「Ethereum Name Serviceに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性なども教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Ethereum Name Serviceは、仮想通貨ETHのアドレスを読みやすい文字列に置き換えるサービスです。
「.eth」という形でそのNFTも販売しており、ENSトークンは「.eth」の所有者に無料配布されていました。
本記事ではEthereum Name Service (ENS)の特徴や価格の動向について説明します。
- Ethereum Name Service (ENS)はWeb3.0のDNSサービスであり、ウォレットアドレスを短縮することやアドレスにイーサリアムブロックチェーンを紐づけることが可能
- DAOコミュニティによって開発されており、11月にエアドロップを実施している
- 11月にリリースされており、40ドルから70ドル前後で価格が推移している
- 今後はイーサリアムの普及や取引所への上場に応じて価格が上昇することが予想される
2021年11月にリリースされたばかりですが、11月10日にはBinanceへ上場していて、注目度の高さが伺えます。
Ethereum Name Service (ENS)とは

仮想通貨名 | Ethereum Name Service (ENS) |
シンボル | ENS |
仮想通貨価格 | 1,415円(2022年7月時点) |
時価総額 | 8億9,000ドル(2022年7月時点) |
市場ランキング | 126位 |
取引所取り扱い | Bybitなど |
公式サイト | https://ens.domains/ja/ |
Ethereum Name Service (ENS)はイーサリアムブロックチェーンを基盤とするネーミングサービスです。
通常42桁にもなる口座などのアドレスを3ー6文字程度の短いアドレスとして変換・設定することができます。
Ethereum Name Service上で利用されるガバナンストークンがENSと呼ばれ、ENSはエアドロップを通じて配布される場合が多いです。
Ethereum Name Service (ENS)の特徴4選
Ethereum Name Service (ENS)の特徴をポイントを挙げて説明していきます。
仮想通貨をより簡単にするインフラ
Ethereum Name Service (ENS)は仮想通貨をより便利にするインフラになります。
仮想通貨のウォレットの口座などに通常「0X‥‥」から始まる42桁の識別子が付与されています。
仮想通貨の送金や決済ではこの42桁のアドレスが利用されていますが、この42桁の覚えにくく、コピペしないと間違えてしまい資金を失う恐れがあるでしょう。
Ethereum Name Service (ENS)は、42桁のアドレスの代わりに「alice.eth」のような人間が読みやすい文字列を、イーサリアムアドレス、他の暗号通貨アドレス、コンテンツハッシュ、メタデータなどの機械が読める識別子に付与することを実現しました。
Ethereum Name Service (ENS)の利用者は、任意の文字列+”.eth”のアドレスを購入・レンタルすることが可能です。
アドレスの表示を簡略化することで、最近仮想通貨の世界に参入してきた新規の方にも扱いやすいものとなり、業界が成長しやすくなります。
初期はオークション配布があった
Ethereum Name Service (ENS)はリリース初期、オークション形式でアドレスを提供していました。
現在はオークション形式ではなく、簡単に名前を購入し、年単位で借りることができるようになりました。
現在アドレスはこちらのサイトで検索し、レンタルすることが可能です。
自分だけのアドレスを獲得できるので、コレクションとして持つ人もいるでしょう。
イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏もEthereum Name Service(ENS)を利用しており、自らのアドレスを「vitalik.eth」としています。
スマートコントラクトが2つある
Ethereum Name Service (ENS)は2つのイーサリアムスマートコントラクトに基づいて構築されています。
1つ目のスマートコントラクトはENSレジストリです。
2つ目のスマートコントラクトはリゾルバーです。
DAOを採用している
ENSは、「コミュニティに属するオープンな公益事業」としてDAOによって運営されています。
ENS DAOは、2021年11月9日に開始し、開始と同時にENSトークンの供給全体の25%をENS保有者に対してエアドロップしました。
Coinbeseも過去にEthereum Name ServiceのDAO提案に投票しており、CoinbeseがDAOの提案に投票したのは初めてでした。
参考:coinpost
Ethereum Name Service (ENS)の最新価格はどうなっている?
