「NFTのCLONE Xを購入しようか迷っているんだけど、どんな特徴があるの?将来性や購入方法法を教えてほしい」と悩む方も多いでしょう。
CLONE XはRTFKTが手掛けるクローン化した人間をコンセプトにしたNFTコレクションです。OpenSeaでランキングトップ10にランクインしている人気NFTです。
本記事ではCLONE Xの特徴や将来性、購入方法などを解説していきます。
- CLONE Xはクローン化した人間をテーマにしたNFT作品
- 他のNFTの購入優先権が手に入る
- 村上隆氏とのコラボレーション作品もある
- 製作チームが豪華
NFT CLONE Xとは?
CLONE Xは、クローン化した人間をテーマにしたNFTプロジェクトです。
制作したRTFKT(アーティファクト)は、実態を持たないデジタルNFTブランド(メタバース上で身に着ける靴や服のブランド)で、2020年1月に3人の若者が集まって立ち上げ、2021年12月NIKEに買収されました。
2022年4月にはOpenSeaでの取引高が世界1位にもなっていた実績のあるNFTで、今後バズワードとなるメタバースの世界に進出するNFTです。
CLONE Xは製作チームが豪華で、デジタルファッションNFTブランドであるRTFKTと日本の著名な美術家である村上隆氏で製作されています。
そのため、NFT作品のクオリティが高く、コレクションとして人気が出やすいでしょう。
NFT CLONE Xの特徴3選
ClONE Xの特徴を解説していきます。
CLONE XのDNAを紹介
CLONE XのDNAの分類は9個に分かれています。
- Human
- Robot
- Demon
- Angel
- Reptile
- Undead
- Alien
- Murakami
- MURAKAMI
この中で、HumanとRobotの合計が75%以上を占めています。
最もレアなのはエイリアンで、全体の0.15%未満しか流通していません。
また、現在最高額(289ETH)で落札されたCLONE X #15920は、小文字のMurakamiのカテゴリーです。
CLONE Xは他のNFTをカスタマイズできる
CLONE Xは、エアドロップしたアイテムや他に購入したRTFKTのNFTアイテムをCLONE XのNFTにカスタマイズできるようになります。
CryptoPunksとコラボレーションしたスニーカーがあったり、色々な企業とコラボレーションしたジャケット・アクセサリーがあったりとカスタマイズを楽しめます。
メタバースではプロジェクトの相互関係が重要になるので、CLONE Xを保有していればメタバース内でも自己表現が可能です。
CLONE Xを保有すると特典がある
CLONE Xを購入するとNFTがさまざまなメタバースで操作できるようになる3Dオブジェクトを作成できます。
世界に1点しかないNFTを、メタバース上で自分の分身のアバターとして活動できるようになります。
また、CLONE Xを保有する他のメリットとしてはOnsyber(NFTアートを展示するデジタル美術館)がエアドロップされるなどの、所持者にNFTを与える形の特典があることなどが挙げられます。
その他にもクローン保有者は村上隆氏による新作NFT「Murakami Flowers」のホワイトリストに登録可能です。
このホワイトリストは新作NFTのセールに優先的に参加できるようになる権利で、CLONE Xを保有していれば今後も豪華な特典が続き、利益を得やすくなるでしょう。
CLONE Xと村上隆氏の関係性
CLONE Xを制作していRTFKT(アーティファクト)の歴史について軽く触れておきます。
RTFKTは、2020年1月に3人の若者が集まって立ち上げており、当初はファッションブランドを作ろうとしていました。
実際、多くの企業とコラボレーションしてスナップチャットのARフィルターで履く事ができる機能など、実験的な試みを多く続けてきました。
突出していたのはNFT作品の技術であり、クオリティは非常に高さからNIKEは2021年12月、RTFKTを買収しました。
そして、2021年10月「CLONE X × 村上隆氏」とのコラボレーションが実現しました。
村上隆氏は自身のInstagramで
僕はNFTという空間が、アートの世界やアーティストにとってどのような革命をもたらすのか、とても期待しています。
RTFKT @rtfktstudios の作品はここInstagram上で発見し、チームの@benit0 @zaptio @clegfxと繋がりました。
お互いの仕事/作品への敬意と愛情を通して、特別なアバターのデザインを一緒に作っています。このような革新的でモチベーションの高いチームと一緒に仕事ができることはとても嬉しいことです。
僕たちはとてもユニークなキャラクターを作るために懸命に作業しています。このコラボレーションを皆さんに楽しんでいただき、NFTの新たな魅力を発見していただければ幸いです。
