仮想通貨のVenus(XVS)とは?他にはない機能を持つ特徴や将来性を解説

venus 仮想通貨

「仮想通貨プロジェクトのVenus(Venus Protocol)について知りたいんだけど、どんな仮想通貨なの?トークンであるXVSに将来性はあるの?」と悩む人も多いでしょう。

VenusはDeFiの代表格の1つであり、BNB Chain(バイナンスチェーン)上に構築されたDefiサービスのひとつです。

本記事ではVenusの概要から、VAIやXVS等の独自トークン・価格推移まで、Venusについて把握しておきたいポイントを分かりやすくまとめています。

Venus(Venus Protocol)について興味があるという方は、是非本記事を参考にしてみてください。

本記事でわかること
  • VenusとはVenus Protocolの事
  • XVSはVenusのガバナンストークン
  • Venusでは仮想通貨の貸し借りが出来る
  • BSC全体で価格上昇が起きている
  • XVSの購入は海外取引所で可能
Venusは現在仮想通貨のトレンドであるDeFi分野の1つで、BSCは大手取引所のBinanceが運営しているため今後の成長に期待できます。

Venus(XVS)とは

Venus
通貨名 Venus(Venus Protocol)
シンボル XVS
価格(2021年5月現在) 約12,000円
時価総額(2021年5月現在) 約1,260億円
取扱取引所 Binance
VCC Exchange
DigiFinex
等の海外取引所
公式サイト Venusの公式サイト

「Venus(Venus Protocol、以下Venus)」は、BSC上に構築されているDeFiの1つです。

Venusをまとめると「仮想通貨の貸し借り」を扱っている銀行のようなものです。

仮想通貨の貸し借りを行うとガバナンストークンであるXVSが獲得でき、通常のDeFiとは異なる方式で資産形成を行えます。

Venusは貸し借りサービスを中心的に提供している事から「銀行」と例えられる事が多いです。

Venusのトークンである「XVS」は、Venus内でのアクション(貸し借り)等を行うと獲得できます。

XVSは、ガバナンストークンとしての機能を持っており、Venus全体で非常に重要な役割を持っています。

ガバナンストークンとは

ガバナンストークンとは、DeFi等で議決権を持ったトークン(仮想通貨)の事です。

ガバナンストークンの保有者は、なにかを提案したり、投票したりする事が出来る権限を持てます。

ガバナンストークンを利用してコミュニティに決定権を持たせ、自律的に意思決定する仕組みを「DAO(自律分散型組織)」と言います。

これにより、XVSを持っているとVenusにおける通貨の追加やアップデート等、何らかの変更を加える時に投票を行う事が出来ます。

Venus Protocolの特徴4選

Venusの特徴は以下の4つです。

Venusの特徴
  1. Venus Protocolは「Binance Smart Chain上で利用されるDeFiベースのプロトコル」
  2. レンディングが可能
  3. 資産担保による利回りが得られる
  4. ステーブルコインの発行ができる

1つずつ解説していきます。

Venus Protocolの仕組みを解説

Venus Protocolは「Binance Smart Chain上で利用されるDeFiベースのプロトコル」です。ほとんどの場合は「Venus」と略して呼ばれます。

Venusはお金の貸し借りを行う事が可能で、具体的には以下のような機能があります。

Venusの機能
  • 仮想通貨を貸す
  • 仮想通貨を借りる
  • 様々な方法で利回りを獲得できる
  • ステーブルコインの発行ができる

BSC上に構築されているため、PancakeSwapといったBSC上のDeFiと相性がよく、様々な方法で仮想通貨を運用することが可能です。

Venusと他のDeFiプロジェクトを組み合わせて利用するとDeFiが持つ機能を網羅的に利用でき、資産を効率的に増やせるでしょう。

レンディングで不労所得を狙える

Venus内で仮想通貨を貸す(レンディング)と、仮想通貨でリターンを受け取れます。

Venusが他のレンディングと異なるのは「XVS」というVenusのガバナンストークンも、同時に受け取る事ができる点です。

リターン Venus 一般的なレンディング
貸した仮想通貨に対するリターン あり あり
ガバナンストークンのリターン あり なし

つまり、Venusでは「仮想通貨の利回り」に加えて、「ガバナンストークン(XVS)」というおまけが付いてくると言えます。

通常のレンディングプロジェクトは預けた仮想通貨の利回り収入だけなので、Venusを利用すると預けた仮想通貨+XVSトークンがもらえ、資産運用が捗ります。

資産を貸し借りして運用できる

Venusは「預けた資産」の担保の60%までの仮想通貨を借りられ、運用する事が可能です。

この借りた仮想通貨も、保有している仮想通貨と同じように、運用する事が可能です。

仮想通貨は売却したくないけど運用資金をもっと増やしたい方に、この借入機能は使い勝手が良いです。

借入は元本と共に利息を支払う必要があるものの、「借りる側」であっても「XVS」のリターンが貰うことができます。

Venusでは、Venus内の借りる・貸すどちらのアクションでも、XVSの獲得が期待できるのです。

独自のステーブルコインが発行して運用できる

Venusは貸し借りだけでなく、「ステーブルコイン」の発行が可能です。

ステーブルコインとは

何らかの方法で、価格が安定するように調整された仮想通貨の事です。

米ドル・円といった法定通貨を担保にし、価格が同期がしているものや、仮想通貨を担保に価格を安定しているもの等が挙げられます。

Venusでは「VAI」という独自のステーブルコインが発行でき、米ドルと価格が同期するように調整されています。

Venus内でVAIを利用してXVSを獲得する事も可能だったり、色々と利便性が高いためVenus内で利用される事が多いです。

発行したVAIは仮想通貨を預けてサービスに流動性を与えるイールドファーミング、通貨を保有する対価として報酬を得るステーキングなどに利用できます。

XVSの価格は上昇している?

