【2022年】仮想通貨リップル(XRP)の将来性は0?辛口で今後を解説

仮想通貨リップル(xrp)の今後の将来性 仮想通貨

「リップルに投資しようか迷っているんだけど、将来性は明るいのかな?今後のプロジェクトの展望や価格上昇するために必要なことを教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。

リップルは2014年から存在する古参の仮想通貨で、常に時価総額ランキングでもトップ10に入ってるので有望な仮想通貨だと感じる方も多いでしょう。

そこで、本記事では、リップルの今後の将来性は本当に明るいのか、辛口で解説します。

本記事の内容
  • リップルの最新価格は「49円」(2022年9月9日現在)
  • リップルは多数の金融機関と提携している
  • リップルは過去4年間で最高値を更新していない
  • 価格上昇する要因はいくつか存在する
  • 今後は最高値を更新できるのか

【2022年9月最新】リップル(XRP)の現在の価格動向

リップル最新価格

リップルは2022年9月時点で49円を付けており、20218年につけた最高値を更新できていません。

短期的な反発はしているものの、現在はアメリカ経済の利上げによって株式・仮想通貨市場が全体的に下落しており、リップルも巻き込まれています。

利上げはまだまだ始まったばかりのため、今後も市場が活発になる状況は考えにくく、短期的には上昇が難しいでしょう。

仮想通貨リップル(XRP)とは?

通貨(トークン)名 リップル
シンボル XRP
価格(2022年9月現在) 1XRP =¥49.02
時価総額(2022年9月現在) ¥2,433,850,058,051.95
市場ランキング(2022年9月現在) 7位
取り扱い取引所 ビットフライヤーなど
公式サイト リップルの公式サイト
値は2022年9月9日現在

リップルは、リップルに関連するプロジェクト・プロダクトの総称や、ネイティブ通貨(XRP)自体を指す言葉です。

リップルは時価総額トップ10に常時位置している仮想通貨ですが、なぜ注目されているのか、特徴を見ていきましょう。

リップル(XRP)が注目されている理由3選

リップルの特徴をいくつか解説していきます。

送金しやすい仮想通貨

リップルは、送金に特化している点が、大きな特徴です

リップルは、ブリッジ通貨と言われており、国を跨いだ送金などの課題を解決する通貨として期待されているのです。

ブリッジ通貨とは
通貨と通貨(2つの通貨)の橋渡し的な役割を持つ通貨

例えば、3つの通貨(A,B,C)があったとして、交換するパターンは以下の6種類になります。

3種類の通貨を両替するパターン
・通貨Aを通貨Bに交換
・通貨Bを通貨Aに交換
・通貨Cを通貨Aに交換
・通貨Aを通貨Cに交換
・通貨Bを通貨Cに交換
・通貨Cを通貨Bに交換

