「NFTスポーツというものがあるけど、どんな特徴があるの?事例を用いながら将来性や購入方法を教えてください」と悩む方も多いでしょう。
NFTスポーツは、スポーツ選手のプレイ画像や動画がNFT化されて販売されたり、チケットがNFT化されたりするものです。
自分の好きな選手のカードを集めるのも、高額取引できるカードを資産として保有しておくのもアリです。
本記事では、NFTスポーツの特徴や仕組み、選手データの購入方法を解説します。
- NFTスポーツとは、唯一性を有した選手データを取引できる仕組み
- 専用のプラットフォームを介して選手のゲームカードやサイン入りコンテンツなどを購入できる
- プラットフォームではコンテンツの売却も可能で、希少性の高いコンテンツを入手すれば資産化も可能
- コインチェックやOpenSeaなど有名なNFTプラットフォームを紹介
- コインチェックやOpenSeaでのNFTコンテンツの購入方法を解説
NFTスポーツの代表例としては、米プロバスケットボールリーグ(NBA)とのコラボによって実現したブロックチェーンゲーム「NBA Top Shot」があります。
試合中の選手の写真やプレイ動画がカード化されており、詳しい解説は後述しています。
NFTスポーツとはどんなもの?
NFTスポーツを理解するためには、まずNFTの仕組みを知る必要があります。
NFTの場合はそれぞれのトークンに固有の性格があり、ほかの仮想通貨や現金と交換することはできません。
たとえば世界に一つしかないアート作品やゲームのキャラクター、不動産といった財は唯一性を有していることもあり、NFTに分類できます。
- NFTアート
- NFTアイテム
- NFTトレーディングカード
NFTの仕組みをスポーツ分野にあてはめたものが、NFTスポーツです。
NFTスポーツは基本的にトレーディングカードになっている場合が多く、コレクションとして機能したりゲームで使うアイテムとして機能したりします。
NFTスポーツの特徴3選
ここではNFTスポーツの基本知識を簡単に解説していきます。
NFT保有者の唯一性が確保される
複製が難しく唯一性が確保されるのがブロックチェーンの仕組みですが、NFTによってその技術を応用すると所有者や真証性を付与できます。
NFTスポーツでよく活用されているコンテンツとしてトレーディングカードゲームが挙げられます。
世界にはNFTスポーツを利用できるプラットフォームが用意されており、ユーザー(カードゲームのプレイヤー)はそのプラットフォーム内でユーザー同士によるカード交換を行えます。
NFTスポーツは資産性がある
カードゲームのアイテムが代替不可能になることで、そのアイテムには資産性が生まれます。
現実世界で大きな成績を残している選手はNFTでも価値が高く、高額取引されやすい傾向があります。
実際、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手のNFTカードは約3200万円で取引されました。
また、逆に現時点ではあまり有名ではないけど実力はあり、将来性に期待できる選手のNFTを事前に保有しておくことで、有名になった時に高額取引できる可能性もあるでしょう。
プラットフォーム内のカードはETHを利用して購入可能
プラットフォームで売買される選手のカードは、仮想通貨の一つであるイーサリアム(ETH)を利用して購入する場合が多いです。
なぜなら、NFTスポーツの大半がイーサリアムブロックチェーン上に構築されているため、イーサリアムブロックチェーンの通貨であるETHが必要になります。
まずは国内取引所で口座解説をし、ETHを購入しましょう。
NFTスポーツの事例を紹介
NFTはスポーツ分野以外にアートや音楽業界でも盛り上がりを見せています。
日本でも、国内を代表するアーティスト村上隆氏がNFTプラットフォーム上でオリジナルアートを販売するなど、世界中でNFTが注目されています。
NFTスポーツの実例を複数ご紹介します。
埼玉西武ライオンズ
埼玉西武ライオンズは、2021年9月7日よりNFTコンテンツの販売を「LIONS COLLECTION(ライオンズコレクション)」にて開始しました。
販売するコンテンツは、「栗山巧外野手の通算2,000本安打達成記念のパネル」など計4種類にのぼります。
コンテンツはすべて選手のサイン入りで、最低20万円から落札可能です。
野球は世界共通で人気のあるスポーツなので、将来的に世界からも注目されて取引される価格が上がる可能性もあるでしょう。
