「仮想通貨IOSTに投資しようか迷っているんだけど、将来性はあるのかな?今後の価格が0になる可能性や、上昇するのかどうか知りたいな」と思う方も多いでしょう。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)は、独自のコンセンサスアルゴリズムであるPoBを採用しており、高速な処理能力と非中央集権性を実現している仮想通貨です。
2021年には最高12円まで価格上昇していましたが、2022年9月時点では1円台まで下落しています。
IOSTの価格は今後も低迷し続け、将来価格は不安定なのでしょうか?本記事では、今後のIOSTの将来性や価格予想、価格上昇に必要な材料などを解説します。
- IOSTは非中央集権のブロックチェーン技術が採用されている
- JavaScriptにて開発ができるため、多くのプロジェクトに使われる期待が高い
- 現在は最高値から90%近く下落しているため、将来性はないのか?
IOST最新ニュース【2022年9月】
2022年3月に高騰をして、大きな盛り上がりを見せるIOSTの最新ニュースを紹介します。
国内取引所BitPointでIOSTが上場
2022年5月10日には、国内大手仮想通貨取引所のBitPointでIOSTの取り扱いがスタートしました。
また、上場に際して5月中に口座開設を行ったユーザーには、所定の日本円を入金したユーザーに対してIOSTを含むビットコインなどの仮想通貨が付与されるキャンペーンを実施しています。
世界最大級の取引所FTXでIOSTが上場
2022年4月1日には、大手仮想通貨取引所であるFTXにてIOSTの上場が決定しました。
バハマに拠点を持つグローバル仮想通貨取引所。
取引の平均は1日100億ドル以上とと高い取引量を誇る。
IOSTが世界最大級の仮想通貨取引所に上場されたことは、IOSTを取引したい人の需要がかなりあると考えられ、取引が増加すれば価格が上昇する可能性もあります。
今後も大手取引所に上場した際は価格に注視しておきましょう。
エコシステム開発に120億円規模のファンドを設立
2022年4月12日には、IOSTがエコシステム開発のため120億円のファンドを設立した事が明らかとなりました。
次世代プロジェクトの育成や、IOSTマルチチェーンの促進を目的としたイーサリアム仮想マシン(EVM)開発者向けへのプロジェクトとなっています。
このプロジェクトにより、ETHのプロトコルを簡単にIOSTと結合ができるようになれば、ユーザーはIOSTチェーンによる安いガス代で利用可能となる見込みです。
ただ、IOSTのガス代が安くなったところで現在DeFiやdAppsのシェアはイーサリアムやソラナ、アバランチなどが大半を占めており、IOSTがシェアを拡大することは難しいでしょう。
【2022年9月最新】IOSTの現在の価格動
これは、2022年9月時点のIOSTのチャートです。
IOSTは2021年7月から9月にかけて価格は大きく上昇しましたが、2022年に入ってからは上昇することがなく、2022年9月時点で1円台まで下落しています。
IOSTとは?特徴5選
通貨名 | IOST(アイオーエスティー) |
シンボル | IOST |
現在の価格(2022年8月) | ¥1.57 |
時価総額(2022年8月) | ¥33,661,058,775.16 |
時価総額ランキング(2022年8月) | 125位 |
取扱取引所 | コインチェック BitPoint フォビジャパン |
公式サイト | IOSTの公式サイト |
IOSTは、次世代のコンセンサスアルゴリズムである”Proof of Believability”を基盤とする分散型ブロックチェーンネットワークです。
独自のコンセンサスアルゴリズムであるPoBを採用していることにより、高速な処理能力と非中央集権性を可能にしています。
高速な処理能力を持つブロックチェーンは中央集権型で運営されている場合が多いですが、IOSTは非中央集権型なので他とは少し異なる特徴を持っています。
非中央集権のコンセンサスアルゴリズム(PoB)でセキュリティアップ
IOSTでは非中央集権を実現することができる独自のコンセンサスアルゴリズムであるPoBを採用しています。
非中央集権は担保がなければ運営することはできませんが、IOST独自のアルゴリズムのおかげで可能にしており、ネットワーク自体の情報処理スピードが上がるため、1つのブロックの対応確率を上げているのです。
PoBはセキュリティを高めながら処理速度を向上できるためIOSTが注目されている最大の理由です。
ただ、現在はIOSTの価格が下落しているので、IOSTより優秀なブロックチェーンが競合に多いとも言えます。
他の仮想通貨と比べて開発の参入障壁が低い
IOSTの対応しているプログラム言語がJavaScriptなので、ブロックチェーンの開発がしたことが内方でも簡単に開発ができ、他の通貨と比べて参入障壁は低いです。
参入障壁が低いと既存の優秀なエンジニアが参画しやすく、プロジェクトの開発が進みやすいメリットがあります。
一方デメリットとして、誰でも開発できることは一部の優秀なエンジニアしか開発できない技術を持ち合わせられず、差別化が難しいです。
IOSTはセキュリティと処理速度問題を解決できる
IOSTでは、PoBを採用しているため、非中央集権型でセキュリティ問題を解決でき、処理速度の低下問題も解決できます。
処理速度の問題に対しては、EDSと呼ばれる技術を採用していることで問題を解決しています。
EDSを採用することで完全にシステム作業を分担することが可能ですので、ネットワーク作業認証速度を加速させているのです。
基本的に仮想通貨は両方を解決できるプロジェクトは少なく、IOST最大の特徴になります。
低コストで利用・開発できる
IOSTは、低コストで利用・開発できるので、海外だけでなく日本での普及も始まっています。
2022年1月6日には、「RIZIN FIGHTING COLLECTION」が、東京・銀座で開催されているNFTイベント「NFT WEEKS TOKYO」への出展が話題となりました。
