「Audiusに投資しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性なども教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
Audiusは次世代の音楽配信サービスとしても注目を集めてる分散型音楽配信プラットフォームです。
次世代の音楽配信サービスとして、注目を浴びているのがAudiusです。すでに月間アクティブユーザーを600万人以上集めるまでに成長しています。
本記事では、そんなAudiusの概要から特徴、価格推移などについて解説しています。
- Audiusは音楽配信サービス
- インディーズアーティストのコンテンツが主役
- ブロックチェーンを用いることでアーティストの新たなマネタイズ方法に
- 独自トークンは国内取引所では扱っていない
- CoinbeseやBinanceLabなどから出資を受けている
- TikTokと提携している
Audiusとはどんなプラットフォーム?
通貨名 | Audius |
シンボル | AUDIO |
現在の価格(2022年6月) | 48.9ドル |
時価総額(2022年6月) | 35,192,064,726.07ドル |
取扱取引所 | Binanceなど |
公式サイト | 公式サイト |
Audiusはれまで中央集権的であった音楽配信サービスの課題点をブロックチェーンの仕組みを導入することで解消する分散型の音楽プラットフォームです。
プラットフォーム内で発行・管理されているAUDIOは、楽曲購入にかかる決済や運営のガバナンスにも利用できるトークンです。
Audiusが誕生した背景や、Audiusの概要について解説していきます。
Audiusはどんなサービスを展開しているの?
Audiusは、音楽配信サービスです。
利用者側は、一般的なSpotifyやApple Musicと同様、Audiusを利用することで音楽を楽しむことができます。
しかし、他の音楽配信サービスと異なるのは、メジャーデビューしていないようなアーティストの曲が多数配信されているという点です。
利用者も、そのようなアーティストが配信している音楽を楽しみに来ている側面があります。
また、中央集権的な仕組みを採用しているプラットフォームは企業による収益の中抜きが頻繁に行われていますが、Audiusは中抜きをせずにアーティストへ収益を還元します。
そのため、あまり売れていないアーティストでも収益を得られやすい仕組みになっているのです。
Audiusが誕生した背景
現在の音楽プラットフォームはアーティストに対する利益が少ないことが問題視されており、そのような問題を解決するためにAudiusが誕生しました。
Audiusで楽曲を販売すれば企業に大きな中抜きをされることなく、アーティストファーストのプラットフォームで活動できます。
利用者としても手数料が安いなどのメリットがあるでしょう。
Audiusの特徴4選
Audiusでは、サービスを運営するに当たっての根本的な技術にブロックチェーンを用いていて、以下の特徴があります。
- 独自トークントークン「AUDIO」保有者によるガバナンス
- ブロックチェーンを用いることでプロトコルが半永久的な存在に
- 「AUDIO」を用いたマネタイズ方法をアーティストに提供
- NFTなどを用いた新たなおマネタイズ方法との親和性が高い
このような特徴から、コンテンツを提供するアーティスト観点から見るとアーティストに入ってくる収益をできるだけ最大化できます。
一方で、利用者側(ファン)から見ると、新たな体験をできることになり、よりアーティストとコミュニケーションを取りやすくなるかもしれません。
Audiusは今後、OpenSeaといったNFTマーケットプレイスとの提携も考えているようです。
音楽はアートと同じくらい大きな産業であるため、NFTアートがは流行った2021年のようにNFT音楽が流行るときも来る可能性が高いでしょう。
Audiusの最新の価格動向
音楽配信サービスとして注目されているAudiusには「AUDIO」という独自トークンがあります。
この独自トークンは、他のブロックチェーン関連のサービスが発行しているものと同様に、ステーキングなどが可能です。
Audiusは2022年6月現在で48ドルをつけており、仮想通貨の中でもかなり高い時価総額を誇っています。
AudiusはTikTokとの提携で急騰
Audiusは、独自トークンの「AUDIO」を複数の取引所に上場させています。
2021年の8月に価格が急騰している理由はTikTokとの提携が発表されたからであり、今後も企業との提携は注目です。
Audiusの過去の価格はどうなっている?
