報公開などによって投資家から大きな期待を寄せられて価格が上下しています。

過去にどのような価格を推移してきたのか解説します。

1. 2019年2月に価格が600倍に上昇

BTTOLD

2019年1月にリリースされ、わずか1カ月後の2月に有用性や将来的なTRONとのコラボレーションなどが期待され、価格は600倍と、急上昇しています。

2. 2019年5月に再び190%の急上昇

BTTOLD

2019年5月中旬に、トロンの創設者かつBitTorrent(BTT)のCEOであるjustin sun氏がBTTとBTTWalletがテスト中であり、6月中旬に機能させる予定であると発言しました。

その結果BTTの普及を期待した投資家の需要が高まり、BTTは約190%上昇しています。

3. 2021年4月に900%上昇

BTTOLD

2021年4月に大きく急上昇し、1ヶ月で約900%上昇しています。

上昇の背景は、3月25日にPoloniexがBTTをステーキングの対象仮想通貨として加えたことが影響しています。

BitTorrentはかなりボラティリティの高い仮想通貨と言えます。上昇する際は900%と大きく利益を上げられますが、その分下がる可能性もあるので、徹底したリスク管理が必要です。

ステーキングは基本的に1度預けると一定期間ロックされてしまうので、その間に暴落したら大きな損失を出すので注意しましょう。

仮想通貨のステーキングとは?不労所得を作るやり方を解説

仮想通貨BitTorrent(BTT)の最新の価格動向

仮想通貨BitTorrent(BTT)の現在の価格推移はどのような傾向となっているのでしょうか。

BTTOLD

BitTorrent(BTT)は2022年に入ってから、2021年に900%上昇した値をすべて戻す形となっています。

やはり、上昇の勢いがある分下落も多いくなります。

最近はBitTorrentの最新情報があまりなく、価格が上昇する材料があまりないと感じられます。

仮想通貨BitTorrent(BTT)の今後の価格が上昇するには?

BitTorrent(BTT)の価格上昇の要因は次の通りです。

BitTorrent(BTT)の価格上昇のポイント
  • BitTorrent(BTT)のサービスリリースや技術開発の進捗
  • TRONの価格の上昇
  • 企業との提携、共同開発、VCからの資金調達
1つずつ解説していきます。

BitTorrent(BTT)のサービスリリースや技術開発の進捗が必要

BitTorrent(BTT)のサービスリリースや技術開発の進捗のポジティブな情報が市場に流れることは大きな価格上昇のきっかけとなる可能性があります。

2019年5月にシステムの開発の順調な進捗が公表されることやBitTorentFileSystemという独自のサービスがリリースされた前後で大きく価格が上昇しています。

ニュースや開発進捗は価格上昇の材料となるため、必須です。

しかし2022年に入ってからはBitTorrentに関する進捗があまり見られません。この状況が続くと、価格はほぼ動かないことになるでしょう。

TRONの価格が上昇するとBTTも上昇する可能性アリ

BitTorrent(BTT)の親会社であるTRONのポジティブな情報や価格の上昇はBitTorrent(BTT)の価格の上昇の要因になり得ます。

なぜなら、親会社の運営やシステムがうまくいっているということは、資金面や技術面で子会社であるBitTorrent(BTT)がその恩恵を受ける可能性が非常に高いからです。

TRONは現在USDDというアルゴリズム型ステーブルコインの発行を進めていますが、アルゴリズム型は以前Terraが発行するUSTが悲惨な事件となりました。

そのため、TRONが同じ運命をたどる可能性は高く、TRONの資金繰りも苦しくなるリスクがあります。

企業との提携や共同開発・VCからの資金調達は重要な材料

企業との提携や共同開発の情報はBitTorrent(BTT)の価格を上昇させる要因となります。

その企業と提携するということはBitTorrent(BTT)の技術やサービスが企業に認められたということです。

また、セキュリティ面も担保されていると企業が判断したと考えて良いと思います。

VCからの資金調達も大きなポイントです。VCは多くのプロジェクトの中から将来製のある銘柄を選定して出資するので、BitTorrentに出資がくれば将来製のある銘柄と考えられていることになります。

