「仮想通貨のHYDRAに投資しようか迷っているんだけど、HYDRAにはどんな特徴があるの?今後の価格の将来性も詳細に解説してほしい」と悩む方も多いでしょう。
Hydra(HYDRA)とは独自の経済的機能を実現したオープンソースのプルーフオブステーク(PoS)ブロックチェーンです。
- Hydra(HYDRA)は公平な市場経済構築を目指すブロックチェーンプロジェクト
- 旅行関連のブロックチェーン企業が設立し、独自の仕組みを適用することで市場経済を実現している
- 現在は価格はアルトコインの市場価格に影響を受けて大きく上下している傾向にある
- 上場取引所が少ないため、今後の上場数によっては価格が上がる可能性アリ
すでにノード数が1000以上と分散されており、出資総資産は3,551万米ドルにも上ります。
また、VCにもBitcoin.comやKucoinなど信頼性の高い出資者がいることから、将来性には期待できるでしょう。
多くの人がHYDRAに注目しているとわかるので、どのような仮想通貨なのか見ていきましょう。
Hydra(HYDRA)ってどんな仮想通貨?
仮想通貨名 | Hydra(HYDRA) |
シンボル | HYDRA |
価格 | 3.08ドル(2022年6月現在) |
時価総額 | 26,526,271.32ドル(2022年6月現在) |
市場ランキング | 504位(2022年6月現在) |
取り扱い取引所 | 国内取引所での取り扱いなし (2021年12月現在) |
公式サイト | https://hydrachain.org/ |
Hydra(HYDRA)とは独自の経済的機能を実現したオープンソースのプルーフオブステークブロックチェーンです。
ブロックチェーン旅行プラットフォームによって2018年に設立しました。
データ送信に実績のあるテクノロジーを利用しながら、重要な経済的機能を実装することを目指して設立されました。
独自のプロトコルを用いることによってインフレ、デフレの市場を構築することに成功しています。
Hydra(HYDRA)の特徴4選
Hydra(HYDRA)とはどのような特徴を持った仮想通貨なのでしょうか。
個々では、Hydra(HYDRA)の特徴をポイントを挙げて説明していきます。
前例のないブロックチェーン×旅行
Hydra(HYDRA)は2018年にNikola Alexandrovらによって構想が公開されました。
Nikola Alexandrovは世界最大の旅行業者15社との契約を通じて、190か国以上に210万の統合ホテルを擁する主要なブロックチェーン旅行プロジェクトであるLockTrip.comのCEOでもあります。
ブロックチェーン×旅行はまだ前例がないので、プロジェクトが成功するかどうかはかなり不確実性の高いものと言えます。
ブロックチェーン上に経済を構築している
ブロックチェーンベースの仮想通貨で難しい課題の一つに仮想通貨の需給バランスを安定させることです。
ブロックチェーンを生成する際に発生するマイナーなどへの報酬の仕組みから、トークンの価格自体がインフレしやすいという特性があるためです。
ビットコインのように発行上限のある仮想通貨なら問題は解決できますが、発行上限のないイーサリアムなどはバーンなどの仕組みを採用する必要があります。
Hydra(HYDRA)もイーサリアムと似た仕組みを採用しており、プロトコルレベルで生成されたトランザクション料金を燃焼できる独自のメカニズムを通じて解決することが可能です。
エコシステムは、流通している1,850万のHYDRAトークンの作成から始まり、ブロックチェーン生成の初期成長段階では、インフレとなります。
しかし、取引手数料の50%が定期的に燃やされる仕組みを採用し、ブロックチェーンの生成が進むにつれ、ブロックチェーンのインフレの側面は徐々に相殺されます。
インフレ側では、ブロックは新しいHYDRAトークンに報酬を与え、トークンの総供給量を増やします。
一方、デフレ側では、取引手数料の50%を受け取り、プロトコルレベルでそれらを燃やし、トークンの総供給量を減らします。
