「仮想通貨のKinに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性なども詳しく教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Kin(KIN)はKikというコミュニケーションアプリ上で利用される共通通貨プラットフォームです。
日本で使用している人はあまり見ませんが、アメリカではユーザー数が2億人を超えるほどの人気を誇っています。
イーサリアムとステラのハイブリットネットワークを適用しており、高速なトランザクションで高い流動性があります。
本記事ではKin(KIN)の特徴や価格の動き、今後の価格の動向予測まで解説していきます。
- Kin(KIN)はコミュニケーションアプリKikに共通通貨プラットフォームを提供している
- Kin(KIN)のネットワークにはイーサリアムとステラのハイブリットネットワークが適用されており、高速トランザクションが実現される
- 今後はKin(KIN)のサービス展開動向や仮想通貨関連サービスへの需要の増加に影響を受けて価格が上昇すると考えられる
仮想通貨Kin(KIN)とは
仮想通貨名 | Kin(KIN) |
シンボル | KIN |
価格(2022年6月現在) | 0.00001174円 |
時価総額(2022年6月現在) | 21,996,815.42円 |
市場ランキング(2022年6月現在) | 534位 |
取引所取り扱い | 国内取引所の取り扱いなし |
公式サイト | https://kin.org/ |
Kin(KIN)はオーストラリアのコミュニケーションアプリKik共通通貨プラットフォームとして開発された仮想通貨です。
2017年にICOを実施し、新しいコミュニティの経済体としてデジタルサービスの分散型エコシステムの基盤となることを目指しています。
日本で例えるならば、LINEのようなメッセージアプリです。Kinはkikが提供する支払いやチャットなどのサービスを利用する際に使用される通貨です。
Kin(KIN)の特徴4選
Kin(KIN)はメッセージプラットフォームにおける共通通貨の導入のために開発されました。
Kin(KIN)の特徴についてポイントを挙げて解説していきます。
3億人以上が利用するメッセージアプリの仮想通貨
Kin(KIN)はカナダのメッセージプラットフォームであるKikの共通通貨プラットフォームを提供します。
すでに3億人超のユーザーが存在するKikのプラットフォームでは、Kinウォレットなど金融関連のサービスを展開することが可能です。
Kin(KIN)はリリースの前にKik Pointsという大規模な決済実験キャンペーンを実施しています。
これは、Kikユーザーにアプリ内でポイントを獲得して使用する機会を提供するサービスでした。
獲得したポイントはアプリ内で決済に利用することが可能です。
また、現在はメッセージアプリだけでなくゲームやフィットネスなど計11種類のアプリでKINが使用できます。
Kin Rewards Engineによって公平なトランザクション処理をしている
Kin(KIN)はアルゴリズムとしてKin Rewards Engine を開発・適用しています。
Kin Rewards Engineは透明性、公平性、効率性を担保したブロックチェーンのトランザクション承認プロトコルで、アプリ内での活動の評価によりKinを報酬としてもらえます。
Kin Rewards Engineの承認者は1日の作業内容に応じてKin(KIN)を報酬としてエコシステムから分配されて受け取ります。
アプリ内での活動の評価が上がるともらえる仕組みはユーザーの民度を上げる効果があり、それによりサービスの評価も上がるため新規参入者が増えやすいサイクルがつくれるのです。
さまざまなブロックチェーンを使用している
Kin(KIN)はリリース当初ステラネットワークを利用していました。
しかし、2021年の5月イーサリアムとステラのハイブリットネットワークを適用することを発表しました。
イーサリアムとステラのハイブリットネットワークを適用することで、Kin(KIN)はイーサリアムネットワークの流動性とステラのトランザクションスピードを自身のサービスに適用することが可能となります。
また、2020年にはSolanaブロックチェーンへと移行しており、よりトランザクションの速いブロックチェーンへと乗り換えていました。
KINトークンの役割
Kin(KIN)トークンはKikのアプリ上で様々な形で利用することが可能です。
サービスの通貨としての役割がある
Kin(KIN)トークンはアプリ上の決済手段として利用することが可能です。
例えば、投げ銭やユーザー同士のデジタルコンテンツの売買に利用することが可能です。
kinの活動の報酬として付与される
Kin(KIN)は前述のKIN Rewards Engineをアルゴリズムとして備えており、ユーザーのKikプラットフォーム上の様々な活動に大して報酬としてKin(KIN)トークンを付与します。
Kikプラットフォーム上のサービスとは、デジタルコンテンツの購入や、販売などです。
今後Kikがプラットフォーム上のサービスを増やせば利用者も増え、価格に良い影響を与えるでしょう。
Kin(KIN)の最新の価格動向
20219月の初めは高値で推移していますが、その後大きく価格が下がっています。
10月に入ってからはやや価格を持ち直している様子が見られます。
この価格の動きは仮想通貨市場全体の動きに釣られているのでしょう。
9月は中国の不動産大手恒大のデフォルト危機から発展したリスクマネーの売りの動きや中国政府が仮想通貨を全面禁止としたことで仮想通貨市場全体で大きく価格が下がりました。
2022年6月現在は仮想通貨市場が低迷しており、それにつられて再び低迷しています。
Kin(KIN)の過去の価格推移はどんな感じ?
