「仮想通貨のHarmonyに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性なども教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Harmony(ONE)は、dAppsなどのデジタル資産の作成や使用をより円滑に行うことを目指すL1のブロックチェーンです。
独自の技術を用いてブロックチェーンのスケーラビリティに対応し、より多くの人が利用可能な実用的なプラットフォームを提供することを目指しています。
本記事ではHarmony(ONE)の特徴や価格の動向、今後の価格の予測について説明していきます。
- Harmony(ONE)はデジタル資産の作成・取引プラットフォームを提供するブロックチェーンプロジェクト
- FBFTやシャーディング技術など、独自のコンセンサス技術をブロックチェーンに適用することでスケーラビリティを解決することを目指しています
- Harmony(ONE)の価格は取引所への上場や企業との提携に影響を受けて上昇する傾向にある
- 今後はdApps関連技術への需要や企業との提携の拡大に影響を受けて価格が上昇する可能性がある
- ゼロ知識証明でセキュリティが強化されている
セキュリティは強化されているものの、先日Harmonyのブリッジサービスでハッキング被害に遭ってしまいました。
ブリッジを使う際は、Harmonyもまだ危険性があると言えるでしょう。
仮想通貨Harmony(ONE)とは?

仮想通貨名 | Harmony(ONE) |
シンボル | ONE |
価格(2022年6月現在) | 0.02633ドル |
時価総額(2022年6月現在) | 321,099,934.95ドル |
時価総額順位(2022年6月現在) | 99位 |
取り扱い取引所 | 国内取引所での取り扱い無し |
公式サイト | https://www.harmony.one/ |
Harmony(ONE)は、ユーザーがスケーラブルで相互運用可能なサービスを利用しながら、dAppsなどのデジタル資産を作成・共有・取引可能にする2019年にリリースされたブロックチェーンプラットフォームです。
イーサリアムなどと同じようにプラットフォームの役割を果たすため、そのうえにdAppsを始めとしたさまざまなサービスが展開されます。
Harmony(ONE)の特徴5選
Harmony(ONE)はどのような特徴を保有しているのでしょうか。
主要なHarmony(ONE)の特徴を紹介します。
Binanceから5億円を調達している
Harmony(ONE)は仮想通貨に関する研究者であるStephen Tse氏を中心とした開発チームによって2019年にリリースされ、Binanceに上場されました。
Harmony(ONE)はBinance Labというバイナンスのベンチャーキャピタルから約5億円を調達しています。
デジタル資産のマーケットプレイスを提供
Harmony(ONE)はデジタル資産の交換が可能な分散型のマーケットプレイスの提供を目指しています。
Harmony(ONE)のマーケットプレイス上では、NFTなどのdAppsなどのデジタル資産を作成、共有、交換など行うことができます。
すでに「ViperSwap」というDeFiDEX(分散型金融取引所)や、人気のブロックチェーンゲーム「DeFi KINGDOMS」、ブリッジサービスの「Horizon Bridge」といったアプリが作られています。
Harmony(ONE)はマーケットプレイスの他にもデータ共有、サプライチェーンの追跡、広告の取引、信用格付けシステム、ゲームなどをプラットフォーム上で利用可能にすることを目指しています。
独自のコンセンサス技術を採用してセキュリティを強化
Harmony(ONE)は独自のシステムやアルゴリズムを適用することでブロックチェーンが保有するケーラビリティ問題に対応しています。
FBFTを採用している
Harmony(ONE)は高速ビザンチンフォールトトレラント(FBFT)をコンセンサスプロトコルとして採用しています。
FBFTは、独立したノードがネットワークを介して全ての情報を共有して取引承認を行なっています。
一部のノードが障害を起こしたり、不正を働く動きを行った場合もコンセンサスプロセスを実行することができます。
これによって取引が増加したとしても早いブロックチェーンの生成が可能となります。
シャーディング技術を活用して処理速度を高めている
Harmony(ONE)はブロックチェーンベースのトランザクション速度を上昇するために、シャーディング技術を適用しています。
取引の処理をブロックごとに分けて行い、処理した数値を最後にまとめて計算することで、それぞれの処理を簡素化して、ひとつの処理にかかる時間を大幅削減できるのです。
現状、取引速度が低下しているイーサリアムも将来的にはシャーディングを取り入れる計画をしており、シャーディングの有望性が伝わります。