リップルのようなブリッジ通貨が介入すると、以下の3パターンになります。

ブリッジ通貨を通した場合
・ブリッジ通貨を通して通貨Aと通貨Bの交換
・ブリッジ通貨を通して通貨Aと通貨Cの交換
・ブリッジ通貨を通して通貨Bと通貨Cの交換

従来の国際送金を使うと仲介が多く挟むので手数料が高騰してしまいがちでしたが、リップルを使えば早く安く送金できます。

中央集権で管理されている

リップルは、リップル社が管理主体となっています。そのため、リップル社はリップルに関する大きな権限を持っています。

リップル社はリップルの「半分以上」を保有しており、2018年以降から毎月一定額を売却しているので価格が上昇しにくい設計になっているのです。

中央集権は運営が飛んだりミスをしたりするリスクがあり、安全性はビットコインの方が高いと言えるでしょう。

既存金融と相性が良い

リップルは、中央集権的なシステムを構築している・企業向けのプロダクトを提供しているという点から、既存の金融システムと相性が良いです。

また、リップルは金融機関と多く提携を結んでおり、どの仮想通貨よりも実用化が進んでいる仮想通貨です。

金融機関と提携を結んでいると信頼性が上がり、今後も続々と提携が進む可能性が高いでしょう。

リップル(XRP)過去の価格推移

リップルのこれまでの価格はどのように推移してきたのでしょうか?今後の価格を予想するためにも見ていきましょう

2017年から2018年のリップルは最高値を更新

リップル最新価格

リップルは、2017年から2018年に掛けて大きな価格上昇を発生させており、一時期は日本円にして400円を超えたこともあります。

このときの価格推移は主に、当時話題になっていた仮想通貨バブルや、2015年あたりから進めていた金融機関との関わりが影響したと見られています。

しかし、バブルが終われば当然価格は下落し、リップルも10分の1にまで価格が下落しました。

2019年から2020年のリップルの価格推移

リップル最新価格

2019年以降はリップルはチャートを見てわかるように価格上昇しておらず、低迷していました。

ただ、仮想通貨市場の全体的な低迷が大きな原因となっており、リップルに限らず他の仮想通貨も低迷しています。

2021年には再び仮想通貨市場のバブルが見られましたが、2018年の最高値には及びませんでした。

2022年9月現在までのリップルの価格推移

リップル最新価格

2022年は先ほども解説した仮想通貨市場の低迷が再び訪れ、リップルは下落しています。今後も低迷は続くと考えられるので短期的な上昇には期待できず、今後の将来性によって長期でも上昇するかわかりません。

将来性は明るいのか、みていきましょう。

リップル(XRP)の今後の将来性は明るい?

リップルの今後は明るいのか、左右するポイントを見ていきましょう。

信者だけが期待している仮想通貨

リップルは2018年から4年ほど最高値を更新しておらず、その時点で将来性は薄いと考えられるでしょう。

現在はリップルが上がると信じ続けている信者しか長期保有しておらず、プロジェクトの進展があまり見られません。

ビットコインやイーサリアムなど将来性が期待されている仮想通貨は最高値を速いペースで更新しているので、リップルより投資する優先度は高いでしょう。

Googleから出資を受けている

リップルは、GAFAに含まれるGoogleの子会社「グーグル・ベンチャー」から出資を受けています。

このような有名企業からの出資により一定の信頼性されたと言え、GAFAによる後ろ盾はリップルに大きな影響を与えているでしょう。

世界的な大企業から出資を受けているとプロジェクトの開発資金が集まりやすく、他のプロジェクトより速いスピードで開発を進められます。

ただ、近年は大きなニュースがみられておらず、先行きは不透明感があります。

既存の金融機関とのつながり

リップルは、既存の金融機関とのつながりが強い仮想通貨です。

リップルに出資している金融関連企業
  • CME ベンチャーズ
  • SBIホールディングス
  • サタンデール・イノベンチャーズ
  • スタンダード・チャータード銀行
  • SCBデジタル ベンチャーズ

リップルは国家規模での金融機関と提携を結んでおり、他の仮想通貨より実用化が進んでいるのは確かです。

SECとの裁判結果に大きく左右される

リップルの価格動向を見通すうえで、押さえておきたいのがリップル裁判です。

米証券取引委員会(SEC)がリップル社に対して、リップルを未登録証券として販売し、約1300億円をこえる資金を調達したと主張したことで裁判が始まりました

リップルは明らかな有価証券であるにも関わらず、SECに未登録の状態で売却利益を得ているのは違法だというSEC側の主張です。

裁判はすでに2年以上続いていますが、リップル社CEOの方から裁判は順調に進んでいるとのコメントが発表されました。

ただ、同時にまだまだ長引くとの発言もあったので、裁判結果が出るまでは時間がかかりそうです。

リップル社がXRPを売却している

リップルに大きな影響力を持っているリップル社は、リップルを定期的に売却することで、運営資金の一部を確保しています。

このことから、リップル社はリップルの保有者から「なぜ売るのか」といった批判を受けることが少なくありません。(価格にも影響を与えるため)

リップル社は中央集権で運営しているので運営に価格が左右されてしまう懸念点があり、長期保有して億には少しリスクが高いです。

また、2022年6月には技術開発の拠点をカナダに移すことが決まりました。

優秀なエンジニアの確保に動く見通しですが、弱気相場にも関わらず規模拡大したことは市場にも大きな反応を与えました。

業界の他の企業がレイオフや採用凍結を発表する中、リップル社の重要な優先事項は、今後何年にもわたって私たちのイノベーションと顧客への貢献に役割を果たす世界レベルの才能を獲得することだ。昨年だけでも、リップル社はマイアミやダブリンを含む主要都市に新しいオフィスを開設しており、2022年には世界中で数百人を雇用する計画である。

