仮想通貨VPNとは?おすすめのVPNやリスクを徹底解説!

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「仮想通貨で使えるVPNが知りたいんだけど、おすすめVPNにはどんなものがある?リスクについても教えてほしいな」と悩む方も多いでしょう。

VPNとはネットワークに匿名性を付与し、海外のサーバーを経由できるシステムで、サービスを導入するだけでアクセス制限などがある海外取引所にアクセスすることなどができます。

日本人の利用が禁止されている海外取引所にアクセスする際に使われるサービスです。

本記事では、仮想通貨VPNの仕組みやおすすめVPNサービス、リスクなどを解説していきます。

本記事の内容
  • VPNは、ネットワーク上に匿名性を付与して安全にインターネットを使えるようにする仕組み
  • VPNを利用すれば日本からアクセスが禁止されている海外の仮想通貨取引所を利用できる
  • 現在は「Surfshark VPN」や「Nord VPN」など数多くのVPNサービスがリリースされている海外で仮想通貨投資を行うにはハッキングやシステムトラブルなどのリスクに注意する必要がある

仮想通貨のVPNを利用して利用が制限されている海外取引所へアクセスする際は、その取引所の信頼性を問わなければいけないので、注意しましょう。

仮想通貨VPNとは

まずは、仮想通貨VPNの特徴や仕組みなど基礎知識から解説していきます。

VPNってなに?

VPNとは
VPN(Virtual Private Network)とは、自分専用のインターネット回線を仮想的に構築できる仕組みです。

一般的にインターネットに接続する場合は、「パソコンなどの端末→プロバイダ→サーバーまたはWebサイト」というプロセスで目的のWebサービスを利用します。

一方でVPNの場合は、プロバイダとサーバーの間に仮想的な空間を作るのが特徴です。

ネットワーク上にVPNという仮想空間が生むと、データの送受信でやりとりするデータを暗号化でき、第三者から防げないようにできます。

仮想通貨にVPNを使うとどうなる?