インフレとデフレのバランスは、固定フィアットコストでブロックチェーンのガス料金を決定するHYDRAのフィアット通貨によって維持されます。
これにより、ブロックチェーンのインフレ圧力とデフレ圧力が均衡し、市場主導型の予測可能な経済が生まれるのです。
また、Hydraはスマートコントラクト所有者に50%のガスロイヤリティを提供しています。
開発者/プロジェクトは、スマートコントラクトがユーザーによって実行されるたびに、取引手数料の50%を受け取とれるので、HYDRAでプロジェクトを作るインセンティブが生まれます。
分散型ガバナンスでセキュリティを高める
Hydra(HYDRA)プロジェクトは分散型のガバナンスプロトコルを採用しています。
Hydra(HYDRA)のトークンの保有者によってプロジェクトの重要な方向性が決定されるメカニズムを採用しており、Hydra(HYDRA)の柔軟性が向上し、合意形成のプロセスにおいてコミュニティが主導権を握ることができます。
そして、トークン保有者は報酬としてHYDRAを受け取れるのです。
Hydra(HYDRA)のプロジェクト上でHydra(HYDRA)のトークンの保有者が投票可能な項目は次の項目になります。
- 新しい管理者の追加
- 管理者の削除
- ガス/フィアット通貨のレートの変更
- ブロックサイズの変更 など
投票は、HYDRAトークンを望ましい結果をもたらすスマートコントラクトに送信することで機能し、投票期間の終わりまでに最も多くのトークンを受け取るスマートコントラクトが、投票の結果を決定します。
50週刊に渡るエアドロップを実施していた
Hydra(HYDRA)はコミュニティに対して2021年4月から2022年2月エアドロップを実施しています。
Hydra(HYDRA)プロジェクトは、LockTrip開発チームによって資金提供および開発されています。
よって、HYDRAトークンの配布は、最初はLockTripのトークンである、LOCトークンの所有者が保持する量に大して実施されます。
50週間にわたって、HYDRAトークンは毎週LOC保有者にエアドロップされ、毎週エアドロップされた総量の1.3%と、適切なエアドロップ量を決定するために毎月新しいスナップショットが取得されます。
2022年2月にエアドロップは終了しましたが、価格にはどのような影響を与えたのか見ていきましょう。
Hydra(HYDRA)の最新価格
Hydra(HYDRA)の現在の価格はどのようになっているのでしょうか
Hydra(HYDRA)は12月は大きく価格が上下していますが全体として下落傾向となっています。
11月から12月に向かってアルトコイン市場は全体的に価格が収束する傾向にあり、Hydra(HYDRA)もその影響を受けたことが予測されます。
2022年2月のエアドロップ終了後は、特に大きな価格変化はありませんでした。
Hydra(HYDRA)の過去の価格はどうなっている?
12月以前のHydra(HYDRA)の価格はどのような推移となっているのでしょうか。
上場直後は低めに推移していたが2021年4月ごろに大きく価格が上昇
Hydra(HYDRA)は2021年の上場直後は3ドル前後で価格が推移していましたが3月ごろから価格が上昇し始め、4月には最高値の48.66ドルに上昇しました。
大きな動きは仮想通貨市場全体の強気の上昇傾向に影響を受けたことが考えられます。
5月から8月に向けては上昇幅を戻す動き
4月に最高値を更新したHydra(HYDRA)ですが、8月にかけて価格が下落しています。
これは急激な上昇を戻すアルトコインに見られがちな下落です。その後は低迷しています。
9月10月は仮想通貨市場のバブル期で上昇
8月から10月のHydra(HYDRA)の価格はやや上昇傾向となっています。
これはNFTの人気の高まりによる市場全体のアルトコインの価格の上昇に影響を受けていることが予測されます。
そのため、HYDRA自体が何か進展したわけではないでしょう。仮想通貨市場全体がバブル期の際はHYDRAも上がりやすいと覚えておくとよいです。
Hydra(HYDRA)の今後の将来性はある?
