「仮想通貨のWavesに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるのかな?時価総額が63位(2022年6月24日時点)と高いけど、将来製のある銘柄なのか教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
仮想通貨Waves(WAVES)とは2016年にロシアの物理学者によって設立された、分散型アプリケーションプラットフォームです。
本記事では、Waves(WAVES)の特徴や取り扱い取引所、将来性まで解説しています。
- Waves(WAVES)は独自のトークンを作成することが可能な分散型取引所プラットフォーム
- ビットコインよりも圧倒的に早くやすい手数料で取引ができるほか、独自のアルゴリズムをシステムに適用している
- 価格は新サービスのリリースやロードマップのアップデート、dAppsの人気の高まりに影響を受けて高騰する傾向にある
- 今後は企業との提携や新サービスのリリース、dAppsブームなどに影響を受けて価格が高騰する可能性が高い
Wavesは2019年にBinanceUSにも上場しており、大規模な仮想通貨取引所の上場審査に合格している将来性のある仮想通貨です。
仮想通貨Waves(WAVES)とは

仮想通貨名 | Waves(WAVES) |
シンボル | WAVES |
価格 | 6.28ドル(2022年6月現在) |
時価総額 | 約22億ドル(2022年6月現在) |
時価総額順位 | 63位 |
取引所取り扱い | 国内取引所の取り扱いなし |
公式サイト | https://waves.tech/ |
Waves(WAVES)は2016年に設立した分散型アプリケーションプラットフォームです。
ロシアの物理学者であるアレクサンダーイヴァノフ氏によって立ち上げられました。
WAVESは独自通貨を簡単に作れるブロックチェーンのプラットフォームであり、誰でも新しく通貨を作りたい時に利用できます。
作成した独自のトークンは送金機能など、様々な機能を付与することが可能です。
簡単にトークンを作れるので、仮想通貨に関係するビジネスを始める時に利用されやすい用途があるでしょう。
仮想通貨Waves(WAVES)の特徴5選
Waves(WAVES)の特徴をポイントを挙げて解説します。
DEX(分散型取引所)やウォレットなどを提供
Waves(WAVES)はWaves Exchangeという名前の分散型取引所(DEX)を提供しています。
WavesExchangeは世界で「最も安全な暗号通貨取引所」および「最速のDEX」と謳われており、取引スピードが非常に早いことに加え、取引手数料が決済額の0.003%と非常に低い水準となっています。
また、Wavesモバイルウォレットも提供しており、ビットコインなどの仮想通貨をクレジットカードで購入する機能を備えています。
基本的に国内では仮想通貨をクレジットカードで購入できる方法はないので、より便利に仮想通貨投資を行えます。
手数料が安すぎる
Waves(WAVES)はビットコインなど従来のブロックチェーンと比較して圧倒的に早く、安く取引することができます。
なぜなら、WavesはWaves NGというアルゴリズムを採用しており、1秒間で100トランザクションができるからです。
トランザクションが速いので取引手数料も0.001WAVESまで下げることが可能であり、現在のビットコインやイーサリアムと比較して安価であると言えます。
ビットコインやイーサリアムなどの従来のブロックチェーンはその容量や手数料の高さに問題がありましたが、WAVES(WAVES)はそれらの問題点を解決しうる可能性を孕んでいると言えるでしょう。
独自トークンを簡単に作成できる
Waves(WAVES)ではCustom Application Tokenというオリジナルのトークンを作成することが可能です。
Waves(WAVES)の機能を利用することで、ユーザーはプログラミングの経験がなくてもトークンを発行することができるようになります。
専用のウォレットをインストールし、発行したいトークンの名前や説明、発行上限、最小単位を決めるだけで発行できます。
実際にロシアのバーガーキングでは、WAVESを使って「ワッパーコイン」という独自トークンを発行して仮想通貨ビジネスへ参入してます。
独自のコンセンサスメカニズムで公平なマイニングを行う
Waves(WAVES)にはLeased Proof of Stake(LPoS)というコンセンサスメカニズムが適用されています。
ユーザーはWAVESトークンをマイニングするノードに投票し、投票したノードがバリデータとして選ばれた場合、そのマイニング報酬の一部を得ることが可能です。
dAppsが作成できる
Waves(WAVES)のプラットフォーム上では様々なdAppsが作成・リリースされています。
例えばニュートリノプロトコルはユーザーがステーブルコインやその他の合成資産を簡単に発行できるように設計されたプロトコルです。
dApppsはイーサリアム上で作られるものが多いですが、Wavesで作成すればイーサリアムより安価でユーザーファーストなdAppsを作成できます。
仮想通貨Waves(WAVES)の最新価格はどんな感じ?
Waves(WAVES)の最新価格はどうなっているのでしょうか。
Waves(WAVES)は2022年前半は大きく価格が上下するような動きをしています。
2022年上半期は仮想通貨市場が全体的に下落傾向にあったので、全体の値動きに左右されず上昇している仮想通貨は珍しいといえます。
仮想通貨Waves(WAVES)の過去の価格はどうなっていた?