Kin(KIN)のこれまでの価格はどのような動きをしていたのでしょうか。
- 2017年の上場後は上昇
- 2019~停滞
- 2021年3月から4月にかけて価格が再び上昇
1つずつ解説していきます。
2017年の上場後は上場
2017年の上場後、価格が急上昇しました。
Kin(KIN)はKikのアプリを通し、数億人ものアクティブユーザーを保有しているため、Kin(KIN)が幅広く利用されることが期待され、大きく上昇したものと考えられます。
ただ、草コインなので上昇は一時的になり、基本的にはすぐに暴落します。
2019~停滞
上場後の急上昇がおさまった後、2018年、2019年にわたって価格は停滞していました。
2020年当時、Kin(KIN)が自身の発行しているトークンが有価証券に当たる可能性があるとしてSECと法廷で闘争中だったことも影響している可能性があると考えられます。
参考:仮想通貨KINを有価証券と判断 NY連邦地裁が判決 (coinpost.jp)
2021年3月から4月にかけて再び価格が上昇
2021年になって3月後半から4月前半にわたって価格は約414%上昇しました。
仮想通貨市場全体が盛り上がっており、dAppsなどの人気の高まりに影響を受けて、アルトコイン全体の価格が上昇したことにあると考えられます。
そのため、特にKinが何か新しいサービスなどを打ち出して価格に影響を与えたわけではありません。
kinは仮想通貨市場全体の盛り上がりがなければ、あまり価格が上昇しないと言えるでしょう。
Kin(KIN)が価格上昇する要因はどこ?
Kin(KIN)の価格上昇要因をポイントを挙げて説明してきます。
- サービスの利用者が増えて仮想通貨の利用度が増える
- SECとの訴訟問題
- dAppsやイーサリアムなどの盛り上がり
1つずつ解説していきます。
サービス利用者が増えて仮想通貨の使用が増える
Kin(KIN)は上場後、数億人ものユーザーがいるということから大きな注目を受け、その注目は価格の上昇に大きく寄与しました。
そのため、今後も利用者が増えてKinの使用が増えれば、当然ですが価格は上がりす。逆にKinを使用したサービスが魅力的でなければ価格は上がらないでしょう。
SECとの訴訟問題
Kin(KIN)がSECとの訴訟となり、サービスが停止した際、価格は停滞しました。
その後MediaLabがKin(KIN)を買収し、Kin(KIN)トークンが存続することが決定した時大きく価格は上昇しています。
規制当局の関与は価格に影響を受ける可能性があります。
規制当局の規制がかかると、最悪の場合、トークン自体の発行・利用が廃止となる可能性があるためです。
dAppsやイーサリアムなどの盛り上がり
dAppsなどの仮想通貨関連サービスの人気の上昇もKin(KIN)に価格上昇の影響を与える可能性があります。
Kin(KIN)はイーサリアム上で仮想通貨関連サービスを提供しているため、仮想通貨サービスが広がるとともにKin(KIN)の利用も増加すると考えられるからです。
Kin(KIN)の今後の価格の将来性は?
現時点で予想可能なKin(KIN)の価格の動きを紹介します。
- Kin(KIN)を使用できるアプリが拡大している
- dAppsなどの仮想通貨関連サービスの拡大に影響
1つずつ解説していきます。
Kin(KIN)を使用できるアプリが拡大している
今後、Kin(KIN)を提供するKikはさらにサービスを拡大させ、利用者を増加させる可能性があります。
現在KINが使用できるアプリは、11種類あり、使用できるサービスが増えれば増えるほど価格は上がりやすい傾向にあるでしょう。
kinの使い道が増えることは価格にとって非常に重要です。
dAppsなどの仮想通貨関連サービスの拡大に影響
仮想通貨関連サービス・アプリの人気の拡大に影響を受けて価格が上昇すると考えられます。
Kin(KIN)はKikのアプリケーション内でKin(KIN)を通貨のように利用することや活動の報酬として受け取ることが可能です。
kinは今後NFTにも参入すると発表しており、現在5種類のNFTゲームをリリース中です。
dAppsやNFTの波にのって価格に良い影響を与える可能性もあります。
Kin(KIN)は海外取引所で購入できる
Kin(KIN)は海外取引所のみの取り扱いになります。
- CoinEx
- HitBTC
- YoBit
- Binance
- Bybit など
海外取引所で購入するのがためらわれる方は、まずは、国内取引所のコインチェックでアルトコインを購入してみてはいかがでしょうか。
Kin(KIN)は将来性はサービスの拡大に注目
Kin(KIN)はコミュニケーションアプリKikで流通する仮想通貨です。kinの価格に良い影響を与えるには、kinを使用できるアプリの拡大が必要になります。
- 数億人の利用者が存在するコミュニケーションアプリKikで利用される共通通貨
- ステラとイーサリアムのハイブリッドネットワークを利用しており、高速でトランザクション処理を行うことが可能
- SECの規制によって一時価格は停滞していたが、2021年以降価格は大きく上昇した
- 今後は、サービスの拡大やNFTの人気の高まりに影響を受けて価格が上昇する可能性がある
NFTにも参入していて、すでにGameFiと呼ばれるトレンドのNFTゲームを作成しているので、波をとらえることができれば価格の将来性は見込めます。
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