「Synthetix(SNX)に投資するか迷っているんだけど、どんな特徴があるのかな?今後の将来性についても教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Synthetix(SNX)は合成資産を作成・取引できる他にはあまりないブロックチェーンプラットフォームです。
2021年にイーサリアムレイヤー2である「Optimism」を導入したことでも話題になりました。
- Synthetix(SNX)は合成資産を作成・取引可能なプラットフォーム
- ユーザーはSNXトークンを預ける代わりに株式やコモディティと価格が連動するトークンの発行・取引が可能
- 価格はシステムアップデートやDeFiの人気の高まりに影響を受けて上昇する傾向にある
- 今後はDeFiのますますの人気やSynthetix(SNX)が実装している「Optimism」の注目の高まりに影響を受けて上昇すると考えられる
- SNXの購入方法
Synthetixで行える合成資産は法定通貨やその他コモディティと同等の価値を持つトークンです。合成資産の運用はSynthetix以外ではあまりできるプロジェクトがないので、注目です。
仮想通貨Synthetix(SNX)は合成資産の発行ができる

仮想通貨名 | Synthetix(SNX) |
シンボル | SNX |
価格 | 1.94ドル(202年6月16日現在) |
時価総額 | 223,261,511.85ドル(2022年6月16日現在) |
市場ランキング | 114位(2022年6月16日現在) |
取引所取り扱い | 海外取引所 |
公式サイト | https://synthetix.io/ |
Synthetix(SNX)は2017年に立ち上げられた合成資産の発行・取引プラットフォームを提供するブロックチェーンプロジェクトです。
合成資産とは、株式やコモディティなどの金融資産と連動するトークンのことで、Synthetixが擁している独自の取引所で取引することが可能です。
当初はHavven(HAV)という名前で立ち上げられましたが、その後2018年にSynthetixへと名前が変更されました。
2020年1月にロックされた価値が25億ドルを超える注目度になっていました。
Synthetix(SNX)の特徴4選
Synthetix(SNX)の特徴をポイントを挙げて説明します。
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- 2017年にHavven(HAV)という名前で始まった
- 合成資産を扱う少ないプラットフォーム
- 独自トークンのSNXがある
- 高い流動性がある
1つずつ解説していきます。
2017年にHavven(HAV)という名前で始まった
Synthetix(SNX)は2017年にHavven(HAV)という名前でKain Warwick氏が設立しており、2018年にSynthetix(SNX)に名前を変更しています。
設立者のKain Warwick氏は複数の仮想通貨プロジェクトやオーストラリアのオークションサイトの構築に携わっていた専門家でもあります。
しかし、2019年初頭にはプロジェクトを新しくするため、リブランディングを行いました。範囲を拡大し、Synthetixとして立ち上げます。
合成資産を扱う少ないプラットフォーム
Synthetix(SNX)はイーサリアムブロックチェーン上に構築される合成資産の構築、流通のためのプラットフォームであり、DEXも提供しています。
Synthetix(SNX)のプラットフォームでは、利用者が法定通貨や株式、金や石油などのコモディティの価格と連動するトークン(合成資産)を生成・取引することが可能です。
合成された資産はSynthetic Assets(シンセティックアセット)と呼ばれ、Synthetix Exchange(Kwenta)という専用の取引所で取引されます。
仮想通貨だとWBTCが合成資産の一例で、他の金融資産と価格が連動するトークンと指します。
WBTCとは?仕組みや入手方法、BTCとの違いまで徹底解説!
独自トークンのSNXトークンがある
Synthetix(SNX)は独自のトークンであるSNXを提供しています。
- 合成資産の発行に使う
- ステーキングに使う
ユーザーは合成資産を作成する際にSNXを預け、それに対して合成資産を発行します。
合成資産を発行することでユーザーはSNX預けたこと(ステーキング)の報酬を獲得することが可能です。
非常に高い流動性を持つ
Synthetix(SNX)の取引所は注文板やスリッページを持っていません。
Synthetix(SNX)の価格は独自のアルゴリズムで決定され、自動化されています。
利用者はSynthetix(SNX)で取引を実施する際、SNXトークンを 担保に資産を発行する形で取引を実施します。
また、ユーザーはSNXをステーキングすることで利回り収入を得られるインセンティブがあるため、ユーザーの流動性を提供しやすいです。
Synthetix(SNX)の価格は上場している?
Synthetix(SNX)の2021年9月、10月の価格の動きをみてみましょう。
Synthetix(SNX)は9月は全体として価格が大きく下がる傾向になっていますが、10月に入るとやや緩やかになります。
2021年9月は仮想通貨市場全体で大きく下落傾向にありました。
下落傾向の要因は中国の仮想通貨の全面禁止や中国の不動産大手の恒大のデフォルト危機に起因する世界的なデフォルト不安によってリスクマネーである仮想通貨が売られたことにあると考えられます。
Synthetix(SNX)の過去の価格推移はどうなっている?