また、Harmony(ONE)は承認アルゴリズムにPoSを適用することでよりシャーディング技術の効果を高めています。
IEOをBinanceで行っている
Harmony(ONE)はBinanceでIEOを行っているので、信頼性の高い銘柄です。
IEOを実施する場合、取引所の厳しい審査を通る必要がありますので、そのコインの信用性が取引所によって担保された形で発行を行うことが可能です。
IEOについては以下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨のIEOとは?ICO・STOとの違いやリスクを解説【稼げる】
Animoca Brandsと提携している
Harmony(ONE)は2021年3月末に著名なスタートアップベンチャーのAnimoca Brandsと提携しています。
Animoca Brandsはドラえもんのゲームの開発などで大きく成長し、現在フィナンシャル・タイムズ紙の「アジア太平洋地域の急成長企業ランキング2021」のランキングに載るゲーム会社です。
Animoca Brandsはブロックチェーンゲームに特化しており、今後Harmony(ONE)とのコラボレーションが期待されます。
HarmonyにすでにDeFi Kingdomというゲームが展開されており、Animoca Brandsが協力に携わればさらに注目を浴びる可能性があります。
Harmony(ONE)の最新の価格はどうなっている?
Harmony(ONE)の現在の価格はどのようになっているのでしょうか。
Harmony(ONE)は2022年初頭に大きく上昇しましたが、その後はマクロの経済要因により仮想通貨市場が全体的に暴落し、Harmony(ONE)も下落しています。
Harmony(ONE)の過去の価格動向はどうなっている?
Harmony(ONE)はこれまでどのような価格動向だったのでしょうか。
2019年の上場後の価格の動きを見てみましょう。
- 2021年以前の価格は停滞
- 2021年4月ごろ急騰
- 2021年8月ごろは価格が落ち着いて停滞
1つずつ解説していきます。
2021年以前の価格は停滞
2019年のリリース後、Harmony(ONE)は0.005ドル程度でしばらく低調が続きます。
2020年に8月末にBinanceUSへの上場などがありましたが、ほぼ価格は変わりませんでした。
2021年4月ごろにdAppsの人気を受けて急騰
2021年3月から4月にかけての1ヶ月で価格は約664%上昇しました。
この急騰は4月ごろにかけてdApps関連の仮想通貨のニーズが上昇したことにあると考えられています。
Harmony(ONE)はゲームなどのデジタル資産を交換可能なプラットフォームであり、dAppsを交換可能でもあります。
そのため、dApps関連銘柄のニーズの上昇の傾向に影響を受けて価格が上昇したことが考えられます。
2021年8月ごろは価格が停滞
2021年6月ごろには暴騰していた価格は落ち着き、8月にかけてやや低調に推移しています。
これはdAppsのニーズ上昇による価格暴騰が一旦収まったことを表していると考えられます。
Harmony(ONE)の価格上昇のポイントは3つ
Harmony(ONE)はどのようなことをきっかけに価格が上昇するのでしょうか。
Harmony(ONE)の価格推移からHarmony(ONE)の価格上昇のポイントを次の通りに挙げて見ました。
- 著名な企業との提携
- 取引所への上場
- dAppsの人気の高まり
1つずつ解説していきます。
著名な企業と提携できるかどうか
著名なスタートアップや大企業との提携は価格上昇の要因になると考えられます。
2021年4月のAnimocaBrandsとの提携では大きな期待要素が公開されたことで高値で推移しました。
また、提携だけでなく有名企業やVCから資金調達をした際にも価格に好影響を与える可能性があります。
仮想通貨の最新ニュースを追っておきましょう。
取引所へ上場すれば一時的に上昇
取引所への上場も価格上昇の一要因となり得ます。
2020年のBinanceUSへの上場が行われた際、Harmony(ONE)の価格は上昇傾向にありました。
取引所に上場すると単純に取引量が増加するため、仮想通貨は一時的に価格が上昇する傾向がありあります。
また、取引所が上場を許したという事実から、その仮想通貨に信頼性があると考えられ、ニーズが増加します。
dAppsで役に立つサービスを作れるかどうか
Harmony(ONE)はデジタル資産の交換プラットフォームを提供しており、NFTなどdAppsの需要に影響を受けて価格が上昇する傾向にあると考えられます。
dAppsでユーザーを引き付けるサービスをつくれないと価格は上昇しにくいでしょう。
ただ、高利回りのレンディングサービスなどをつくり始めるのもユーザーは集まりますが、サービスとしてのリスクも高まるので、リスクの高いサービスをリリースし始めたら投資しない方が良いでしょう。
Harmony(ONE)の価格の将来性はある?