Waves(WAVES)の今までの価格動向はどのようになっているのでしょうか。
- 2017年から2018年は基本的に低迷
- 2019から2020年も引き続き停滞
- 2021年に価格が大きく高騰
1つずつ解説していきます。
2017年から2018年は基本的に低迷
Waves(WAVES)は2017年にICOが行われ、取引所にリリースされました。
リリース直後、正常にメールが届かないということや、参加状況が閲覧できなくなるなどのトラブルが発生したため、価格が大幅に下落しました。
2018年になり、アルトコイン市場全体の高騰やWAVES DEXやWAVESモバイルウォレットのリリース、新ロードマップの公開などの影響で価格が400%近く高騰しましたが、基本的には低迷が続いていました。
2019から2020年も引き続き停滞
2019から2020年は価格が停滞しています。
この間、2019年10月に大手取引所であるBinanceへの上場などもありましたが依然として停滞の様子がみられています。
仮想通貨は取引所に上場すると一時的に価格が上昇する傾向がありますが、仮想通貨市場全体が低迷していたため上昇はなくなりました。
2021年にバブルで価格高騰
2021年になるとNFTやDeFiなどに注目が集まるようになり、仮想通貨市場にバブルが訪れました。
その影響でWaves(WAVES)の価格は大きく上昇し、5月には年始から700%上昇しました。
仮想通貨Wavesの将来の価格予想
今までの価格の動きから想定されるWaves(WAVES)の価格動向の将来予測を紹介します。
- dAppsの需要の拡大でWaves(WAVES)の需要も増加
- 企業や政府との提携
- システムアップデートによる
1つずつ解説していきます。
dAppsの需要の拡大でWaves(WAVES)の需要も増加
Waves(WAVES)はdAppsを作成・流通させることが可能なプラットフォームです。
そのため、今後も2021年の後半のようなdAppsの人気の上昇に影響されて価格が上昇する可能性が有ります。
また、WavesのdAppsはイーサリアム上より安価に取引できるため、イーサリアムからWavesへユーザーが流れてくる可能性もあります。
企業や政府との提携
Waves(WAVES)は今後企業や政府との連携が進み、価格が上昇する可能性があります。
Waves(WAVES)はアメリカのハンバーガーショップチェーンであるバーガーキングと提携しトークンを発行する等、既に大きな企業とコラボレーションしています。
また、マルタ国でも2019年にWavesと提携する動きがありました。Wavesを使用し、医療、不動産登録、投票分野などでの技術利用も模索しているそうです。
参考:マルタ、金融資産をトークン化するため仮想通貨Waves(WAVES)を検討中 (coinpost.jp)
システムアップデートなどによる
今後システムアップデートやサービスリリースなどプロジェクトの進捗が生まれることで価格が上昇することが考えられます。
2018年では、新サービスのリリースやロードマップのアップデートによって大きく価格が上昇した例があります。
仮想通貨Wavesは海外取引所で購入できる
Waves(WAVES)を取り扱っている海外取引所は次の通りになります。
- Binance(バイナンス)
- Gate.io(ゲート)
- Kraken(クラーケン)
- Bitfinex(ビットフィネックス)
- Kucoin(クーコイン)
- OKEx(オーケーエックス)など
ただ、海外取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため、利用は自己責任で行いましょう。
仮想通貨Waves(WAVES)の買い方は3ステップ
Waves(WAVES)の購入手順を説明します。
- 国内取引所で口座を開設し、Waves(WAVES)の取引ペアを購入する
- Waves(WAVES)の取引ペアを海外取引所に送金する
- 海外取引所でWaves(WAVES)を購入する
1つずつ解説していきます。
1. 国内取引所で口座を開設し、Wavesの取引ペアを購入する
まず国内取引所で口座を開設します。
国内取引所はツールの操作性が高く、見やすいコインチェックがおすすめです。
口座を開設した後は、仮想通貨を購入します。仮想通貨は、Wavesの取引ペアにしている取引所が多いビットコインを購入すれば大丈夫です。
2. Waves(WAVES)の取引ペアを海外取引所に送金する
次にWaves(WAVES)の取引ペアを海外取引所に送金します。
取引ペアの送金ではコインチェックの送金ページに送金先の取引所のアドレスを登録して送金することができます。
取引所アドレスを間違えると、送金した仮想通貨を失う可能性がありますので特に注意してアドレスを登録するようにしましょう。
3. 海外取引所に送金後、取引ペアでWavesを購入する
最後に海外取引所でWaves(WAVES)を購入しましょう。
これでWaves(WAVES)の購入は完了です。
仮想通貨Wavesは企業や政府からも注目されている仮想通貨
今回はWaves(WAVES)について解説しました。
- Waves(WAVES)は2016年にロシアの物理学者が設立した分散型取引所プラットフォーム
- 独自のトークン作成が可能であり、ビットコインよりも圧倒的に早くやすい手数料で取引が可能
- 価格はロードマップのアップデートやdAppsの人気の高まりに影響を受けて高騰する傾向にある
- 今後は企業との提携や新サービスのリリース、dAppsブームなどに影響を受けて価格が高騰する可能性が高い
- すでにバーガーキングが提携し、マルタ国も検討している
Wavesは手数料が安くトランザクション処理が速いというイーサリアムにはない強みがあります。
そのため、dAppsのサービス次第ではイーサリアムからユーザーが流れる可能性にも期待できるでしょう。
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