Synthetix(SNX)の9月以前の価格の動きはどのようになっていたのでしょうか。
- 上場以降、2021年の前半まで停滞
- 2020年の後半から価格が上昇傾向
- 2021年2月に価格が史上最高値に
1つずつ解説していきます。
2020年の後半まで停滞
Synthetix(SNX)の価格は2017年のリリース後しばらく1ドル以下で停滞していました。
停滞は1年以上にわたって続きますが、その後2020年の中盤から後半になり、徐々に価格が上昇していきます。
2020年の後半にバブル開始
2020年前半以降は大きく価格が伸び、9月には当時の最高値の7ドルをマークしています。
この時はDeFiバブルが始まったころで、同じDeFiであるSynthetixもそれにあわせて上昇したのではないかと考えられます。
また、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトの1つ「Optimism」のテスト導入が1月後半に発表されたことも価格上昇の要因となると考えられます。
Optimismの導入でイーサリアムブロックチェーンのトランザクション処理スピードは10万トランザクション/秒になります。
イーサリアムはトランザクション処理に大きな問題を抱えているので、問題解決になる期待から上昇したことも考えられます。
2021年2月に史上最高値を付ける
2021年の1月から2月の中盤までで価格は210%上昇しました。
急上昇の背景にはNFTやDeFiなどのdAppsの人気の上昇に加えて仮想通貨市場全体の価格が上昇したことが影響していると考えられます。
Synthetix(SNX)の価格上昇の要因はなに?
Synthetix(SNX)の価格上昇のポイントを次の通りにまとめてみました。
- DeFiを中心としたdAppsが注目され始めた
- Synthetixのシステムがアップデートされた
DeFiを中心としたdAppsが注目され始めた
Synthetix(SNX)はDeFiを中心としたdAppsブロックチェーンプロトコルであるため、DeFiなどのdAppsの人気の高まりに影響を受ける可能性が高いと考えられます。
2020年後半から2021年にかけてDeFiなどはバブル期を迎えていたので、価格の上昇は人気上昇が影響していると考えられます。
Synthetixのシステムがアップデートされた
Synthetix(SNX)のシステムやサービスのアップデートも価格に大きく影響すると考えられます。
システムやサービスのアップデート・リリースの情報はSynthetix(SNX)のプロジェクトが順調に拡大していることを示しており、信頼性を高めます。
そのため、投資家がSynthetix(SNX)の将来性を見込んで購入する傾向にあります。
Synthetix(SNX)の今後の価格予想
ここではSNXの今後の見通しや予想について解説していきたいと思います。
- DeFiやdAppsの人気上昇による
- システムアップデートやサービスの展開で価格が上昇する可能性がある
1つずつ解説していきます。
DeFiやdAppsの人気上昇による
今後DeFiはますます注目度が高まり、利用者も拡大していくことが期待されています。
2022年中にイーサリアムのアップデートが控えているので、アップデートによってイーサリアムの手数料高騰問題などが解決されれば利用者はさらに増え、価格上昇につながるでしょう。
そのためSynthetix(SNX)も価格が上昇する可能性があると考えられます。
システムアップデートやサービスの展開で価格が上昇する可能性がある
Synthetix(SNX)はイーサリアムのブロックチェーンを利用していますが、今後ブロックチェーンシステムを中心にアップデートする可能性があります。
また、Synthetix(SNX)が試験導入している「Optimism」の人気が高まり、Optimismの導入仮想通貨の需要が増加するとSynthetix(SNX)の需要は大きく高まると考えられます。
Synthetix(SNX)が購入できる取引所は海外取引所
Synthetix(SNX)のトークンが購入可能な取引所は次の通りです。
- Bybit(バイビット)
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- Binance(バイナンス)
- Hiobi Global(フォビ グローバル)
- Kraken(クラーケン)
- Coinbase(コインベース)
- Kucoin(クーコイン)
- FTX(エフティーエックス)
- Bitfinex(ビットフィネックス)
海外取引所は取り扱い仮想通貨の種類や操作のしやすさが大きく異なりますので自分にあった取引所を利用するようにしましょう。
※海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないので利用には十分注意してください。おすすめは規模の大きいBinanceやBybitが安全性が高いです。
Synthetix(SNX)の購入手順は3ステップ
Synthetix(SNX)を購入する手順は次の通りです。
- 国内取引所に口座を開設し、Synthetix(SNX)の取引ペアを購入する
- 購入した取引ペアを海外取引所に送金する
- 海外取引所でSynthetix(SNX)を購入する
Synthetix(SNX)の取引ペアはビットコインやイーサリアムであることが多いため、取引ペアを購入する場合はビットコインやイーサリアムの購入がおすすめです。
Synthetix(SNX)の取引意外にも様々な仮想通貨のサービスを体験してみたい方はコインチェックがおすすめです。
仮想通貨Synthetix(SNX)は将来性アリ
今回はSynthetix(SNX)について、特徴や価格の動向を解説しました。
Synthetixは仮想通貨のプラットフォームでは珍しい合成資産を作成・取引できます。その珍しさから、今後有用性が見いだせれば希少性で価格上昇するかの性があるでしょう。
- Synthetix(SNX)は合成資産の作成・取引が可能なイーサリアムベースのプラットフォーム
- SNXトークンを預けることで、代わりに株式やコモディティ資産と価格が連動するトークンを発行することが可能
- 高い流動性を保つ仕組みができている
- 価格はDeFiの人気の高まりやシステムをアップデートによって上昇する傾向にある
- 今後はDeFiの利用者の増加やSynthetix(SNX)の導入システム「Optimism」の人気によって上昇する可能性がある
Synthetix(SNX)は「Optimism」導入などの観点からDeFi関連仮想通貨の中でも特に注目される仮想通貨です。
さらに、イーサリアムが今後便利になる可能性が高いため、利用者はさらに増える可能性が高いです。価格が低いうちに投資するのもアリでしょう。
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