野球ファンからしても選手のサイン入りNFTが得られるため、コレクションとして大きな価値を持ちます。
Jリーグオフィシャルライセンスゲーム&Sorare
2021年8月12日、OneSportsとアクセルマーク株式会社は、2社で共同開発を進めるブロックチェーン型スポーツゲームでJリーグとライセンス契約を締結しました。
Jリーグと提携することで、本ゲームにはJ1・J2リーグ所属の全42クラブ800名以上の選手が実名実写で登場します。
ユーザーはクラブのオーナー兼監督となり、自分自身のクラブチームを作成してリーグ優勝を目指すというシミュレーションゲームです。
また、Jリーグだけでなく、SorareというNFTゲームでは実際のサッカーの試合結果がゲームに反映されます。
ヨーロッパのサッカーリーグで活躍する選手を中心に、選手がNFTのカードになっており、試合の予想をリアルタイムで行い、報酬も設けられています。
リオネル・メッシ氏
NFTプラットフォームの一つである「Ethernity Chain」では、2021年8月20日よりサッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ氏のNFTコンテンツを発売しました。
マーベルやディズニーで活躍したこともあるオーストラリア人アーティストBosslogic氏がデザインを手がけ、そのコレクションは「The Messiverse(メッシバース)」と呼ばれます。
メッシ氏はクリスティアーノ・ロナウド氏と同じように世界トップクラスの知名度を誇るサッカー選手なので、今後大きな価格で取引される可能性は大きいでしょう。
NBA Top Shot
NBA Top Shotとは、ブロックチェーンゲーム「Crypto Kitties」を提供するDapper LabsとNBAが共同で開発したデジタルカードです。
コンテンツは、選手のハイライトを撮影した10~20秒の動画が複数おさめられたパッケージ製品で、「Moment」と呼ばれます。
試合中の選手の写真やプレイ動画がカード化されており、ユーザーはカードパックを購入することでコレクションできます。
すでに大きな盛り上がりを見せており、2021年2月末までの取引額は2億3,000万ドルにも達しました。
NBA Top Shotを構築しているFlowチェーンは仮想通貨の中でも有名なので、抑えておきましょう。
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NFTスポーツを購入できるマーケットプレイスは?
NFTスポーツが取引されている有名なマーケットプレイス(プラットフォーム)は以下の通りです。
- コインチェック
- OpenSea
- Rarible
それぞれのマーケットについて詳しく解説していきます。
コインチェック
仮想通貨取引所のコインチェックは、NFTコンテンツが売買できる「Coincheck NFT(β版)」を展開しています。
2021年8月10日より、Coincheck NFTでは、世界140以上のクラブとライセンス提携したファンタジーフットボールゲーム「Sorare」の取り扱いを開始しました。
ネイマール選手やスアレス選手、長友選手といった49名のレアカードをCoincheck NFTにて限定販売しており、購入したカードはSorareのゲーム内で使用できます。
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OpenSea(オープンシー)
OpenSeaは、取引量や取扱NFTが世界最大規模を誇るNFTマーケットプレイスです。
プラットフォーム内ではアート作品やゲームのキャラクターなどが出品されており、誰でも簡単にNFTを売買できます。
2021年7月には、eスポーツのサッカーチームBlue United eFCがチーム公式NFTコンテンツをOpenSeaにて発行しました。
Rarible(ラリブル)
RaribleでもNFTスポーツコンテンツが販売されており、プラットフォームを介してコンテンツの出品や購入が可能です。
Raribleは他社プラットフォームに比べて出品中の作品が安く、手軽にNFTの取引を始めてみたい人におすすめです。
作品は安いものの、取引手数料が少し高いのがデメリットです。現在はイーサリアムブロックチェーンの手数料が高騰しているため、さらに高くなっていることに注意しましょう。