引用:Coinpost-リップル社、技術開発の主要拠点としてカナダに新オフィス開設へ

XRPを売却することで運営資金を一時的に賄えるメリットがありますが、持続性はないでしょう。

リップル(XRP)の今後を左右するポイント

これから、リップルの今後に影響を与える要素・ポイントをいくつかご紹介します。

リップルの課題・可能性についてチェックしていきましょう。

送金手段として使われるのか

リップルの最大の特徴として、取引承認速度が速いという点があります。

取引承認速度が早いということは、より早く送金処理を完了することが可能です。

リップルが提供しているxRapidでは、既に国際間での送金実験を実施しており、アメリカからメキシコに向けて行った送金がたった2分で完了しました。

これまでの国際送金においては、平均でも完了まで2,3日はかかっているのが実情なので、リップルの送金は今後世界から多く利用される可能性が高いでしょう。

リップルを送金手段に使用する方は多く、買い支えになるため、リップル価格が下落しにくい理由にもなります。

リップル社のメタバースの将来性

リップル社は、2022年6月にリップル基盤のメタバースを構築したことを発表していました。

メタバース関連プロジェクト「FLUFWorld」と提携して推進された試みで、「Futureverse」という名称です。

メタバースは2021年頃からバスワードとして世界的に注目されており、リップルもこのビッグウェーブに乗ることができれば価格上昇に期待できます。

炭素市場への参入

米リップル社は、2022年5月19日に炭素市場へ129億円の投資をすると発表しました。

地球温暖化やSDGsがホットワードになる中、リップル社は炭素市場の価格と市場のデータを透明化、またインフラ改善が必要と課題をあげており、ブロックチェーンを用いて炭素市場の可能性を最大化させる方針です。

リップルの1億ドルのコミットメントは、革新的な技術、戦略的資本、人材などのリソースを気候変動への対策に充てるという世界中の企業に求められている呼びかけに応じるものです。排出量を削減し、低炭素の未来に移行することは最重要課題ですが、炭素市場の活性化もまた、気候変動目標の達成において重要です。ブロックチェーンと暗号資産は、断片的で複雑な市場にさらなる流動性と可視性をもたらすことで、炭素市場の可能性を最大限に発揮させることができると考えます。

引用:米リップル社、炭素市場(カーボンマーケット)に1億ドルの投資を発表

今後は、炭素市場をけん引する各団体や企業と提携して、2028年までのカーボンニュートラルを達成させるとしています。

インド市場への参入

インドは12億人を有する人口世界第二位の大国であり、リップルはインドに向けた施策を発表しており、今後影響をさらに強めていくと予想されます。

2022年には人口で中国を抜くと見られていて、向こう30年成長が続く見込みです。

ただし、インド政府は仮想通貨全体を規制するような動きをしており、今後のインド政府の動向には注意していきましょう。

Ripple Liquidity Hubの発表

リップル社は、2021年11月に「Ripple Liquidity Hubというプロダクトを発表しました。

Ripple Liquidity Hubとは
Ripple Liquidity Hubは、企業向けに仮想通貨市場へのアクセスを容易にするために開発されたもので、購入・売却・保有といった仮想通貨取引に関する一連の機能を提供する予定です。

注目したいのは、将来的にはDEXへもアクセスできるように調整している点です。

Ripple Liquidity Hubは当然ながら、リップル(XRP)も取り扱う予定のため、企業の仮想通貨取引が容易になることでリップルへ流動性が流れ込む可能性もあるでしょう。

関連プロダクトの動向

リップルは、リップルに関連する送金・決済に関する企業向けのプロダクトを、多数提供しています。

リップルの企業向けプロダクト(一例)
  • xCurret
    (国際送金と決済関連)
  • xRapid
    (流動性コスト関連)
  • xVia
    (銀行向け送金API)