Ethereum Name Service (ENS)の現在の価格を見てみましょう。
11月に上場したEthereum Name Service (ENS)は一度価格が下落しており、2022年に入ってからも大きな上昇はなく、停滞しています。
イーサリアムブロックチェーンが再びバブル相場になれば、価格が動く可能性があります。
Ethereum Name Service (ENS)の将来性はある?
Ethereum Name Service (ENS)の将来性を意識する上で重要なポイントは以下の2つです。
- イーサリアムの普及がカギ
- 企業や機関投資家などへの普及も必要
1つずつ解説していきます。
イーサリアムの普及がカギ
Ethereum Name Service (ENS)はイーサリアムに伴うサービスであるため、イーサリアムの需要が増加し、価格が上昇するとそれに伴って価格が上昇することが予想されます。
イーサリアムはすでにDeFiやNFTなどさまざまな分野で普及が進んでいるので、今後も高確率で普及が進んでいくと言えるでしょう。
ただ、それにあわせてイーサリアムキラーであるSolanaやAvalancheなどの銘柄も勢力を上げてきているため、手数料や処理速度の改善ができなければ普及は妨げられてしまいます。
企業や機関投資家などへの普及も必要
Ethereum Name Service (ENS)はイーサリアムのアドレスを.ethに変換することができる画期的なサービスのため、有名企業や機関投資家などが積極的に使用して知名度を上げる必要があります。
Ethereum Name Service (ENS)の購入方法【海外取引所】
ENSが購入できる主要な取引所の一覧は次の通りです。
- Binance
- Coinbase Exchange
- OKEx
- Huobi
- Kucoin
- Bybit
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。
国内取引所では購入できず、海外取引所での購入になります。
Ethereum Name Service (ENS)の購入手順4ステップ
Ethereum Name Service (ENS)の購入手順は次の通りになります。
国内仮想通貨取引所でBTCを購入
まず国内仮想通貨取引所でビットコインやイーサリアムを購入しましょう。国内取引所はデザイン性が高く、使いやすいコインチェックがおすすめです。
口座開設手順は以下の通りです。
- コインチェックの公式サイトへアクセスし、「会員登録」ボタンをクリック
- メールアドレス・パスワードを設定
- SMS認証をする
- 本人確認をする
本人確認書類の提出では、次の書類の提出しましょう。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
口座開設したら送金用のBTCを購入しましょう。
BTCを海外取引所へ送金
国内仮想通貨取引所で購入したBTCを海外取引所に送金します。
海外取引所に送金する場合は海外取引所のウォレットアドレスに対する送金手続きを国内取引所で行います。
国内取引所の送金ページに移動し、ウォレットアドレスを登録して送金しましょう。
海外取引所でEthereum Name Service (ENS)を購入する
海外取引所に送金したBTCでENSを購入しましょう。
これで完了です。
Ethereum Name Service (ENS)はイーサリアムの発展が進めば価格も上昇する
本記事ではEthereum Name Service (ENS)について特徴や将来性をまとめました。
Ethereum Name Serviceはイーサリアムが発展しなければ利用する人はいないので、イーサリアムの発展が何よりも大切です。
ただ、イーサリアムは現在時価総額が2位の仮想通貨であり、2022年中に機能が改善するアップデートが予定されているので、将来性は明るいです。
- Ethereum Name Service (ENS)はWeb3.0のDNSサービスであり、ウォレットアドレスを短縮することやアドレスにイーサリアムブロックチェーンを紐づけることが可能
- DAOコミュニティによって開発されており、11月にエアドロップを実施している
- 11月にリリースされており、現在は停滞駐
- 今後はイーサリアムの普及や企業などの活用に応じて価格が上昇することが予想される
また、仮想通貨市場へ新規参入者が増えるとイーサリアムを利用する人も増えるので、仮想通貨産業へのユーザー流入もあわせて必要になるでしょう。