引用:https://www.instagram.com/takashipom/?hl=ja
とコメントしています。
このように、世界的に有名なクリエイターの村上隆氏とRTFKTのコラボレーションによって生まれたNFTブランドがCLONE Xです。
CLONE Xの最新価格
発売当初は平均価格が4.3ETHでしたが、2月1日には24.7ETH、2月13日には28.9ETHをマークしています。
2022年7月上旬の価格は約10ETHです。現在はETHの価格が低下しているので、ピーク時に比べるとかなり安く購入できます。
今後メタバース開発が進んでいくにつれ、その世界で活用できるアバターは必要になってくるので、CLONE XのNFTが値上がる可能性は十分に考えられるでしょう。
高額なCLONE Xを紹介
OpenSea上で確認できる高額なCLONE XのNFTを4点ご紹介します。必ずしもレア度合いの順に値段がつくわけではないというのが面白いところで、高額な値段がつくには華も求められることも多いです。
CLONE X#15920は1億4,000万円
289ETH(約1億4450万円)
現在確認できる最高額で落札されたCLONE Xです。
18900点のうち80点しかない小文字のmurakamiのDNAを持っているエイリアンなのと、村上隆氏の代表作である花の帽子をかぶっています。
CLONE X#7124は8,100万円
250ETH(約8100万円)
全体の中でも発行数の少ないUndeadのシリーズです。やはり流通量の少ないDNAは価格が上がりやすいです。
CLONE X#17660は6,500万円
200ETH(約6500万円)
全体の中で発行数の多いRobotですが、#15920と同じように村上隆氏の代表作である花の帽子をかぶっているので、高額な値段がつけられています。
村上隆氏の要素が何かしら関わっている作品も価格が高騰しやすいです。
CLONE X#5270は5,800万円
180ETH(約5800万円)
全体の中でも比較的発行数の少ないAngel対応のNFTです。
#15920と#17660と同じように村上隆氏の代表作である花を首飾りにしています。
NFT CLONE Xの今後の将来性
2021年12月NIKEがRTFKTを買収したこともあり、今後はリアルなアパレルやスニーカーに展開していき、CLONE Xのアバターが着ているデジタルファッションを、現実でも着られるようになっていく展開が考えられます。
また、CLONE XがThe Sandboxとコラボレーションすることが決まりました。
CLONE XのNFTを保有しているユーザーは今後、The Sandboxのメタバース内でアバターを利用できるようになります。
今後もさまざまなメタバース世界で活用できるようになれば用途が増えていき、コレクションとしてのメリットが大きくなるでしょう。
将来的にはアバターとしてだけでなく、ゲームで使用できるようになるかもしれません。
CLONE Xのロードマップから今後の活動を予想
CLONE Xのロードマップを要約すると、以下のような内容になります。
- 他のプラットフォームでも使用できる3Dファイルを作成する
- 新しいNFTシリーズを配布したり、CLONE Xをカスタマイズできるようにする
- 新しいジャケットやアイテムをMint(新しくアイテムを作る)できるようにする
- 今までに無い経験を提供する
引用:RTFKT公式サイト
ロードマップに記入されているのは、この4点です。
CLONE Xは何か明確な用途があるNFTというよりかは、今後もコレクションとしての価値を高めたいという予想ができます。
コレクションとしての価値が高いNFTは、CryptoPanksが代表的な例です。今後もコレクション価値が高ければ、CLONE Xを担保にしてお金を借りたり他のNFTを借りたりできるになるでしょう。
CLONE Xの買い方・購入方法
CLONE Xの購入方法は以下の手順で行います。
- 仮想通貨取引所でETHを購入
- MetaMaskを作成
- ETHをMetaMaskに送金
- OpenSeaにアカウント登録
- OpenSeaでCLONE Xを購入
CLONE Xは将来性が明るいNFT
CLONE Xについて解説しました。
- CLONE XはRTFKTと村上隆氏のコラボレーションで生まれたNFT
- CLONE Xは他のプラットフォームでもアバターとして使えカスタマイズできる
- CLONE XはNIKEに買収され今後リアルなファッションに展開していく
- 今後はさまざまなメタバースとコラボしていく
現在もOpenSeaの上位にランクインし、注目されているNFTプロジェクトですが、今後メタバースの開発が進むにつれて、アバターとしての需要が増え、CLONE Xのニーズが増えていくことが期待できます。
高額NFTとはいえ、常に価格が高いわけではなく安くなっている時期もあるので、購入を検討してみるのもよいでしょう。