企業向けに提供されているため、利用者に直接関係するものではないものの、プロダクトが多数の企業で採用されることで、リップルの利用が広がるのは確かです。

企業向けに提供しているメリットは、個人向けのプロジェクトよりも大きな資金が流れやすく、リップルも価格上昇やプロジェクト開発資金の調達がしやすいです。

ただ、逆に企向けにサービス提供しているのにも関わらずあまり価格が上昇しなかったときは、将来性が薄まっていると言えるでしょう。

リップル(XRP)の今後の価格予想

これから、リップルの将来の価格予想を行なっていきます。

2023年以降のリップル価格予想

AI予想をしているCoin Price Forecasは、今後毎年50%以上の価格上昇をすると予想をしていました。

今後5年間は上昇をもたらすとしていて、50ドル近辺を推移している現在は購入しておけば2倍以上の値上がり益を得られることになります。

2030年以降は1ドルを超えるとの予想もしており、長期保有する価値がある予想をしています。

リップル(XRP)を購入できるおすすめ取引所

ここではリップルの購入におすすめの取引所を4つピックアップいたしました。

bitFlyer(ビットフライヤー)

名称 bitFlyer(ビットフライヤー)
取り扱い銘柄数 17種類
最低取引額 100円
提供サービス 取引所
販売所
bitFlyer Lightning
ステーキングリワードサービス
公式サイト ビットフライヤーの公式サイト

ビットフライヤーの運用会社である株式会社 bitFlyer Holdingsは仮想通貨取引所の中でもトップクラスの資本金を獲得しており、多くの人から支持されている取引所です。

また、仮想通貨取引の中でもビットコインの取引量が国内で一番多く※、信頼度がとても高いことが特徴です。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

セキュリティクラスは仮想通貨取引所対象セキュリティ調査で世界No.1の実績を誇っているので初心者の人でも安心して取引することができます。

1円からリップルを購入できるため、リスクを超低くして始めたい方にお勧めです。

【辛口】ビットフライヤー(bitFlyer)の評判・口コミを紹介!手数料・取扱銘柄は?

Coincheck(コインチェック)

名称 Coincheck(コインチェック)
取り扱い銘柄数 17銘柄
最低取引額 500円
提供サービス 仮想通貨販売所
仮想通貨取引所
CoinCheckつみたて
貸仮想通貨サービス
公式サイト CoinCheck(コインチェック)の公式サイト

コインチェックでは、リップルを始めとして17種類の仮想通貨を取り扱っています。

コインチェックアプリが用意されていて、スマートフォンからチャートの確認を筆頭として様々な操作を行えます。

アプリならではの特徴として、外出先でも気軽に値動きなどをチェックして、チャンスを逃すことがないという点が魅力的です。

また、仮想通貨取引をする以外にもレンディングサービスや自動積立サービスなどさまざまな機能があります。

GMOコイン

名称 GMOコイン
取り扱い銘柄数 22銘柄
最低取引額 約1,770円
提供サービス 仮想通貨取引所(現物取引)
仮想通貨販売所(現物取引)
レバレッジ取引
暗号資産FX
つみたて暗号資産
API
APIドキュメント
公式サイト GMOコインの公式サイト

GMOコインでは、リップルを始めとして22種類の仮想通貨を取り扱っています。(2022年9月時点)

GMOインターネットグループという一部上場企業を親会社に持っている知名度の高い企業です。

FX取引に関しては、取引高No.1のGMOクリック証券を運営している会社としても人気が高いです。(ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月)

GMOコインは手数料が各種無料になっており、国内取引所で最も安く購入できます。できるだけ安くリップルを購入したい人におすすめです。

GMOコインの評判や口コミを基に口座開設するべきか解説【怖い部分アリ】

仮想通貨リップル(XRP)のまとめ

リップルは過去4年間最高値を更新していないので将来性が懸念されていますが、長期保有する旨味はあまりなく、短期投資を前提に投資するとよいでしょう。

本記事のまとめ
  • リップルの送金スピードは業界トップクラスに早い
  • 金融機関や大企業と提携している
  • リップル社が運営しているので思わぬトラブルが生じるリスクがある
  • 最高値を4年間更新していないので、長期的な将来性には不安がある

ただ、AI予想ではリップルが長期的に価格上昇するとの見方も出ているので、その予想を信じるのであれば下落している現在は絶好の買い場になるでしょう。

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