「仮想通貨のMinaに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性を詳しく解説してほしい」と悩む方も多いでしょう。
Mina Protocol(MINA)は最軽量のブロックチェーンの構築を目標とするブロックチェーンプロジェクトです。
zk-SNARKという技術を導入することでブロックチェーンのサイズを圧縮し、利用者がDAppsをより効率的に利用できることを可能にします。
ビットコインやイーサリアムは現在ブロックチェーンの処理速度が低下して問題視されていますが、Minaはza-SNARKを利用しているので処理速度の低下が起こりづらく、注目されています。
本記事ではMina Protocol(MINA)の特徴や価格の動き、将来予測について解説しています。
- Mina pPotocol(MINA)はブロックチェーンの軽量化を実現し、効率的なブロックチェーンの運用を目指すプロジェクト
- zk-SNARKという技術を活用しており、従来のブロックチェーンよりも大幅にブロックを縮小することが可能
- 2021年6月の上場以降、価格は取引所の上場やシステム・コミュニティの拡張に影響を受けて上昇してきた
- 今後はシステム・サービスの拡張や取引所上場などに影響を受けて上昇することが予想される
- 多くの有名VCから資金調達を受けている
Mina Protocolを支援するエコシステムは17日、トークンセールで100億円を調達したことを発表した。
調達企業もThree Arrows CapitalとFTXベンチャーズが主導し、Alan Howard、Brevan Howard、Amber Group、 Blockchain.com、Circle Ventures、Pantera Capitalと、有名VCが数多く並んでいます。
参考:軽量ブロックチェーンMina Protocolを支援するエコシステム、AmberやFTXから100億円調達 (coinpost.jp)
それだけMinaが注目されていることになります。
仮想通貨Mina Protocol(MINA)とは

仮想通貨名 | Mina Protocol(MINA) |
シンボル | MINA |
価格(2022年6月) | 0.738ドル |
時価総額(2022年6月) | 414,050,881.85ドル |
市場ランキング | 82位 |
国内取扱い取引所 | 国内取引所の上場なし |
公式サイト | https://minaprotocol.com/ |
Mina Protocolは、2017年にO(1) Labsによって立ち上げられたブロックチェーンプロジェクトです。
最小限の簡潔なブロックチェーンを目指して独自のシステムを構築しています。
独自のシステムの構築によって、ネットワーク上のトランザクション件数にかかわらず、わずか22kBの一定サイズを維持することが可能な軽量のブロックチェーンを実現しています。
ブロックチェーンサイズを一定に軽量化することで世界中のどこからでも、どんなデバイスでも利用できる軽量ブロックチェーンを基盤としたインフラを作っているのです。
Mina Protocol(MINA)の特徴4選
Mina Protocol(MINA)はどのような特徴を持っているのでしょうか。
ここではMina Protocol(MINA)のプロジェクトやシステムの特徴を解説します。
分散化と処理速度の速いブロックチェーン
Mina Protocol(MINA)は、DAppsをより効率的に実行するために、計算要件を削減するために構築された最小限の「簡潔なブロックチェーン」です。
2017年にO(1) Labsによってブロックチェーンの分散化とスケーラビリティを最適化するという目標を掲げて設立されました。
最軽量のブロックチェーンなのでユーザーも利用しやすい
イーサリアムやビットコインのブロックチェーンはブロックの容量が限られており、トランザクションの使用量が増加すると、ブロックの生成に時間がかかってしまいます。
それにより、本来のブロックチェーンの性能を発揮できないというスケーラビリティの問題を抱えていました。
実際、現在のビットコインのブロックサイズは350GBにも達して肥大化していますがMinaのブロックサイズは約22kbで固定されています。
Mina Protocol(MINA)はブロックを圧縮する技術を用いることでブロックのサイズを大幅に縮小することを実現しました。
そのため、Mina Protocol(MINA)はビットコインやイーサリアムの代替となり得る可能性をはらんでおり、世界最軽量のブロックチェーンと呼ばれることもあります。
Mina Protocolでは利用者がどれだけ増えても、ブロックチェーン自体が常に同じサイズを維持する仕組みを採用することにより軽量化ができてユーザーファーストなブロックチェーンです。
zk-SNARKがカギになっている
Mina Protocol(MINA)はなぜブロックを圧縮できる理由はzk-SNARKを採用しているからです。
zk-SNARKはMITの教授でAlgorandの創設者であるSilvio Micaliによって最初に開発されたコンピューティングの概念であり、ユーザーが特定のデータを互いに公開することなく、そのデータがあることを確認できるようにします。