仮想通貨BitTorrent(BTT)の今後の将来性を有識者から聞いてみた

BitTorrent(BTT)の今後の価格が上昇するのか、複数の機関や企業が予測している価格を次にまとめています。

  • apitalcoin:BitTorrent(BTT)は2025年には0.02-0.2ドル、2030年には0.2ドル以上になる可能性がある
  • Priceprediction:BitTorrent(BTT)は2025年に0.015〜0.18ドル、2030年に0.11ドルになる可能性がある
  • WalletInverstor:BitTorrent(BTT)は2026年に0.226ドルになる可能性がある

それぞれの見通しについて解説していきたいと思います。

Capitalcoin:BitTorrent(BTT):2025年に0.02-0.2ドル、2030年に0.2ドル以上になる可能性がある

captainaltcoinはBitTorrent(BTT)がサービスとして価値を発揮しないと考えており、長期的にBitTorrent(BTT)が仮想通貨市場に残らないと考えています。

ただ、仮にBitTorrent(BTT)が市場に残った場合、2025年にはトークンは0.02ドルから0.20ドルに、2030年には0.2ドルになると予測しています。

2022年6月時点では約0.08円なので、早いペースで価格上昇が進んでいます。

Priceprediction:BitTorrent(BTT):2025年に0.015-0.18ドル、2030年に0.11ドルになる可能性がある

PricepredectionによるとBitTorrent(BTT)の価格は2025年に平均価格は0.016ドルになると予想しています。

また、2030年には0.11-0.13ドルに到達すると予測しています。

WalletInverstor:BitTorrent(BTT)は2026年に0.226ドルになる可能性がある

WalletInvestorはテクニカル分析を実施した結果、BitTorrent(BTT)は5年間の投資で収益は約630.21%になり、2026年には0.0226ドルになると予測しています

上昇する予測をしている機関が多く、すでに日本円で0.08と予測を上回るペースで上昇しています。

仮想通貨BitTorrent(BTT)の買い方・購入方法は海外取引所の利用が必要

BitTorrent(BTT)は国内取引所での取り扱いがないので、国内取引所でBitTorrent(BTT)と取引ペアとなっている仮想通貨を購入したのち、海外取引所でBitTorrent(BTT)を購入する必要があります。

購入手順は以下のとおりです。

  • 国内取引所で仮想通貨を購入する
  • 国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送金する
  • 海外取引所でBitTorrent(BTT)を購入する

1つずつ解説していきます。

国内取引所で仮想通貨を購入する

まず国内取引所でBitTorrent(BTT)と取引ペアとなっている仮想通貨を購入します。

BitTorrent(BTT)と取引ペアとなっている仮想通貨はビットコインが多いので、ビットコインを購入しましょう。

国内取引所は使いやすいCoincheckや、手数料の安いbitbankがおすすめです。

国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送金する

次国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送金します。

BitTorrent(BTT)を取り扱っている主要な取引所は次のとおりです。

  • Huobi Global
  • Kucoin
  • HitBTC
  • OKEx
  • BitMax
  • CoinEx
  • Poloniex
  • Bybit
  • Binanceなど

※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。

海外取引所でBitTorrent(BTT)を購入する

最後に送金したビットコインやイーサリアムでBitTorrent(BTT)を購入します。

BitTorrent(BTT)の購入は完了です。

仮想通貨BitTorrent(BTT)のまとめ

BitTorrent(BTT)はファイルストレージの共有や構成なコンテンツの共有などを目指してブロックチェーン上にプラットフォームを構築するプロジェクトです。

本記事のまとめ
  • コンテンツの共有やファイルストレージの共有をブロックチェーン上で実施し、より早く公正にコンテンツの取引が行われることを目指している
  • TRONFoundationの子会社であり、TRONブロックチェーン上で運用されている
  • サービスリリースや開発の進捗の公表などに価格が強く影響されてきている
  • 今後はサービスの開発状況や企業との提携、TRONの動きに影響され、上向きに価格が動くと考えられる
  • 金融機関の予測を上回る価格上昇をしている

TRONはステーブルコインの発行によって資金繰りが苦しくなる可能性はありますが、プロジェクトとしては優秀です。

ただ、価格上昇の幅を見るとわかる通り、ボラティリティの高い仮想通貨です。投資する際はステーキングなどを避けてリスク管理を徹底しましょう。

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