VPNを利用すると、海外サーバーを経由してインターネット環境を構築できるという特徴があります。

つまり、日本人のアクセスが制限されておる海外取引所でも、VPNを利用すればアクセスできるのです。

暗号資産のウォレットアドレスを送受信する際なども、VPNを利用した専用回線とそれ以外の場合ではハッキングにより情報を盗まれるリスクが下がります。

仮想通貨投資をより便利に有利に行えるため、最近はVPNを利用して仮想通貨投資を行う人も増えています。

VPNのメリット3選

VPNサービスを利用するメリットは以下の通りです。

  • 通信内容を暗号化できて安全
  • IPアドレスを偽装できる
  • 日本で利用できない仮想通貨取引所にアクセスできる

それぞれのメリットについて詳しく解説しています。

通信内容を暗号化できて安全

VPNサービスの多くは「AES-256」という暗号化技術を採用しています。

AES-256の規格は軍事機密にも用いられるほど、破格のセキュリティレベルを誇ります。

つまり、第三者が通信内容を盗み見ることはできず、安全性をより保った状態で仮想通貨投資を行えます。

IPアドレスを偽装できてセキュリティを高められる

データの改ざんがほぼ不可能と言われる仮想通貨のブロックチェーンですが、セキュリティ上にまったく問題がないわけではありません。

仮想通貨を取引する場合、ブロックチェーン上に各取引のログ情報が保存されます。

ログにはビットコインなどのアドレスやIPアドレスが含まれているため、悪意のある第三者が足跡から個人情報を特定することも可能なのです。

しかし、VPNを使えばIPアドレスを偽装でき、ブロックチェーンの匿名性を強化できます。

アドレスがわからなくなれば完全に匿名にできるので、自分の資金を守ることにつながります。

日本で利用できない海外取引所を使える

VPNのもう一つのメリットは、海外のVPNサーバーを経由することで日本以外のネットワークを利用できることです。

海外サーバーを利用していることになるので、日本でサービスを展開していない仮想通貨取引所でも、VPNを導入すればアクセスが可能になります。

ただリスクとして、VPNを使って海外取引所を使うとなると、ハッキングやシステムトラブルなどが発生する可能性があります。

VPNのデメリット2選

VPNサービスを利用するデメリットは以下の通りです。 

    • 通信速度が低下する可能性アリ
    • 運用コストが大きな負担になることも

それぞれのデメリットについて詳しく解説しています。

通信速度が低下する可能性アリ

通常、インターネットを利用する場合はプロバイダと通信機器の通信品質で速度が決まります。

その間にVPNサーバーを挟むことで、今度はVPNサービスの通信品質に速度が左右されます。

そのため利用するVPNサービスの通信品質によっては、通信速度が低下する可能性が考えられるでしょう。

セキュリティの設定の際にはルーターのCPUに負荷がかかる場合もあり、さらに通人速度が低下する可能性があります。

運用コストが大きな負担になることも

VPNは高機能なVPNほどサービス利用料が高くなりがちです。

基本的にサービス利用料は月定額制が多いため、月々の運用コストが大きな負担になることもあるでしょう。

仮想通貨投資でコストを回収できないのであれば、VPNの利用は控えるべきでしょう。

仮想通貨VPNの選び方4選

VPNのメリットとデメリットを理解したところで、今度は実際にサービスを選んでみましょう。

  • 月々の運用費用
  • 対応する地域とサーバー数
  • 通信速度の速さ
  • セキュリティの強さ
1つずつ解説していきます。

月々の運用費用

仮想通貨VPNは、サービスによって月額料金が異なります。

無料で使えるVPNサービスもありますが、有料のサービスを利用しましょう。

なぜなら、無料サービスの場合は、アプリ利用中に表示される広告で収益を上げているケースがほとんどだからです。

システムに広告を入れるということは通信傍受やマルウェア感染のリスクが高まります。

海外プロバイダーの方が安く契約できます。

対応する地域とサーバー数

仮想通貨VPNを利用する主な目的は、日本からのアクセスが禁止されている海外取引所を使うためです。

そのため、「どのような国や地域に対応しているか」という要素が重要になります。

手厚いサービスを提供する仮想通貨VPNだと、少なくとも50~90ヶ国に対応しています。

また、世界に展開するサーバー数も3,000~5,000ほどあれば、世界中のWebサイトにアクセスが可能です。

複数端末で利用したい人は、端末数も考慮しましょう。プロバイダーによって対応できる端末数が異なるため、PCやスマホ・タブレッドなど多くの端末を使いたい人は確認必須です。

通信速度の速さ

仮想通貨VPNを選ぶ場合は、通信速度も重要な要素となります。

プロバイダの通信速度が速くても、VPN自体の通信品質が悪ければ待機時間が増えてしまうからです。

通信速度は「1,000Mbit/s」のように実数が公開されていることもあるため、仮想通貨VPNそれぞれの公式サイトをチェックすると良いでしょう。

もし通信速度の実数が公表されていない場合は、各公式サイトの「QoS」や「帯域保証」と記載されたページを確認してください。

仮想通貨は送取引ピードが重要になるので、速度の遅いVPNだと機会損失をうみます。

セキュリティの強さ

最後にVPNサービス各社のセキュリティ体制を確認しましょう。

セキュリティの高さを見極めるには、公式ページのSLA(サービス品質保証)ページに記載されている稼働率や伝送遅延時間、故障通知時間などを参考にできます。

他にも以下の要点があるか確認しましょう。

  • ノーログポリシー:閲覧データを収集しないこと
  • キルスイッチ:Web上にデータが流出するのを防ぐこと

サービスの口コミを見て評判を確認するのも行いましょう。

おすすめの仮想通貨VPN

仮想通貨投資にはどのようなVPNが向いているのか解説します

  • Surfshark VPN
  • Nord VPN
  • ExpressVPN
  • Millen VPN

1つずつ解説していきます。

Surfshark VPN

料金プラン 1ヶ月:1,468円/月
6ヶ月:736円/月
24ヶ月:251円/月
サーバー数 3,200以上
展開地域数 60ヶ国以上
同時接続数 制限なし
公式HP Surfshark VPNの公式サイト

多数のデバイスをVPNに接続したい方には、Surfshark VPNがおすすめです。

デバイスの同時接続数が無制限に設定されており、スマートフォンやタブレットなどを自由にVPNサーバーに接続できます。

展開地域数は60ヶ国以上、さらにサーバー数は3,200以上あるため、まさに世界中で利用できるのがメリットです。

30日間の返金にも対応しているため、1度使用してみて不満があれば返金を求めるのもよいでしょう。

Nord VPN

料金プラン 1ヶ月:1,434円/月
1年:590円/月
2年:445円/月
サーバー数 5,500以上
展開地域数 60ヶ国以上
同時接続数 6台
公式HP Nord VPNの公式サイト