zk-SNARKはゼロ知識証明と呼ばれ、極めてサイズの小さい「偽造不可能な証明書」の役割を果たします。
この場合、ブロックチェーンのチェーン全体の状態を検証することが可能となるため、ネットワーク上で作成されたすべてのブロック一つ一つでトランザクションを検証する必要がないことを意味します。
Mina Protocol(MINA)は、zk-SNARKとプルーフオブステークのコンセンサスメカニズムと組み合わせることでトランザクションの処理と記録に必要なリソースが大幅に削減されるとしています。
ネットワーク運用に3つ役割がある
Mina rotocol(MINA)には、参加者のネットワークのシームレスな運用をサポートするため、以下3つの役割が必要となります。
- Verifiers(検証者)
- Block Producers(ブロックプロデューサー)
- SNARKER(スナーカー)
1つずつ解説していきます。
Verifiers(検証者)
Verifiers(検証者)は完全なノードセキュリティを実現するため、zs-SNARKをダウンロードする役割を担います。
Mina Protocol(MINA)のユーザーは、デバイスが22KBのチェーンを処理でき、数ミリ秒の処理時間に耐えることができる場合、Verifiersと見なされます。
多くのユーザーはVerifiersとなるでしょう。
Block Producers(ブロックプロデューサー)
Block Producers(ブロックプロデューサー)は他のブロックチェーンプロトコルでは、スタッカー、またはマイナーなどと呼ばれる役割を表します。
ブロックプロデューサーはブロックに追加されたすべてのトランザクションを検証(SNARK)し、報酬を受け取ります。
Mina Protocol(MINA)ユーザーはステーキングの際に自分でステーキングする代わりに、ブロックプロデューサーに委任することもでき、Minaを利用してお金を稼げるのです。
ステーキングについては以下の記事で詳しく解説しています。
SNARKER(スナーカー)
SNARKER(スナーカー)は、トランザクションの検証に必要なzk-SNARKを作成する役割を持ちます。
彼らは彼らのSNARKSの料金を掲示し、入札を呼びかけ、ブロックプロデューサーがSNARKを入札します。
ブロックプロデューサーはSNARKを入札した場合、彼らが稼いだ取引手数料から代金を支払います。
今後は多くのプランを構築する予定がある
Mina Protocol(MINA)は、将来的なプランとして、開発者にとってデジタル通貨とステーブルコインの統合をはるかに簡単かつ安価にすることやブロックチェーンの統合、パーミッションレスなオフチェーンデータ提供サービスの構築をする予定です。
Mina Protocol(MINA)は、スケールアップした場合次のようなユースケースが想定されます。
- クレジットスコアと給与の証明による収支履歴を開示せずにローンの資格を獲得する仕組みの構築
- ディープフェイクの写真、ビデオ、オーディオの防御
- 誰でも結果を確認できる匿名の投票システム
- 単一のプラットフォームによる信頼できないIDの検証
- ゲートキーパーや、ビルダー、起業家、顧客の参入障壁の撤廃
また、現在イーサリアムブロックチェーンとのブリッジの構築作業が実施しており、さまざまなブロックチェーンとの統合も見られるようになるでしょう。
Mina Protocol(MINA)の最新の価格動向はどうなっている?
Mina protocol(MINA)は現在どのような価格となっているのでしょうか。

2022年に入ってからはさえない動きが続いています。
これはMinaに特に目新しい動きがみられず、アメリカの経済状況によって仮想通貨市場が全体的に低迷している原因があります。
Mina Protocol(MINA)の過去の価格推移はどうなっている?
Mina Protocol(MINA)の価格の推移をポイントを挙げて説明します。
- 取引所の上場後は下落
- 7月8月は下落したまま停滞している
- 9月以降価格が大きく上昇している
1つずつ解説していきます。
取引所の上場後は下落
Mina Protocol(MINA)は9ドル台でKrakenやOKExで上場を開始しましたが上場直後は80%程度下落しています。
これはICOでMina Protocol(MINA)を購入していた投資家が上場後通貨を手放したことが影響していると考えられます。
2021年7月は停滞している
停滞はしばらく続き、7月いっぱいはやや下落する形で停滞しています。
やはりアルトコインはプロジェクトに動きがないと価格が低迷しがちです。
8月以降価格が大きく上昇している
8月以降は価格が大きく上昇しました。
この上昇は7月末にMina Protocol(MINA)のコミュニティサイトがオープンしたことや8月10日にBinanceに上場したことが影響していると考えられます。
8月以降の上昇の動きは大きく値を上げ、8月から9月で約300%も上昇しました。ただ、その分大きく下落しているため、投資を行う際は注意して行うべきとわかります。
Mina Protocol(MINA)の将来性はある?