XVSの価格動向を以下の3つの期間に分けて解説していきます。

XVSの3つの価格動向
  1. 2021年2月9日~
  2. 2021年2月19日~
  3. 2021年5月~

1つずつ解説していきます。

2021年2月9日には43ドル超

XVS

2020年初旬にXVSは大きな価格上昇を見せました。

1月21日では「約5ドル」だったXVSは、2月9日には「約43ドル」を一時超えています。

2021年2月19日には91ドルまで上がる

XVS

最初の大きな価格上昇から10日経った19日に、Venusの価格は「約91ドル」まで上昇します。

1月下旬から1ヶ月も経たない内に約19倍になっています

BSCは2020年9月に新たなブロックチェーンとしてローンチされ、VenusはBSC上に構築されたDeFiの代表格として取り上げられる事が少なくありませんでした。

現在でも、タイミングによって異なりますが、VenusはBSCにおける取引量TOP5に入っています。

BSC全体を見てみると、BSC上に構築された他のDeFiでも似たような価格上昇が見られます。

1例としてPancakeSwap・CAKEの価格推移をご紹介します。

CAKE

数日の違いはありますが、2月初旬から中旬の価格上昇で類似している事が分かります。

また、PancakeSwap・CAKEが2月で最も高い価格を付けた19日はVenusも価格上昇しました。

VenusとPancakeSwap・CAKEの価格が2021年2月においては、似通った価格推移をしていた事が分かります。

BSC全体で価格上昇が発生していたのです。

その要因として、「イーサリアムのガス代高騰問題が影響しているのでは?」という見方が多いです。

ガス代高騰問題について

イーサリアムのおけるガス代とは、手数料の事を指しています。

DeFiの流行、イーサリアムの人気の高まりによって、手数料の高騰化が進んでいます。

イーサリアムコミュニティの重要問題の1つとして、認識されています。

BSCというプラットフォームの競合であるイーサリアムがガス代高騰問題で苦しんでいる間に、ガス代の安いBSCにユーザーが移ったと考えられるでしょう

2021年5月〜低迷が続く

XVS

3月~4月にかけては50ドルから90ドルを行ったり来たりしています。

しかし、4月29日にまた新たな価格上昇を見せ、5月に大きく値上がりしました。

前述したようなBSC全体の価格上昇の恩恵を受けたほか、仮想通貨市場が全体的に値上がりしていたので、その影響を受けて上昇したのでしょう。

2021年5月にはすでにBSC上のDeFiが増えており、BSC上で構築されている他のDeFiの取引が増えれば増えるほど、Venusにとってもポジティブな影響があります。

BSC上で構築されているDeFi同士は同じ規格で、同じ通貨(BNB)で手数料を支払います。

そのため、例えば既にBSC上のDeFiを利用していれば、別の運用方法を検討した際に、同じBSC上のDeFiを選ぶのが良いでしょう。

XVSを購入できるのは海外取引所

XVSを購入出来るのは海外取引所のみで、以下の様な取引所が挙げられます。

XVSが購入できる取引所
  • Binance
  • VCC Exchange
  • DigiFinex など

また、海外取引所で取引する場合は「国内取引所」で、仮想通貨を購入してから、海外取引所へ送金する必要があります。

もしも「まだ国内取引所を持っていない」「一連の手順が難しい」と感じる方は、国内取引所のCoincheckがおすすめです。

日本円から仮想通貨への購入が可能で、購入方法が初心者向けなので、分かりやすいです。

アルトコインはCoincheckがおすすめ

アルトコイン投資をするならCoincheckがおすすめです。

名称 Coincheck(コインチェック)
取扱通貨数 16通貨
最低取引金額 500円
取引手数料 取引所なら0円
提供サービス 仮想通貨販売所
仮想通貨取引所
Coincheckつみたて
大口OTC取引
貸仮想通貨
公式サイト 公式サイト

「XVSも投資したいけど、まずは国内取引所でアルトコイン投資の練習をしてみたい」という方はCoinchecでの取引がおすすめです。

アルトコインへの投資は、選択肢の多さが非常に重要です。その点、Coincheckは16種類と豊富な仮想通貨を取り扱っており、アルトコインの取扱数が多いというのは投資をする上で、大きなアドバンテージになると言えます。

CoincheckにもVenusと似たレンディングサービスがあり、「消費賃借契約」をCoincheckと締結するとその仮想通貨の利回り収入が得られます。

Venus(XVS)はDeFiの1つ

VenusはDeFiの代表格の1つであり、BNB Chain(バイナンスチェーン)上に構築されたDefiサービスのひとつです。

ただ、要因の1つと見られるイーサリアムのガス代高騰問題は、2022年中に行われるイーサリアムのアップデートで解決できる意見もあり、BSC自身も成長していく必要があります。

本記事のまとめ
  • Venusは仮想通貨の貸し借りが出来るDeFiの1つ
  • XVSはVenusのガバナンストークン
  • 独自のステーブルコインを発行出来るのが大きな特徴
  • VenusはBSCの成長で価格上昇する可能性が高い

Venusは現在仮想通貨のトレンドであるDeFi分野の1つで、BSCは大手取引所のBinanceが運営しているため今後の成長に期待できます。

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