Audiusが価格を上昇させている理由は、TikTokと連携を発表したといった単純な理由だけではありません。
そもそも、Audiusは過去に4ドルほどの価格をつけたこともあります。

21年にビットコインやイーサリアムといった代表的な仮想通貨の価格が落ち着いて以降も、約1ドルほどの価格を保っています。
ほとんどのコインが無価値になるアルトコインの中ではかなり価格を保っているといえます。
Audiusの強気の価格には、根拠があります。
Audiusが公開しているデータをチェックすると、すでに大量のユニークユーザー(500万人以上)を抱えていることが分かり、ブロックチェーンを利用したサービスの中では、上位層に入る規模感になっています。
一般的なWEBサービスでも、月間500万人のユニークユーザーというのはかなり大きい規模です。
Audiusの今後の価格の見通し
Audiusの今後の価格の見通し・可能性について詳しく解説していきます。
TikTokと提携がどう影響するか
2021年8月にAudiusとTikTokが提携するというニュースが流れました。
- AudiusのアーティストがTikTokへの共有ができるように
- TikTokが音楽ストリーミングサービスと提携するのは初
- TikTokへの音楽の共有がより簡単に
TikTokは利用ユーザーが10億人を超える大手プラットフォームの1つです。
AudiusとTikTokが提携したことにより、TikTokからワンクリックでAudiusに登録されている楽曲へのアクセスが可能になりました。
音楽と動画がダイレクトに関わっているTikTokと、インディーズアーティストが利用するAudiusの提携は非常に相性が良いと言えるでしょう。
Solanaブロックチェーンへの移行で取引をより円滑に
Audiusはローンチチ直後はイーサリアムに展開していましたが、2021年にSolanaへ移行しました。
AudiusがイーサリアムからSolanaへの移行を行っている理由は、以下のようなものです。
- 手数料の安さ
- 処理が高速であること
- 分散性が高い
特に、重要な移行理由は「手数料の安さ」と「処理が高速であること」という2点でしょう。
イーサリアムは仕組み上、トランザクション(さまざまなアクションの処理)が集中すればするほど、ガス代(手数料)が高騰するようになっています。
そして、現在のイーサリアムは利用者の増加で取引処理速度が遅く、手数料が高いです。
Solanaは処理速度と手数料の安さに定評があるため、移行によってAudiusのブロックチェーンに関する諸問題が解決する可能性が高いでしょう。
また、Audiusはソラナ系列のNFTの対応を発表しています。Audiusユーザーは最新の音楽とともに、NFT作品も展示が可能になります。
参考:分散型音楽配信アプリAudius、ソラナ系NFTを表示可能に (coinpost.jp)
分散型Spotifyになる可能性がある
Audiusは音楽配信サービスであり、順調に成長していけば、Spotifyに並ぶような著名な音楽配信サービスになる可能性があるでしょう。
Spotifyに並ぶ音楽配信サービスになり、収益もアーティストファーストになれば、Spotifyからユーザーが流れてくる期待もできます。
Audiusが広く普及すれば、独自トークンであるAUDIOの価格が上昇する可能性も十分に考えられます。
Audiusは海外取引所で購入できる
Audiusの独自トークンである「AUDIO」は現在、国内取引所では取扱っていません。
そのため、AUDIOを購入したい方は、海外取引所で入手する必要があります。
海外取引所を利用するには、まず国内取引所で仮想通貨を購入し、その仮想通貨を送金して購入する必要があります。
購入する仮想通貨は、基本的にどの仮想通貨とも交換できるビットコインがおすすめです。
Audiusが音楽ブロックチェーンを作る理由
Audiusがブロックチェーンをサービスの根幹で利用しているのは、アーティストへのインセンティブの構築やNFTとの親和性が高いためです。
Audius自体は、無料の音楽配信サービスとなっています。
しかし、今後OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスとの連携を望んでいることから、Audiusのアーティストの曲をNFTで購入するといった未来が待っているかもしれません。
OpeSeaでも音楽NFTを数多く扱っており、OpeSeaは最近Solanaブロックチェーンに対応しています。
Audiusは音楽NFTの有望プロジェクト
この記事では、Audiusについて解説しました。
- Audiusは音楽配信サービス
- アーティストがよりリ収益を獲得できる分散型プラットフォーム
- ブロックチェーンを用いることでアーティストの新たなマネタイズ方法に
- 独自トークンは国内取引所では扱っていない
この点を考慮すると、Audiusが今後新たなアーティストを誕生させるプラットフォームとなる可能性は十分にあると言えるでしょう。
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