「仮想通貨NEOに投資するか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性も詳しく教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Neo (NEO)は「中国のイーサリアム」としても有名なブロックチェーンベースの分散型プラットフォームです。
NEOはスマートコントラクトを採用しているプラットフォームで、ブロックチェーンエコシステムの正式な検証プラットフォームであるCertikとの提携を発表してプラットフォームのセキュリティを強化しています。
本記事ではNeo (NEO)の特徴や価格、将来の予測について説明しています。
Neoに興味がある方、投資してみたいという方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
- Neo (NEO)はデジタル資産を保存・取引することが可能なスマートエコシステムを提供するプラットフォーム
- プラットフォーム上のステークホルダーにデジタルIDを付与しており、dBFTというコンセンサスアルゴリズムを適用している
- 2021年に入ってから価格が大きく上昇し、dAppsの需要などを受け大きく上下している
- 価格は中国の政策や規制、システムのアップデートなどに大きく影響される
NEOは2019年時点でBinanceUSに上場している古参の仮想通貨です。それでいて2022年7月現在でも時価総額が60台と高く保っているので、長期投資する旨味がある仮想通貨と考えられます。
仮想通貨Neo (NEO)とは
仮想通貨名 | Neo (NEO) |
シンボル | NEO |
価格 | 約1,115円(2022年7月現在) |
時価総額 | 78,693,822,420.07円(2022年7月現在) |
時価総額順位 | 67位(2022年7月現在) |
取引所取り扱い | Binanceなど |
公式サイト | https://neo.org/ |
NEOは、2014年に中国のDaHongfeiとErikZhanによってAntSharesとして設立され、2017年6月にNEOという名前になりました。
NEOは、デジタル資産とスマートコントラクトの開発を可能にするブロックチェーンベースのプラットフォームです。
機能として米国拠点のイーサリアムと似ているため、「中国のイーサリアム」と呼ばれることもあります。
スマートコントラクトは最初にイーサリアムが採用しており、イーサリアムはスマートコントラクトの普及で大きく価格上昇を起こしました。
そのため、同じ仕組みを採用しているNEOもイーサリアムのように価格上昇する可能性があるでしょう。
Neo (NEO)の特徴5選
Neo (NEO)の特徴をポイントを挙げて解説していきます。
dAppsの作成ができる
Neo (NEO)は誰でも分散型の製品やサービスを取引・作成できるプラットフォームとして機能することを目的としたソフトウェアネットワークです。
Neo (NEO)のプラットフォーム上で資産はNEOブロックチェーン上において、オープンで、分散化され、信頼でき、追跡可能な方法で簡単にデジタル化されています。
イーサリアムでは「ERC20」という規格ですが、NEOは「NEP-5」という規格に基づいてトークンを新規発行しています。
Neo (NEO)のプラットフォームを使用することで、開発者はソフトウェアを使用してスマートコントラクトを実行し、実際の製品やサービスを複製することを目的としたdappsを設計できます。
スマートコントラクトを採用している
Neo (NEO)は手順が自動化されるシステムであるスマートコントラクトをNeoContractsという名前で自身のプラットフォームに適用しています。
NeoContractsは、他のスマートコントラクトベースのプロトコルとは異なり、開発者が新しい言語を学習するのではなく、さまざまな一般的な既存の言語(C#やJavaなど)を使用してアプリケーションを構築可能です。
スマートコントラクトは2021年に流行したNFTやDeFiと相性が良く、今後もブームが起きればNEOの価格にも良い影響を及ぼす可能性があります。
デジタルをIDを必要にしている
NEOプラットフォームで動作するすべての個人、企業、またはその他のエンティティは、検証可能な一意のデジタルIDを持っている必要があります。
人、企業、プロジェクトは、相手方が必要なIDを持っている場合にのみ、相互に取引することが可能です。
トランザクションの検証や、アカウンティングなどNEOネットワーク上の他の様々な活動においても、IDが必要になる場合があります。
IDを重視しているとセキュリティ対策になり、仮想通貨の法整備が厳しい中国にも対策できる可能性があるでしょう。
独自のコンセンサスアルゴリズムdBFTを採用
NEOは独自のコンセンサスアルゴリズムであるdBFTを採用しています。
dBFTは、委任されたプルーフオブステークと同様に機能し、投票システムを利用して、ソフトウェアを実行しているどのコンピューターがNeo (NEO)のブロックチェーン上に次のブロックを作成するかを決定します。
このシステムはNEOを所有している人なら誰でもNeo (NEO)のネットワークの運用を支援できることを意味します。
NEOはトランザクションの取り消しをすぐに削除でき、確認済みのブロックに入るとすぐに全てのトランザクションが永続的に決済されます。
NEOトークンとGASの2種類を発行している
Neo (NEO)はNEOトークンとGASの2種類の仮想通貨を発行しています。
- NEOトークン:NEOのガバナンストークン
- GASトークン:NEOネットワークの料金
2種類のトークンを利用することで、ユーザーはネットワークへの出資を減らすことなくエコシステムへ参加できます。
NEOトークンは、ブロック生成の投票のためにステーキングすることが可能です。
NEOトークンをステーキングしたすべての所有者は、コンセンサスノードに投票し、ブロックを誰が生成するかを決定します。
また、Neoブロックチェーンに新しいブロックが追加されると、コンセンサスノードはネットワークのトランザクション料金をGASで受け取ります。
Neoウォレットにはclaim functionが含まれており、ボタンをクリックすることでもGASを獲得できます。
Neo (NEO)の最新の価格はどうなっている?
Neo (NEO)の最新価格はどうなっているでしょうか?