このイベントは、格闘技のトレーディングカードサービスで、試合のハイライトやベストショットを収録したNFTを購入し、トレーディングを楽しめるものです。
コインチェックがIOSTの50%を保有している
2022年2月のCoincheckによる公開情報によると、IOSTはコインチェックによって約50%保有されているようです。
1つの母体に大半の仮想通貨が保有されていると、コインチェックが何かあったときに値動きが大きくなりやすく、リスクは高いですが大きく稼げるチャンスが生まれます。
IOSTの過去の価格推移
上記画像は2020年〜2021年までのIOSTの値動きを表しています。
2021年9月頃までは価格が上がってきている傾向にありましたが、2021年後半から価格が少しずつ落ち始めています。
一時的な反発は何度かしているものの価格が安定しているわけではなく、1年経った2022年では1円台まで暴落しているので将来性には不安が残るでしょう。
IOSTが今後価格上昇するための要因4選
IOSTが今後価格上昇するポイントは以下の4つです。
-
- DeFi市場のシェア拡大
- IOSTの上場増加
- IOSTを活用したプロジェクトの進捗
- IOSTのエアドロップ
DeFi市場のシェア拡大
DeFiとは分散型金融のことを指しており、現在全世界的に注目されています。
IOSTはDeFiに2019年から参加しており、IOSTのブロックチェーン技術やコンセンサスアルゴリズムが非常にDeFiとの親和性が高いです。
DeFiはセキュリティ性能が低いプロジェクトが多く、度々ハッキングが起きています。そのため、セキュリティ性能の高いIOSTが今後シェアを拡大していく可能性はあるでしょう。
ただ、現状ではソラナやイーサリアムと大きな差を付けられており、画期的なプロジェクトが生まれない限り厳しい状況です。
IOSTの上場増加
IOSTは世界最大級の取引所FTXにも上場しているので、今後も取り扱う取引所が増えれば価格は一時的に上昇するでしょう。
インドネシアの取引所でもIOSTの取り扱いを始めており、徐々にIOSTの重要度が高まっているのです。
ただ、コインチェックが50%を保有しているので取引できるボリュームは少なく、価格が少し動きにくい側面を忘れずにしましょう。
IOSTプロジェクトの開発
IOSTは、他の仮想通貨よりもセキュリティ面が高いブロックチェーン技術と、一般エンジニアでも取り扱いやすいJavaScriptを言語としていることで、様々なプロジェクトに活用されています。
金融商品・資産を始めとするプロジェクトに対して、IOSTの技術が採用されているのです。
一般エンジニアでも開発しやすいのでプロジェクトは進みやすいですが、今後は競合とどう差別化していくかが重要になります。
IOSTのエアドロップに期待
エアドロップとは、マーケティングキャンペーンの一環のことを指しており、ユーザーに無料でトークンが配布されることがあります。
基本的に所有している通貨と同じ量のエアドロップが行われるため、非常に重要なイベントです。ユーザーとしては無料で仮想通貨を受け取ることができるため、リスクを少なく儲けられるチャンスとなります。
IOSTでも定期的にエアドロップが行われることがあり、エアドロップ実施時には急激に価格が上昇しています。
IOSTを保有すれば、もらえるエアドロップによってトークンが受け取れますので需要が大きく伸びるということです。
IOSTの今後の将来性はない?【2022年9月】
IOSTが今後、価格上昇をするにはDeFi市場でシェアを拡大することが重要ですが、現在は最高値から10分の1以上下落しているので、数年で最高値を更新できる可能性は低いでしょう。
ただ、海外の仮想通貨価格予想サイトではIOSTの将来価格に前向きな予想をしているところが多く、一部紹介します。
- Wallet Investor:5年後に19円まで上昇
- Price Prediction:5年後に29円まで上昇
予想サイトでは今後5年で最高値を更新し、現在価格の30倍まで上昇すると見ているサイトもあります。
30倍は仮想通貨では珍しくないので可能性としてはあり得ますが、先行きが不安定はIOSTを5年間も保有するには大きなリスクが必要です。
IOSTに関してよくある質問3選
IOSTに関してよくある質問に答えていきたいと思います。
IOSTの発行枚数は何枚?
CoinMarketCapによると、IOSTの最大供給量は900億枚IOSTコインと発表されています。
コインチェックは半分を保有しているので450億枚IOSTを保有していることになり、価格変動をあまり受けたくないのであればコインチェックで取引するのがおすすめです。
国内仮想通貨取引所への上場予定はありますか?
現時点で、新しい国内仮想通貨取引所への直近の上場予定は特にありません。
2022年5月にはビットバンク、2022年6月にはフォビジャパンと国内取引所で続々と上場が開始されています。
ただ、IOSTはすでに多くの国内取引所で上場されているので、上場する国内取引所は限られています。
IOSTは今後100円まで価格上昇しますか?
IOSTが今後100円まで価格上昇する未来はほぼないと言えるでしょう。
なぜなら、2022年時点で1円台まで下落しており、100倍の成長をする必要があります。
仮想通貨のほとんどは長期的に必要ないプロジェクトとなり、IOSTも必要とされなくなる可能性があります。
IOSTの将来性は厳しい!
本記事では、IOSTの将来性や今後の価格予想を解説しました。
- IOSTはセキュリティ性能と処理速度の両方を備えている仮想通貨
- DeFi市場のシェアを拡大できれば将来性アリ
- すでに競合が多く、最高値から10分の1以上下落している
- 長期保有には向いておらず、短期投資がおすすめ
IOSTは長期的な将来性には期待できないため、短期投資がおすすめです。
短期投資であれば反発する可能性があったり、大きく下落したりする可能性があるので儲けられるチャンスが増えます。
投資を検討している方は、IOSTは短期投資前提での投資をしてみましょう。