仮想通貨投資のほかエンタメにも活用したい方には、Nord VPNがおすすめです。

展開地域数は60ヶ国以上、サーバー数は5,500以上と世界中のVPNサーバーに接続できます。

セキュリティに関してもAES-256や「WireGuardプロトコル」の採用など、海外の仮想通貨取引所を使う分には十分な性能を持ちます。

さらにNetflixやHuluといった主要ストリーミングサービスに対応しているのも魅力です。

暗号化には軍事レベルのAES-256 bitを採用しており、通信速度が速いのが特徴です。

ExpressVPN

料金プラン 1ヶ月:12.95ドル/月
6ヶ月:9.99ドル/月
12ヶ月:8.32ドル/月
サーバー数 3,000以上
展開地域数 90ヶ国以上
同時接続数 5台
公式HP ExpressVPNの公式サイト

多数の地域のVPNサーバーに接続したい方には、ExpressVPNがおすすめです。

通信品質が安定しているので、海外取引所や海外Webサービスを高速通信で使えるのも特徴の一つです。

キルスイッチシステムを採用しており、仮にVPNを利用中にインターネット接続が遮断された場合でも、IPアドレスの流出を防いでくれます。

ただし、日本円に対応しておらず、値段も高いので仮想通貨投資に本格的に参入したい方以外にはおすすめではないでしょう。

Millen VPN

料金プラン 1ヶ月:1,628円/月
1年:1,078円/月
3年:968円/月
サーバー数 1,300以上
展開地域数 50ヶ国以上
同時接続数 5台
公式HP Millen VPNの公式サイト

VPNに慣れない初心者の方には、Millen VPNがおすすめです。日本の「アズポケット株式会社」が提供しているVPNです。

専用のアプリをインストールするだけで簡単に導入できるため、使いやすいVPNサービスを探している人に向いています。

日本のレンタルサーバーが提供するVPNなので、日本人が安心して使えるサポート体制を完備しているのもメリットです。

VPNが仮想通貨で役立つとき

VPNサービスは仮想通貨をするうえでどんなときに役立つのでしょうか?

DeFiを利用するとき

DeFiを扱うときはセキュリティ対策の一環としてVPNの利用は必須です。DeFiは稀にセキュリティ対策があまりできていないプロジェクトやセキュリティが抜かれる詐欺プロジェクトなどがあり、アドレスを抜かれないようにするためVPNが必須です。

また、DeFiプロジェクトがIP制限をする場合もあり、使いたいDeFiが使えなくなった時にもVPNが役に立ちます。

日本でサービスを利用できない海外取引所を使いたいとき

日本で利用できないFTXのような海外取引所を利用したいときにもVPNは役に立ちます。

ただ、海外取引所を利用する際はハッキングトラブルや資産が抜かれるトラブルがあるため、取引所の選定はリスクが付きまといます。

FTXのような大規模な取引所であれば信頼性は高いですが、新興の取引所の利用は控えるべきでしょう。

仮想通貨VPNに関してよくある質問

仮想通貨VPNに関するよくある質問をご紹介します。

仮想通貨取引にVPNを使うのは犯罪?

日本では合法なので、仮想通貨取引にVPNを使ったからといって法律に抵触することはありません。

ただし、中国やサウジアラビアなど一部の国ではVPNの使用が禁止されているため、利用する環境には十分に注意するようにしましょう。

VPNサービスは仮想通貨で決済できる?

一部のVPNは、サービス利用料の支払いをビットコインなどの仮想通貨で行えます。

ExpressVPNやCyberGhostはビットコイン決済が可能です。

仮想通貨VPNはセキュリティ対策になるので必要

仮想通貨におけるVPNは海外取引所の利用を便利にさせるだけでなく、DeFiを扱う時にセキュリティ対策となるため、仮想通貨に多く触れる方は利用するべきでしょう。

仮想通貨投資は国内取引所だけで十分という方は、利用する必用はありません。

  • VPNを利用すれば日本からアクセスが禁止されている海外の仮想通貨取引所を利用できる
  • さらに匿名性の付与や通信データの暗号化といったセキュリティ上の恩恵を得られる
  • VPNで仮想通貨取引を行うなら、有料サービスの「Surfshark VPN」や「Nord VPN」がおすすめ
  • VPNを使えば海外Webサイトを利用できるが、海外の仮想通貨取引所にはハッキングリスクや信用リスクの問題が存在する

コストを抑えるために無料のVPNを利用すると考えている方もいますが、無料VPNは通信経路の暗号化対策が不十分なものが多いので避けるべきです。

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