2021年9月頃にNFTやdAppsのバブルを受け、スマートコントラクトを採用しているNEOも価格が上昇しました。
しかし、2022年に入ってからアメリカの金融政策により仮想通貨市場が全体的に暴落し、釣られてNEOも下落しています。
アメリカの経済状況が再び上向かなければ、かかっくが上昇することはしばらくないでしょう。
Neo (NEO)の過去の価格推移
NEOの過去の価格推移を解説します。
2021年以前は停滞していた
2019年の上場後、2021年以前はNeo (NEO)の価格は停滞していました。
NEOに目新しいニュースが出ていないので、価格が上昇しにくいと考えられます。
2021年4月はアップデートで高騰
2021年に入って4月から5月にかけて約170%価格が上昇しました。
この上昇は3月25日にブロックチェーンプロトコルをアップデートしたことにあると言われています。
このN3と呼ばれるブロックチェーンプロトコルにアップデートすることでNeo (NEO)のネットワークのトランザクションはよりスピードを上げ、コストを大幅に削減します。
Neo (NEO)のアップグレードによってNeo (NEO)の信用性が高まり、需要が増加したと考えられます。
アップデートだけでなく、この時期はNFTやDeFiなどのバブル期が始まっていた時期で、仮想通貨市場が全体的に上昇相場でした。
アップデートと上昇相場の重なりが価格上昇を引き起こしています。
2021年6月から8月は停滞
4月5月の価格の上昇の後、6月から8月では価格は停滞の傾向となります。
これは4月5月に急騰した後、dAppsへの需要がおさまり、Neo (NEO)の需要も沈静化したためと考えられます。
Neo (NEO)の価格の将来性はある?
NEOの将来性を意識する上でのポイントは以下の通りです。
- 中国の規制による
- dAppsが再びバブルになるか
- 開発状況による
1つずつ解説していきます。
中国の規制による
Neo (NEO)は中国発の分散型プラットフォームであり、中国に拠点を置いているため、中国の政策や規制の影響を受ける可能性があります。
中国は仮想通貨に対してはやや厳しい対応をとっており、2021年9月には仮想通貨を全面禁止することを発表し、仮想通貨取引所をはじめ、様々な仮想通貨業界のプレイヤーが影響を受けました。
最近でも、「Move to Earn」分散型ゲームアプリSTEPNは中国でサービス提供を中止する予定を発表しました。
その他も仮想通貨と関わりが深いメタバース関連商標申請を却下しており、仮想通貨に対してあまり前向きではない姿勢があります。
dAppsが再びバブルになるか
Neo (NEO)はdAppsを作成できるスマートコントラクトの分散型プラットフォームです。
そのため、dAppsの需要が増加することに伴い、Neo (NEO)の利用が増加し、Neo (NEO)の価格が上昇する可能性があります。
イーサリアムも同じスマートコントラクトを採用しているプラットフォームなので、イーサリアムの価格はNEOの価格を見る上で重要な指標になるでしょう。
開発状況による
Neo (NEO)のN3のアップデートが実施された際に価格が上昇したことでもみられるように、開発がスムーズに進んでいるという情報やネットワークのアップデートの情報は価格の上昇の要因となります。
開発がスムーズに進むということはNeo (NEO)のシステムの頑健性が高まっており、信用性が高くなっているということです。
最近はNEOの開発による発表はあまり行われていないので、雲行きが怪しい部分はあります。
Neo (NEO)の購入方法【海外取引所】
Neo (NEO)を取り扱っている主要な取引所は以下の通りです。
- Bitfinex(ビットフィネックス)
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- OKEx(オーケーエックス)
- Huobi Global(フォビ グローバル)
- Kucoin(クーコイン)
- Binance(バイナンス)
- Poloniex(ポロニエックス)
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。
海外取引所はBinanceが最も規模が大きく、安全性が高いのでおすすめです。
Neo (NEO)の購入手順は3ステップ
Neo (NEO)を購入する手順は次の通りです。
- 国内取引所で口座を開設し、Neo (NEO)の取引ペアの仮想通貨を購入する
- Neo (NEO)の取引ペアを海外取引所に送金する
- 海外取引所でNeo (NEO)を購入する
1つずつ解説していきます。
1. 国内取引所で口座を開設し、Neo (NEO)の取引ペアの仮想通貨を購入する
初めに国内取引所で口座を開設し、Neo (NEO)の取引ペアとなる仮想通貨を購入します。
Neo (NEO)のペアはビットコインやイーサリアムであることが多いため、ビットコインやイーサリアムの購入がおすすめです。
Neo (NEO)の取引ペアを海外取引所に送金する
次にNeo (NEO)の取引ペアであるビットコインやイーサリアムを海外取引所に送金します。
海外取引所への送金は個人情報を送る必要があるので、心配な方は避けましょう。
海外取引所でNeo (NEO)を購入する
最後にビットコインやイーサリアムを送金した海外取引所でNeo (NEO)を購入します。
仮想通貨Neo(NEO)のまとめ
Neo (NEO)はデジタル資産を保存・取引することが可能な分散型プラットフォームを提供するプロジェクトです。
中国の規制に左右される部分はありますが、イーサリアムと同じ仕組みを採用しているので将来性がある銘柄と言える可能性が高いです。
- デジタル資産を保存・取引することが可能なスマートエコシステムを提供している
- デジタルアイデンティティを重視、独自のコンセンサスアルゴリズムを適用するなど独自のシステムを構築している
- 2019年上場後価格が停滞していたが、2021年になりNeo (NEO)のシステムアップデートやdAppsの需要の高まりを受けて価格が大きく上下している
- 今後は中国政府の体制やシステムの開発状況、dAppsの需要などが重要
dApssやスマートコントラクトが再びバブルになるとNEOも再び価格上昇を起こす可能性があるので、イーサリアムの価格を見て指標にしておくと良いでしょう。
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