Hydra(HYDRA)は今後どのような価格推移となるのでしょうか。
- まだ上場している取引所が少ない
- エアドロップ終了後に価格が上昇しなかったので少し将来性は薄れた
- 企業との提携が影響を与える可能性アリ
まだ上場している取引所が少ない
現在Hydra(HYDRA)はごく少数の取引所にしか上場していません。
しかし、今後複数の取引所に上場する可能性があります。
取引所に上場するということは取引所がその仮想通貨を上場に足ると認定したということです。
仮想通貨は取引所に上場すると一時的に価格が上昇する傾向があるので、HYDRAの上場タイミングはチェックしておきましょう。
エアドロップ終了後に価格が上昇しなかったので少し将来性は薄れた
現在Hydra(HYDRA)はエアドロップを実施していました。
エアドロップはHydra(HYDRA)の保有者にトークンが付与されることですが、エアドロップが終了するとトークンの入手方法が減少することになります。
そのため、取引所でHydra(HYDRA)を購入したいと考える人が増加し、その結果Hydra(HYDRA)の価格が上昇する可能性がありした。
しかし、エアドロップ終了後も特に価格に大きな動きはなく、HYDRAに対してユーザーがそれほど保有したいと考えていないとみられます。
そのため、将来性は少し薄れているでしょう。
企業との提携が影響を与える可能性アリ
Hydra(HYDRA)が企業と提携することで価格が上昇する可能性があります。これは、企業と提携するということでHydra(HYDRA)の信頼性が高まり、サービスとして拡充することが期待されるためです。
Hydraは旅行分野のジャンルなので、旅行関連事業やその他有名企業と提携することができる可能性も高いと思われます。
Hydra(HYDRA)は海外取引所で購入できる
Hydra(HYDRA)を購入できる主要な取引所は次の通りになります。
- Binance
- Bybit
- KuCoin
- HitBTC など
Hydra(HYDRA)まだ国内取引所に上場しておりませんので、購入したい場合は海外取引所を利用する必要があります。
海外取引所は取り扱い通貨や使いやすさなどが大きく異なるため、利用する際は自分にあった取引所を選ぶことがおすすめです。
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。
Hydra(HYDRA)の買い方は3ステップ
Hydra(HYDRA)の購入手順を説明していきます。
- 国内取引所で口座を開設する
- ビットコインやイーサリアムをUSDTに交換する
- USDTでHydra(HYDRA)を購入する
1. 国内取引所で口座を開設して仮想通貨を購入する
まずはHydra(HYDRA)の取引ペアであるUSDTを入手する必要があります。
USDTはビットコインやイーサリアムで購入できるため、国内取引所で口座を開設しましょう。
国内取引所はシンプルで初心者でも使いやすいコインチェックがおすすめです。
国内取引所で口座を開設したら、ビットコインやイーサリアムを購入します。
2. ビットコインやイーサリアムをUSDTに交換する
次にビットコインやイーサリアムをUSDTに交換します。
この場合、ビットコインやイーサリアムを海外取引所に送金してUSDTと交換したりやMetamaskなどのウォレットで交換したりすることが出来ます。
3. USDTでHydra(HYDRA)を購入する
最後にHydra(HYDRA)を取り扱っている海外取引所にUSDTを送金し、Hydra(HYDRA)を購入します。
これで購入は完了です。
Hydra(HYDRA)まだ将来性の不確実性が高い通貨
Hydra(HYDRA)について以下に簡単にまとめましたので参考にしてみてください。
- Hydra(HYDRA)は公平な市場経済構築を目指すブロックチェーンプロジェクト
- 旅行関連のブロックチェーン企業が設立し、独自の仕組みを適用することで市場経済を実現している
- 現在は価格は仮想通貨市場にあわせて低迷している
- エアドロップ終了後も価格に影響はなかった
HYDRAはエアドロップ終了後に価格が上がると言われている部分もありましたが、結果的には上がりませんでした。
ただ、プロジェクトの仕組みや行っていることは明確に公式サイトへ書かれており、VCにもBitcoin.comやKucoinなど信頼性の高い出資者がいることから、将来性はまだまだ期待できるでしょう。
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