Mina Protocol(MINA)の将来性はあるのかまとめました。
- サービスの増加によって利用者が増える可能性アリ
- コミュニティの拡大によって価格が上昇する
- 海外取引所の上場で一時的に価格が上昇する可能性アリ
1つずつ解説していきます。
サービスの増加によって利用者が増える可能性あり
システムのアップデートやサービスの拡張はMina Protocol(MINA)にとってポジティブな影響を与えると予想されます。
実際に2021年10月の上昇傾向の要因の一つとしてメインネットのアップデートなどが挙げられますが、システムやサービスがアップデートすることはそのプロジェクトの開発が進んでいるということの証でしょう。
また、Mina protocolは先ほど解説したように、さまざまなユースケースを持つサービスを開発咲いている段階です。
そしてzk-SNARKを利用している数少ないプロジェクトなので、他のプロジェクトより優位性を持って開発を勧められるでしょう。
コミュニティの拡大が重要
2021年8月の大きな価格上昇の要因の一つはコミュニティサイトの開設なので、今後もコミュニティの拡大は重要な指標になります。
コミュニティサイトの設立など、コミュニティを拡大することはMina Protocol(MINA)のファンを増やすことにつながります。
ファンが積極的に仮想通貨を購入・利用するようになるため、価格が上昇するのです。
海外取引所の上場で一時的に価格は上昇する可能性あり
海外取引所への上場によっても価格が上昇することが予測されます。
取引所に上場するということは、その仮想通貨を取引所が審査し、上場させたという意味を持ちます。
国内取引所にも上場する可能性がありますが、基本的には規模の大きい海外取引所へ上場した方が価格に影響は起きやすいです。
Mina Protocol(MINA)は海外取引所で購入できる
ここではMina Protocol(MINA)の購入方法を説明します。
- 国内取引所で口座を開設し、Mina Protocol(MINA)の取引ペアを購入する
- Mina Protocol(MINA)の取引ペアを海外取引所に送金する
- 海外取引所でMina Protocol(MINA)を購入する
1つずつ解説していきます。
国内取引所で口座を開設+MinaMINAの取引ペアを購入する
まずMinaの取引ペアを購入するため、国内取引所で口座開設しましょう。
国内取引所はシンプルで使いやすいコインチェックがおすすめです。
口座を開設した後は、Mina Protocol(MINA)の取引ペアを購入します。
Mina Protocol(MINA)の取引ペアはビットコインやイーサリアムが多いため、ビットコインやイーサリアムを購入しましょう。
MinaMINAの取引ペアを海外取引所に送金する
次に、Mina Protocol(MINA)の取引ペアのビットコインやイーサリアムを海外取引所に送金します。
Mina Protocol(MINA)を取り扱っている海外取引所は次の通りです
- Binance(バイナンス)
- Gate.io(ゲート)
- Kraken(クラーケン)
- OKEx(オーケーエクスチェンジ)
- BitMart(ビットマート)
- CoinEx(コインエクスチェンジ)
Binanceが規模の大きい取引所で詐欺のリスクが低いため、安全に取引できます。
海外取引所でMina Protocol(MINA)を購入する
最後に海外取引所でMina Protocol(MINA)を購入します。
これでMina Protocol(MINA)の購入は完了です。
仮想通貨Mina Protocol(MINA)のまとめ
今回はMina Protocol(MINA)について説明しました。
Mina Protocol(MINA)は独自の技術を用いて従来のブロックチェーンの問題を解決し得る新しいブロックチェーンを開発している仮想通貨です。
Three Arrows CapitalとFTXベンチャーズ、Alan Howard、Brevan Howard、Amber Group、 Blockchain.com、Circle Ventures、Pantera Capitalと、有名VCから資金調達を受けている注目のプロジェクトになります。
- Mina Protocol(MINA)は既存のブロックチェーンに代わる最軽量のブロックチェーンを実現し、dAppsを誰でも簡単・効率的に利用することができることを目指すプロジェクト
- ブロックチェーンにzk-SNARKという技術を適用しており、従来のブロックチェーンよりも大幅にブロックを縮小することが可能
- 2021年6月の上場以降は、価格は取引所への上場やシステムアップデート・コミュニティの拡張に影響を受けて上昇してきた
- 今後はシステム・サービスの拡張や取引所上場などに影響を受けて上昇することが予想される
- 有名VCから資金調達を受けている
Mina Protocol(MINA)は2022年にも様々なシステム・サービスの拡張を控えており、今後拡大が期待されるプロジェクトです。
Mina protocolから何か新しいプロジェクトがリリースされたときは、自らサービスを利用してそのサービスの利用者が増えそうかどうか体感してみるのも価格を予想する上で重要になります。
Mina protocolをぜひ利用してみましょう。
コメント