Harmony(ONE)の価格は今後どのように変化するのでしょうか。
Harmony(ONE)の価格の将来予測をポイントを挙げて説明していきます。
- 企業との提携の増加や有望なサービスリリースがカギ
- 取引所への上場が進む必要がある
- dAppsの需要が増加する必要がある
1つずつ解説していきます。
企業との提携増加や有望なサービスリリースがカギ
今後様々な企業との提携が進むことで価格が上昇する可能性があります。
Harmony(ONE)のようなデジタル資産の交換プラットフォームはNFTの普及によりニーズが急上昇しています。
そのため、今後Harmony(ONE)が企業と提携し、ますます仮想通貨市場やその他の市場に普及していく可能性があります。
取引所への上場が進む必要がある
Harmony(ONE)は一定数の仮想通貨取引所に上場されていますが、また、仮想通貨取引所への上場余地は存在します。
特にまだ実施されていない国内取引所への上場が実施された場合は一気に国内の注目を集め、価格が上昇する可能性があると考えられます。
取引所への上場ニュースが出た際は、その取引所で口座開設して短期投資する準備をしておくと良いでしょう。
dAppsの需要が増加する必要がある
NFTやDeFiを中心とするdAppsの需要は今後も上昇すると考えられています。
特にNFTは、様々なIT企業の参入を受けて仮想通貨業界だけのものではなく、一般的なビジネスにも浸透しようとしています。
今後、仮想通貨を触らない層にもリーチ氏てHarmonyが利用されれば価格は間違いなう上がるでしょう。
Harmony(ONE)は海外取引所で購入できる
Harmony(ONE)を取り扱っている主要な仮想通貨取引所は次の通りです。
- Binance(バイナンス)
- Huobi Global(フォビ グローバル)
- Kucoin(クーコイン)
- Bitmax(ビットマックス)
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- Hotbit(ホットビット)
海外取引所は取り扱い通貨の種類やセキュリティ、使いやすさが大きく異なるので自分にあった取引所を利用するようにしましょう。
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。
海外取引所は規模の大きいBinanceを利用するのが無難です。
Harmony(ONE)の購入方法は3ステップ
Harmony(ONE)の購入手順は次の通りです。
- 国内取引所でHarmony(ONE)の取引ペアを購入する
- 購入した取引ペアを国内取引所から海外取引所に送金する
- 海外取引所で取引ペアでHarmony(ONE)を購入する
Harmony(ONE)の取引ペアはビットコインやイーサリアムが多いため、国内取引所ではビットコインやイーサリアムの購入がおすすめです。
仮想通貨Harmony(ONE)のまとめ
Harmony(ONE)はデジタル資産の作成、取引を可能にすることを目指すブロックチェーンプラットフォームです。
現在も有名企業との提携や人気dApssのリリースをしていて、マーケットプレイスとしても需要の増加が見込めます。
また、プラットフォーム型のプロジェクトなので、プラットフォームの上に展開されているサービスが成長すればするほどその恩恵を受けてHarmonyの価格も上昇しやすいです。
つまり、価格上昇は効率的に行えるのです。
- dAppsなどのデジタル資産の作成、交換を行うことができるプラットフォームを提供するブロックチェーンプロジェクト
- 独自の技術を活用し、ブロックチェーンのスケーラビリティを解決することを取り組んでいる
- 価格は取引所への上場や企業提携に影響を受けて上昇する傾向にある
- 今後は、さらなるサービスの普及や一般化によって価格が上昇すると考えられる
ただ、先ほど解説したようなハッキング被害が出ると価格に悪い影響を与えるので、最新ニュースを追っていち早く対処しましょう。
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