NFTスポーツの購入方法は3ステップ
NFTスポーツのコンテンツを購入するには、Coincheck NFT (β版)とOpenSeaを活用する主に2種類の方法があります。
それぞれの購入方法について詳しく解説していきます。
コインチェック(β版)での購入方法は3ステップ
Coincheck NFTでコンテンツを購入する方法を解説します。
コインチェックの口座開設
コインチェックで会員登録を行います。手順は以下の通りです。
- 公式サイトにアクセスして「会員登録」をクリック
- メールアドレスとパスワードを設定
- 登録したアドレス宛にメールが届くため、URLをクリック
- 「本人確認書類を提出する」をクリック
- SNS認証をする
- 本人確認をする
本人確認には運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの写真と顔写真を摂ると行えます。
コインチェックへ入金と仮想通貨の購入
アカウント登録が完了した後は、コインチェックに入金してコンテンツを購入する原資を用意します。
入金は銀行振込とコンビニ入金の2つの方法から選べ、少額での入金も可能です。
Coincheck NFTを利用する場合、ETHかIOSTの仮想通貨を購入することをおすすめします。
Coincheck NFTに出品する多くの人が、上記2種類の仮想通貨での受け取りを許可しているからです。
EHTを購入すればほとんどのNFTマーケットプレイスでNFTを購入できるため、さまざまなNFTを見たい方はETHの方が汎用性が高いです。
NFTマーケットでコンテンツを購入
実際にCoincheck NFTにてコンテンツを購入してみましょう。
コインチェック会員ページの左側メニュー「Coincheck NFT(β版)」をクリックするとNFTマーケットにアクセスできます。
コンテンツをクリックすると詳細ページに移行し、購入金額と共に「購入確認」というボタンが現れるため、そのボタンをクリックすることで購入が完了します。
OpenSea(オープンシー)での購入方法は5ステップ
OpenSeaでNFTスポーツを購入する方法は以下の通りです。
- コインチェックなどで仮想通貨を購入する
- MetaMaskといった仮想通貨ウォレットを作成する
- 仮想通貨取引所からウォレットに購入した仮想通貨を入金する
- OpenSeaにアカウント登録し、上記のウォレットを連携させる
- 目的のNFTスポーツコンテンツを探して購入する
Openseaはウォレットに送金して購入しなければいけないため、少し手間がかかります。
初めてNFTを触る方は、まず簡単なCoincheckから始めてみるのが良いでしょう。
NFTスポーツの購入ならインチェック(β版)がおすすめな理由
NFTスポーツのコンテンツを購入する場合、Coincheck NFT(β版)がおすすめです。
コインチェックは仮想通貨取引所でもあり、NFTコンテンツを購入する原資を購入できます。
その原資を使ってスムーズにNFTマーケットで取引できるため、ほかのNFTプラットフォームよりも手続きがスムーズです。
NFTスポーツを購入してみよう!
今回は、NFTスポーツの仕組みや特徴をご紹介しました。
NFTスポーツはスポーツ選手のカードや動画などをトレーディングカードにして売買できる仕組みを持ちます。
実際にカードゲームで使用することもでき、人気選手は高額取引される傾向があるため、将来製のある選手を目利きして安い値段で購入しておくと値上がりによる利益が期待できるでしょう。
- NFTスポーツでは、専用プラットフォームを介して有名選手のコンテンツを取引できる
- 購入したコンテンツには資産性があり、ゲームで使用することもできれば希少性のあるコンテンツを売って資産化も可能
- 選手カードを使ったブロックチェーンゲームや選手のサイン入りアイテムの取引など、NFTスポーツ分野は大きな盛り上がりを見せている
- NFTスポーツを売買できる主なプラットフォームは、コインチェックとOpenSea、Raribleの3つ
NFTスポーツは高額取引されているものも多く、原子が多くないと手が出しにくい面はあります。
ただ、その分価値も高いので、将来性にも期待できます。興味のある方はCoincheckで口座開設してマーケットプレイスを覗いてみましょう。
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